おすすめ度 ☆☆☆★
Unext 鑑賞 1991年製作
アフリカ系アメリカ人の建築家フリッパー(ウェズリー・スナイプス)は妻子がありながらも、イタリア系アメリカ人の秘書アンジー(アナベル・シオラ)と深く愛し合うようになっていく。やがて家族にも見離されてしまったふたりは、ひっそりとアパート住まいを始めるが…。
人種間の恋を描いて、人種間の偏見をあぶりだしていく。
結構、セックス描写きつめで、白黒交配と、堕落した兄たちの生活を描きながら、白黒世界の闇を描いていく。
おすすめ度 ☆☆☆★
Unext 鑑賞 1991年製作
アフリカ系アメリカ人の建築家フリッパー(ウェズリー・スナイプス)は妻子がありながらも、イタリア系アメリカ人の秘書アンジー(アナベル・シオラ)と深く愛し合うようになっていく。やがて家族にも見離されてしまったふたりは、ひっそりとアパート住まいを始めるが…。
人種間の恋を描いて、人種間の偏見をあぶりだしていく。
結構、セックス描写きつめで、白黒交配と、堕落した兄たちの生活を描きながら、白黒世界の闇を描いていく。
おすすめ度 ☆☆☆☆
環境汚染問題をめぐって1人の弁護士が十数年にもわたり巨大企業との闘いを繰り広げた実話を、環境保護の活動家という一面も持つマーク・ラファロの主演・プロデュース、「キャロル」のトッド・ヘインズ監督のメガホンで映画化。
1998年、オハイオ州の名門法律事務所で働く企業弁護士ロブ・ビロットが、見知らぬ中年男から思いがけない調査依頼を受ける。ウェストバージニア州パーカーズバーグで農場を営むその男、ウィルバー・テナントは、大手化学メーカー、デュポン社の工場からの廃棄物によって土地を汚され、190頭もの牛を病死させられたというのだ。
巨大企業を相手に、真実を暴くことは、気の遠くなるような膨大な資料との格闘から。ダンボールの山を前にしても怯まないビロットの姿は、地味だけどとても大きく見えた。不正が暴かれても、被害者を諦めさせようとする汚い手口を繰り出すデュポン社に慄然とする。
企業による嫌がらせ、周辺住民の敵意、危険でいっぱいの仕事に、苦しむ人を救いたい一心で取り組む主人公の姿に感動。
おすすめ度 ☆☆☆★
NHK BS プレミアム 鑑賞 1964年製作
東西冷戦の最中に撮影され、戦争が世界の破滅を導くことをシニカルに描いたブラックコメディ。
アメリカ空軍基地の司令官が突然発狂し、ソ連の戦略核基地攻撃命令を出してしまう。しかし、ソ連側は攻撃を受けると自動的に反撃する、人類滅亡爆弾で応戦。緊迫した状況のなか、ついに両国主脳はホットラインで和解する。だが1機の米軍爆撃機が、それを知らずに任務を遂行してしまう。
登場する軍人、政府関係者が皆、イかれてるか俗物。特にスターリング・ヘイドンの共産主義者への偏見と誇大妄想的陰謀論は可笑しくも怖い。
たった一人の狂気が人類全体を危機に陥れかねない核時代の恐怖を描いた本作、まさにブラックユーモアの教科書的映画として愛すべき名作
おすすめ度 ☆☆☆★
Unext鑑賞 2005年製作 R15+
デビッド・クローネンバーグ監督が同名グラフィック・ノベルを映画化。
ダイナーを営むトムは、強盗に入られるが、逆に銃を奪い、殺してしまう。正当防衛で町のヒーローになったトムだが、ニュースを見て彼の過去を知り、彼の事を「ジョーイ」と呼ぶ謎の男フォガティが現れる。妻と2人の子供と幸せに暮らしていたトムの過去が、ゆっくりと明らかになっていく・・・‼️
父親(ヴィゴ・モーテンセン)の忌まわしい過去などには立ち入らず追い詰められていく今をヒリヒリとした緊張感で切り取っていく。
殺し屋としてのジョーイを封印し、まじめに生きていた男が、強盗事件をきっかけに顔が出てしまったことから起こる悲劇。日本のヤクザ映画にでもありそうな展開。足を洗って堅気になったのに昔の仲間に知られて心なくも殺し屋に戻るというような話。
おすすめ度 ☆☆☆
Unext 鑑賞 1998年製作 R18+ 劇場未公開
17歳の少女に溺れる中年教授を描く官能ドラマ。イタリアの人気作家、アルベルト・モラヴィアの原作小説をフランスの若手監督、セドリック・カーンが映像化。出演はシャルル・ベルリング、ソフィー・ギルマンほか。生々しいセックスシーン。
哲学教授マルタンは、執筆の仕事が進まない上、妻とは別居中。公私ともに疲れ果てていた。そんな時、17歳の少女セシリアに出会う。特別美しいわけでもないが、奇妙な魅力のある彼女にたちまち惹かれていくマルタン。やがて、つれないセシリアの官能に溺れて苦悩に苛まれ…。
インテリ中年が不毛な恋愛に転がり落ちていく様を固唾を飲んで見守る。
「ただの興味」だった対象が、彼の中で欠くことのできないものに変わっていく。彼は自分を抑えられなくなっていく。男の感情って暴走を始めたら、こうもなってしまうのだろうか。彼の行動は常軌を逸しているけれど、心のどこかで彼の行動を「そうだろなぁ」と理解できている自分がいることに気づいた。
