ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「蝶の眠り」、中山美穂主演の大人の恋愛映画!

2018-10-31 15:51:15 | 日本映画

おすすめ度 ☆☆☆

中山美穂好き、大人の恋愛映画好き ☆☆☆★

あらフィフの女性作家松村涼子(中山美穂)。若年性アルツハイマーを発症、余命が限られている中、臨時の大学の講師を務める。

料理屋でアルバイトする韓国からの留学生ソ・チャネ(キム・ジェウク)

涼子が、チャネに犬の散歩を頼んだことから近づき、新しい小説のパソコンでの作成を依頼する。

いつしか、二人は、心を通わせることに。

だが、涼子の病は進行、療養所に入ることに。

涼子の住む家が実に整っている。建築家の家を借りて撮影したらいい。

さらに、自然も豊か。

病の話は、少し、大かたは、二人のお付き合い。

軽妙な音楽に助けられ、文学的な香り豊か。

ラスト、病気が進んだ涼子とチャネの久しぶりの出会い。

涼子は、チャネをどこまで理解しているのか、でも、手と手を重ね合わせ、昔を思い出す。

大人の恋愛映画を、美しい中山美穂が紡ぎだす。

監督は、韓国人のチョン・ジェウン。




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「東京流れ者」、渡哲也主演の日活やくざ映画!

2018-10-31 10:36:24 | NHKプレミアムシネマ

おすすめ度 ☆☆☆

鈴木清順好き、渡哲也好き ☆☆☆★

1966年作品

歌謡曲やくざ映画(「東京流れ者」の音楽がバックテーマに)。東映のやくざ映画と一線を画す日活やくざ映画。

監督鈴木清順は、ポップな映像で、斬新なやくざ映画を作った。

その色遣いや、セットの凝りようはさすが。

話が、突然次の場面は移るので戸惑う人も。

それにしたも、渡哲也がかっこいい。

最初、小林旭が予定されていたようだが、新人の渡がなかなかうまい。

やくざから足を洗ったのだが、結局最後まで、やくざとの縁が切れない。

それにしても、忠臣蔵のセットとか、白づくめのセット、雪のレイルウェイとなかなかおしゃれな活劇シーン。

拳銃による対決のため、あっという間に終わるが、そのテンポがいい。

鈴木節の炸裂だ。

二谷英明や川地民夫ら日活陣が活躍。

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「止められるか、俺たちを」、若松孝二を描いた作品!

2018-10-30 17:29:53 | 日本映画

おすすめ度 ☆☆☆ (劇場鑑賞)

映画好き ☆☆☆★

2012年に逝去した若松孝二監督が代表を務めていた若松プロダクションが、若松監督の死から6年ぶりに再始動して製作した一作。

1969年を時代背景に、何者かになることを夢みて若松プロダクションの門を叩いた少女・吉積めぐみの目を通し、若松孝二ら映画人たちが駆け抜けた時代や彼らの生き様を描いた。

監督の白石は、若松プロで、助監督をしていたので、ある意味自身の映画でもある。

若松孝二は、ピンク映画でのし上がった。この映画でもピンク時代の映画も出てくるが、ピンク度は薄い。

むしろ、当時の映画界の若者たちの鬱屈を描いている。

「菊と刀」で、実録物を描いた白石が今回も、当時の若者たちを群像劇として描いている。

ただ、後半、若松がカンヌにでかけ、パレスチナのゲリラ組織を持ち上げるようなり、ゲバラにあこがれるようになり、映画から離れていく。

そして、吉積の妊娠などがあって、終幕となるがちょっと物足りない。

本当は、もっと反権力、ピンク映画の若松が見たかった。

吉積を、門脇麦、若松を井浦新、そのた、当時のプロダクションの面々が出てくる。

大島渚、三島由紀夫、重松房子など、反権力側の人たちも大勢出ている。

あまり、プロパガンダにしたくなかったのかも。

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「ネイキッド 《無修正HDリマスター版》」、セクシャル・ヴァイオレンスの傑作!!

