モロッコ、東京、アメリカ、メキシコと世界をまたにかけた大作だ。
それぞれが、コミュニケーションの問題を抱えながら、事件が起きる。
三つの物語が、平行して描かれる。
接点はあるが、それぞれ独立した物語だ。
人のコミュニケーションは、言語なのか?
しかし、言語がわからなければ、コミュニケーションは難しい。
東京編では、聾者がテーマだ。
高校生の菊池凜子扮するチエコは、母を亡くし
唯一の友達以外とはうまくコミュニケーションが取れない。
そして、自らの体で表現しようとする。
最後は、父親にすがりつく。
モロッコでは、誤って観光客を射殺してしまった少年。
兄を警察に銃撃され、無抵抗に警察に自首する。
一方、銃撃された観光客の妻。
怪しくなりかけていた夫婦の絆を取り戻す夫。
メキシコでは、越境という最も重い国の間での
コミュニケーションが。
砂漠に置き去りにされた、子供たちとそのせわをする老女。
どのシーンもひりひりとする、痛さが感じられる。
特に、東京での薬とアルコールで怪しくなったチエコたちの映像は
目が舞うような感覚だ。
気分が悪くなった人が出たという話もうなずける。
スケールの大きさで圧倒される。
見終わった後も尾を引きそうだ。
それぞれが、コミュニケーションの問題を抱えながら、事件が起きる。
三つの物語が、平行して描かれる。
接点はあるが、それぞれ独立した物語だ。
人のコミュニケーションは、言語なのか?
しかし、言語がわからなければ、コミュニケーションは難しい。
東京編では、聾者がテーマだ。
高校生の菊池凜子扮するチエコは、母を亡くし
唯一の友達以外とはうまくコミュニケーションが取れない。
そして、自らの体で表現しようとする。
最後は、父親にすがりつく。
モロッコでは、誤って観光客を射殺してしまった少年。
兄を警察に銃撃され、無抵抗に警察に自首する。
一方、銃撃された観光客の妻。
怪しくなりかけていた夫婦の絆を取り戻す夫。
メキシコでは、越境という最も重い国の間での
コミュニケーションが。
砂漠に置き去りにされた、子供たちとそのせわをする老女。
どのシーンもひりひりとする、痛さが感じられる。
特に、東京での薬とアルコールで怪しくなったチエコたちの映像は
目が舞うような感覚だ。
気分が悪くなった人が出たという話もうなずける。
スケールの大きさで圧倒される。
見終わった後も尾を引きそうだ。