ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「ブラッド・スローン」、ギャングになるか死ぬかの選択迫られる米刑務所!

2018-02-28 17:38:14 | アメリカ映画

おすすめ度 ☆☆☆

ギャング映画好き ☆☆☆★

PG12 殺しのシーンはえぐい。

実在の刑務所・拘置所を使ってのロケだけに迫力がある。その中には、1980年に起こった暴動事件の刑務所も含まれている。

交通事故で同乗者が亡くなり、殺人罪に問われたジェイコブ。

裁判を避けて服役するが、刑務所はギャングの巣窟。

いじめにあうか、ギャングと渡り合って、のし上がるか。

だが、一旦ギャングの側に立つと、殺しなど悪に手を染めていく。

そして、釈放の代わりに銃取引の差配を強要されます。

この仮釈放から画面はスタート、その後、生い立ちから結婚、子供の誕生。20年前の事故まで、現在と過去が行き来します。

一方、警察はこの取引を追っていて、刑事側も描かれていきます。

ニコライ・コスター=ワルドウが、かっこいいビジネスマンと犯罪に手を染めたギャングの大物を演じ、見事に使い分けています。

なかなかスリリングな展開で、手に汗です。

家族への愛が一方にあって、息子との手紙のやり取りは、感動ものです。

リック・ローマン・ウォーが監督。

アメリカの刑務所事情が垣間見れます。

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「西遊記2 妖怪の逆襲」、中国で大ヒットの西遊記続編!

2018-02-28 10:12:04 | 中国映画

おすすめ度 ☆☆☆

チャウ・シンチーによる「西遊記 はじまりのはじまり」の続編。

ただ、チャウ・シンチーは、製作・脚本は担当しているが、ツイ・ハークに監督を譲っている。

配役陣も大幅に変更、「はじまりのはじまり」とは、テーストが違う。

それにしても、中国で大ヒットしただけに、金のかかりようは見事。

妖怪バトルだから、何でもありのCGオンパレード。

孫悟空が、キングコングになるし、美女は蜘蛛に変身。

比丘国は、ワンマン王様の国だが、美女軍団のようで、中国のアンジェリーナ・ジョリーといわれる女優のヤオ・チェン。「世界で最も美しい顔100人」にも選ばれたリン・ユン(林允)。チャイナビューティーのスー・チーは前作に続いて登場。

妖怪バトルの後半は、美女軍団と娯楽色強め。

西遊記のモチーフを借りながらの、大エンターテインメント。

ただし、あくまで中国色。好みは分かれる。


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「絡みつく舌」、大学生の情事を生々しく描いたラテンエロス!

2018-02-27 15:48:17 | 映画

おすすめ度 ☆

チリ映画。

劇場未公開、官能映画。

原題は「王国」、煽情的な日本題名は、日本でつけたもの。

ブエノスアイレスやカルロヴィヴァリ国際映画祭に出品している。

日本題に惹かれてみたが、凡庸な作品。

大学生が、年上の女に惹かれ、欲望のままセックス三昧。

大学生は欲情のままだが、女は心が離れていく。

そして彼女の母親が亡くなり~~~。

なじみのない人たちなので、なかなか入り込めず~~

 

 

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「Mother Lake」、ビワッシー琵琶湖に生息する動物?

2018-02-27 10:29:17 | 日本映画

おすすめ度 ☆☆☆

琵琶湖にビワッシーが出現したという話。

滋賀県のご当地映画。

11歳の亮介、小学校の夏休みの宿題で、沖島にわたり、そこでビワッシーを見る。

母親が幼くして亡くなり、今は父と継母と。

沖島では、友人の親戚の咲とも親しくなり、母がビワッシーを見たとの話で、ビワッシー探しに熱が入る。

父親が、テレビカメラマンで、模造のビワッシーを撮影している現場に遭遇不信感を募らせる。

母の絆で再び父とも和解。

そして20年後、帰郷した亮介は、博物館でビワッシーに出くわす。

琵琶湖を題材にした映画だが、家族愛をテーマにしている。

オーディションで俳優を募集、子供が主役の映画なので、演技は猛特訓。

だが、話がいまいち面白くないので盛り上がらない。

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「リバーズ・エッジ」、岡崎京子の青春漫画の映画化です!

2018-02-26 17:18:09 | 日本映画

おすすめ度 ☆☆☆ (劇場鑑賞)

岡崎京子好き、二階堂ふみ好き ☆☆☆☆

R15+ セックスシーンが出てきます。

ベルリン映画祭で、パノラマ部門のオープニング作品として上映、国際批評家連盟賞を受賞しました。

ただ、劇場公開では、大コケだそうです。

まあ、R;15だし、暗い映画ですからね。

岡崎の漫画にほぼ忠実で、二階堂ふみと吉沢亮が熱演じています。

川の近くの高校に通う男女6人の物語です。

1990年代、京浜工業地帯、ブッシュの茂った河原。ここに死体が放置されている。

男女6人は、複雑に絡み合った男女関係で、それぞれが、悩みをかかえ、ラストへと、そして事件が起こります。

同性愛と虐め、抑えられない暴力衝動、摂食障害、あまりにも一途すぎる愛、父親の分からない妊娠と悩みは深刻。

これらが、暴力とセックス(レズとゲイと売春)、食欲と偏愛、死体への憧憬。やるせない欲望の暴発と葛藤。

シビアな描写故、好みの分かれる展開。

それにしても、若くして交通事故に遭い実質作家活動を絶たれた岡崎の才能の、これは、発掘であろうか。

行定勲監督、音楽は岡崎の旧友小澤健二が担当。見事に昇華させている。

二階堂ふみは、自ら映画化を希望しただけあって、裸身をさらけ出し、渾身の演技。

吉沢亮も全裸で縛られロッカーに閉じ込められる、裸対決。


 