2018-10-29 16:43:13 | イギリス映画

おすすめ度 ☆★

マイクリー好き、哲学的映画好き ☆☆☆★

1993年作品 最近無修正HDリマスター版として発売

ほかに同名の作品があるので要注意。原題は「ネイキッド 快感に満ちた苦痛」

カンヌ国際映画祭 監督賞(マイク・リー)、主演男優賞(デヴィッド・シューリス) 受賞

マンチェスターの通りでレイプしたジョニー(デイヴィッド・シューリス)は、盗んだ車でロンドンに向かい、昔の女ルイーズ(レスリー・シャープ)のアパートにたどり着く。

彼女は不在だったが、同居人のソフィー(カトリン・カートリッジ)に招き入れられ、2人は大麻を吸う。

かなりきわどいセックスシーンがあるが、それが目的の映画ではない。

主人公が、いろんな人と、会話を交わす、そのセリフの数々が意味深。要は、哲学的映画だ。

そのため、これらシーンが延々と続き、126分の長尺のため、かなりきつい。

ほかに、大家と称する、男ギンギンのジェレミーが、強姦まがいのセックスを強要し、レイプ騒動に。

結局、ジョニーは、あちこちで、ぼこぼこにされ、ラストは、改心するのだろうか。

 

 


 

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「めぐり逢い」、半年後を約束して別れたが!

2018-10-29 14:00:20 | NHKプレミアムシネマ

おすすめ度 ☆☆☆★

アメリカ映画 1957年作品。

この映画自体もリメイクだが、よくリメイクされる、純愛ドラマ。

当時の美男美女、ケーリーグラントとデボラ・カーのラブロマンス。

恋愛映画の定番みたいな作品。

それぞれ婚約者がいながらの船旅。豪華客船だ。

目立って、騒がれたくないと、隠れて逢瀬を楽しむが、美男美女ゆえすぐばれてしまう。

だが、イタリアでは、祖母の家を二人で尋ね、恋をはぐくむ。

そして、本当の恋に落ち、半年後を約束。それもニューヨークのエンパイアステートビルの展望台。

だが、女は、空見心地で、車にはねられ、大けが。男は待ちぼうけ。

そして、三度目の二人の出会いが。

まさにラブストーリー中のラブストーリー。

 

 

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「名もなき野良犬の輪舞(ロンド)」、果てしなき絆はやがて無慈悲な雨を降らす!

2018-10-28 17:59:21 | 韓国映画

おすすめ度 ☆☆☆

やくざ映画好き ☆☆☆★

PG12

家族や兄弟のように固く結ばれた2人の犯罪者の絆が、ある真実によって次第に悲しみと憎しみに変わっていくさまを描いたクライムドラマ。

一人は、警察の潜入捜査官。

一人は、麻薬組織のナンバー2.

刑務所で知り合い、お互いが助け合うことで、刑務所内での地位を上げていく。

そして、出所。

現在と過去(潜入捜査の前)とが交互に描写され、やや複雑。

捜査官は、母親の病気を救うため潜入捜査に協力したのだが、母親が殺されてしまう。

そして、タレコミで、大きな麻薬取引の現場に警察が。

麻薬組織のナンバー2が実に猜疑的。

人は信用できない。

裏をかきつつ映画は進行するがという展開。

相手の心がつかめないため、じりじりする展開に。

暴力シーン満載の韓国映画とは一線を画する出来だ。

これを新しいとみるか、つまらないとみるか、評価は分かれる。

ソル・ギョングがジェホ役(犯罪組織のナンバー2)を務め、アイドルグループ「ZE:A」のイム・シワンが、ヒョンス(潜入捜査官)を演じる。

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「バイバイマン」、その名を言ってはならない!