おすすめ度 ☆☆☆
サスペンス映画好き ☆☆☆★
Unext鑑賞 2013年製作 R15+
カナダのトロント国際映画祭やアメリカのファンタスティック・フェストなど、各国の映画祭で話題を集めたシチュエーションスリラー。
世界中が熱狂! 痛快サバイバル・スリラー!始まりは、二階の寝室。一匹目は、ヒツジ。 二匹目は、キツネ。 三匹目は、トラ。家に誰かが入ってきたらしい。
両親の結婚35周年を祝うために集った子供たちとそのパートナーたち。その夜、一家そろっての夕食の場で、突如放たれたクロスボウの矢が一人の命を奪う。一か八か外へ飛び出したエイミーは仕掛けられたトラップで命を落とし、一家は正体不明の襲撃者によって家に閉じ込められる。家中に潜入していた動物マスクの襲撃者によって次々と命を落とす家族だったが、次男の恋人エリンが中心となって襲撃者へ抵抗を始める。襲撃者の正体、目的、そして家族の誰が生き残ることができるのか。
いや~~~ラストは3回くらいどんでん返し(?)しててさすがに笑ったwww
おすすめ度 ☆☆☆★
劇場未公開
第93回アカデミー賞では作品賞のほか、脚本賞、助演男優賞など計5部門で6ノミネート。助演男優賞(ダニエル・カルーヤ)と主題歌賞の2部門を受賞した。
60年代後半、キング牧師暗殺事件などを契機に次第に過激さを増してきた黒人左派組織ブラックパンサー党とそれを抑え込もうと躍起になる権力(FBI)との戦いを描いた社会派ドラマ。60年代から70年代にかけての熱い政治の季節の空気を感じさせる映画。
元窃盗犯からFBIの情報提供者に転じたウィリアム・オニール(ラキース・スタンフィールド)は、ブラックパンサー党のイリノイ支部に潜入し、カリスマ的指導者フレッド・ハンプトン(ダニエル・カルーヤ)に接近する。
その政治的手腕で頭角を現しつつあるハンプトンは、J・エドガー・フーバー率いる捜査当局に睨まれる存在だった。ブラックパンサーとFBIの間で巧みに立ち回りつつ、オニールは葛藤する。はたして彼は良心に従うのか。それとも手段を選ばずハンプトンを制圧せよという命令に従うのか。
実話の映画化、ラスト当人たちが登場。
おすすめ度 ☆☆
Unext鑑賞 2019年製作 劇場未公開 配信のみ
ドキュメンタリーの名手、テイマー・ジャンダリ監督のフィクションデビュー作となる人間ドラマ。サラリーマンやコールガールなど、様々な職業、年齢の7人の男女に密着したドキュメンタルな手法で、男女の生々しく強烈なエロスに満ちた姿を描き出す。
ドイツの都市、ケルンで暮らしている、レニー、セーアン、ステラ、ソフィア、ニック、ピア、マリア。年齢は25歳から45歳、職業もサラリーマンからコールガールまで。このバラバラな7人の男と女は、ケルンで出逢いと別れを繰り返してゆく。ある者は純粋な愛の悦びに震え、ある者は異常な欲望に溺れ、ある者は愛を金で買おうとする。美しい水槽の中を泳ぐ熱帯魚のような、男と女の物語。それは、今夜も続いてゆく…。
おすすめ度 ☆☆☆★
PG12
テニス界のスター選手タシに魅惑された二人の男子テニスプレーヤー・アートとパトリック、この3人が織りなす十数年に渡っての愛憎渦巻くドラマ。
現在の時制では膝の怪我で選手を諦めたタシは、連敗中のチャンピオン・アートを支えていて、パトリックも困窮しつつも選手生活は続けている。アートとパトリックの白熱した試合と、数十年前から直近までの過去のドラマが交互に描かれる。
終盤までタシが落ちぶれたパトリックに八百長を持ちかけるのか、彼は受けるのかなどと思わせながらも、なかなかに余談を許さないストーリー運び。
短いカッティングで時制や物語が跳ぶ構成は、まるで速球をラケットで叩いて、どこに飛ぶのかわからないテニスの試合を思わせる。スポーツ映画でありながらも先の読めない恋愛劇に仕上がっている。
何しろ、主演のゼンデイヤのカッコよさ。そのすらりと伸びた抜群のスタイル。
二人の男を手玉に取り、テニス界を牛耳っていく。
一方、アートとパトリックは、幼いころからの友達で、ゲイを感じさせるたたずまい。
抜群の演出力で、ラストのテニスプレイをはじめ、スポ魂競技の描写は圧巻!
おすすめ度 ☆☆☆
Unext 鑑賞 2019年製作 イタリア・スペイン合作
30年前、スペインを訪れたとき、その絵に圧倒された経験を持つ。
ピカソやダリも夢見た世界屈指の美の殿堂、プラド美術館の魅力を、名優ジェレミー・アイアンズの語りで送る珠玉の美術ドキュメンタリー!
絵画もそうだが、その絵の持つ歴史的観点からの解説で、ヨーロッパの歴史が語られる。
そしてその王朝の金に飽かせた美の殿堂と絵画、西洋美術の骨頂を味合わせてくれる。
ピカソ、ダリをはじめ有名西洋画家の一品の数々。
とくに宗教画が印象的。