おすすめ度 ☆☆☆
ワンシチュエーションで上映時間も短い、短編映画のような見応えの作品だ。
雪山で吹雪に遭遇し、視界を失い、片足を骨折したジヨン(ヤン・イクチュン)が同行する浅井(生田斗真)に死期を悟り、事故死したはずのさゆり(奈緒)を殺害したことを告白するところからドラマは始まる。実は、あきらめかけた場所は、なんと山小屋の近くで、二人は生きながらえることになる。そこから、翌朝の救助を待つまでの間の二人の疑心暗鬼による葛藤のドラマが展開される。
全ては生田斗真の夢落ち?
ジヨンの告白から始まった物語は、啓介の罪悪感が見せた夢へと繋がり、錯乱した啓介は自身とさゆりの関係、自身の罪まで告白してしまう。二人を助けにきた救助隊は荒れ果てた山小屋のなかで、息絶えたジヨンの胸にペグを突き刺し続ける啓介を見つけるのだった。