2018-10-27 17:33:48 | アメリカ映画

おすすめ度 ☆☆★

ホラー映画好き ☆☆☆★

その名を知るだけで呪われると言われる謎の存在「バイバイマン」をテーマに描いたホラー。

アメリカ、ウィスコンシン州の古い屋敷に引っ越してきた3人の大学生が、ふとしたきっかけで、その名を知った者、口にした者に不幸が訪れるという「バイバイマン」を呼び起こしてしまう。バイバイマンに取り憑かれた3人は協力して互いの命を助け合うが、周囲の人間たちが次々と命を落としていき、次第に追い詰められていく。

バイバイマンが直接手を下すわけではない。

名を知った人々が、それぞれ、幻覚、幻聴によって、自己破滅。

ただ、意味ありげな、小道具が、あちこちにちりばめられ、図書館での調査から、ずるずると関係者を調べ上げ、でも結局は、自らの問題。

後半、バイバイマンと謎の犬が出てくるが、その者が怖いわけではない。

アメリカで評判となっただけあって、見た後も、尾を引く怖さだ。

夢にうなされそう。


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「カリートの道」出所したやくざの逃れられない人生!

2018-10-27 09:13:40 | NHKプレミアムシネマ

おすすめ度 ☆☆☆★

1993年作品 アメリカ映画。

刑を短くして出所したやくざのボス。

恋人とバハマでレンタル屋でもして余生を暮らそうとするが、周りが許してくれない。

ブライアン・デ・パルマの切れの良い演出と、アル・パチーノの悲哀を漂わす演技に引き込まれ、145分は一気に見れる。

ショーン・ペンが、悪徳弁護士を演じ、小物の悪を的確に演じている。

終盤の駅でのチェイスは、鳥肌もの。

オールドデイズのやくざ映画にしびれる。

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「アンダー・ザ・シルバーレイク」、

2018-10-26 16:39:58 | アメリカ映画

おすすめ度 ☆☆★ (劇場鑑賞)

映画マニア ☆☆☆★

R15+

セレブやアーティストたちが暮らすロサンゼルスの街シルバーレイク。

オタク青年サムは、隣に住む美女サラに恋をするが、彼女は突然失踪してしまう。

サラの行方を捜すうちに、いつしかサムは街の裏側に潜む陰謀に巻き込まれていく。

それにしても、家賃を滞納して、出ていくように催促されているにもかかわらず、一向に、金を具面する様子がない。

美人サラの謎を追いかけて、街をさまよう。

まさに、よくわからない映画。

ただ、出てくるシーンは、どこか名画のパクリ。あるある集。映画ファンにとっては垂涎の映画。

ロスの裏側が知れて面白いとか、映像がきれいで、「ラ・ラ・ランド」みたいとか。まあ、よい点もあるのだろうが、次から次へと出てくるシーンに戸惑うばかり。

スカンクのにおいがついて臭いとか。

老婆とセックスするとか。

美女が全裸で泳ぐとか。

「イット・フォローズ」で世界的に注目を集めたデビッド・ロバート・ミッチェル監督が遊びまくっている。

アンドリュー・ガーフィールドがサムを演じ、不思議な魅力を醸している。

美女を、エルビスプレスリーの孫、ライリー・キーオが演じている。

まあこの映画をよしとする人は癖のある人だ。



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「ウェディング・ゲスト」、元カノの結婚式に出席したアダムの恋人奪還作戦!

2018-10-25 18:51:47 | アメリカ映画

おすすめ度 ☆☆★

彼女に振られた男 ☆☆☆

劇場未公開

突然、元カノから結婚式の招待状が。

元カノとの思い出が、思い出されて、急きょサンフランシスコへ。

結婚式前のパーティーにも出席して、結婚相手とも親しくなり。

だが、いまさらながら、彼女の良さが忘れられず、よかった二人のシーンが思い返され、

とうとう、結婚式当日、あらぬことか??

未練たらたらのアダム、ジャスティン・ロングの巧妙な演技で、納得の数々。

相手役のコビー・スマルダーズも、美人で、納得。

それにしても、こんないい彼女に、招待されたら、鼻を伸ばしてでていくのかな。

ダンスシーンは、甘く切ない。

 

 

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