 


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ベルリン映画祭、「リバーズ・エッジ」国際批評家連盟賞受賞。

2018-02-26 08:34:58 | 映画

「金熊賞」には、ルーマニアのアディナ・ピンティリエ監督の「タッチ・ミー・ノット」。

日本を舞台に、俳優の夏木マリさんらが声優を務めたアニメーション映画「犬ヶ島」は、アメリカ人のウェス・アンダーソン監督が監督賞を受賞。

現在公開中の映画「リバーズ・エッジ」は、国際批評家連盟賞を受賞。


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「エスケイプ・フロム・イラク」、IS大部隊を7人で防ぐ戦争映画!

2018-02-25 19:29:41 | 映画

おすすめ度 ☆☆☆

トルコ映画

135分の長尺

一種トルコ軍戦意高揚映画。

部隊訓練の状況など、戦争シーンと交互に描かれるので、ちょっと退屈かも。

IS軍に拘束されたイラク人女性ジャーナリスト救出に向かった特殊部隊。

任務を成功させるが、途中迫害を受ける村人を助ける。

おかげで、大部隊のIS軍に襲われることに。

この後半の戦闘シーンは、結構迫力がある。

7人の戦士で「七人の侍」っぽい。

トルコ軍万歳の映画なので、カッコよく戦う。

敵は戦車を動員。現代でも、こんな白兵戦があるのだ。

トルコ映画とは珍しい、結構様になった映画だ。

ただのアクション映画ではなく。まさに戦争映画だ。

 

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「スイス・アーミー・マン」、死体が有用なサバイバル生活!

2018-02-25 16:58:29 | アメリカ映画

おすすめ度 ☆☆☆

奇想天外な映画好き、下ネタ好き ☆☆☆★

2016年のサンダンス映画祭で最優秀監督賞を受賞し、シッチェス・カタロニア国際映画祭では作品賞&主演男優賞のW受賞、そしてヌーシャテル国際ファンタスティック映画祭では観客賞を受賞!

主人公は、ポスターからすると、もっと年配かと思ったが意外とうぶな好青年。

エッチな話題と、おなら、勃起など、言葉遊びが多いので、Rはついていないが要注意。

原題は、スイスアーミーナイフのように万能な死体という意味。

何しろ、首つり自殺を試みた青年(ポール・ダノ)が、浜辺にたどり着いた死体がおならをしていることに気付き、それに乗って小島から脱出、海岸にたどり着く。

この話から分かるように、死体を題材にしたファンタジー。

以後、この二人(一人は死体)が繰り広げるおかしなサバイバル。

この死体、女性の写真を見て興奮、チンコが指した方向が進むべき道。

雨水を含んで大量に吐き出す。

火を吹くなど、生きるに欠かせない道具を提供。

おまけに話し出す始末。クマに襲われるなど珍道中。

ただ、言葉を一から教えるので、興味が一方向に。

徐々に、孤独な青年の生い立ちと、今の状況が明かされることに。

この死体との交流で青年は成長していく。

死体を演じるのがダニエルランドクリフ、あのハリーポッターの男だ。また、役柄の幅が広がった。

それにしても、奇抜なアイデアで、97分の小粒ながら、ヒリリと効いたエスプリが秀逸。

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「ベロニカとの記憶」、昔の恋人の母からの遺品が40年前の恋を思い起こさせる。

2018-02-24 17:13:05 | イギリス映画

おすすめ度 ☆☆☆ (劇場公開)

ミステリアスな恋愛映画好き ☆☆☆☆

恋愛して別れた経験のある男性なら、誰しも彼女のその後が知りたいもの。

ましてや、謎を残したまま別れた女には、未練が残る。

この映画は、そんな男心をくすぐる魔法が秘められている。

60を過ぎ悠々自適の男、妻とは別れ、娘の妊娠出産を控えている。

そんなある日、弁護士から一通の手紙が。

昔の恋人の母親から日記を預かっているという。

高校、大学時代の恋をそぞろ思い出しながら、昔の恋人の元を訪れる。

それはもう、ストーカーまがいの執拗さだ。

そしてまた、その顛末を、別れた妻に語るのだから、質が悪い。

昔、その恋人といい関係になったが、同級生に取られてしまう。

その同級生が死んだのだ。

まさにチャンスではないか。

だが、会ってみると、実にそっけない、そこにははとんでもない事実があった。

同級生に書き送った手紙に、呪いまがいの文を送り付けていた。

この身勝手男は、やっと自分のしてきたことを反省。

家族にも優しくなる。

男をジム・ブロードベントが演じているが、昔の恋人を演じるシャーロット・ランプリングの存在感には参りました。

ラストの秘密が男を打ちのめします。

 

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「ワイルド・ドライバー」、ミニクーパー盗難車でカーチェイス!

2018-02-23 17:24:21 | 映画

おすすめ度 ☆★

カーチェイス好き ☆☆★

劇場未公開

ニュージーランド映画

1981年に父が監督したニュージーランド映画「明日なき疾走」のリメイク版。(監督は、マット・マーフィー)

 

三人の男女が、盗難車に相乗りして繰り広げるカーチェイスコメディ。

友人の結婚式に彼女が出席するので、そこで、彼女に合おうと車を走らせるが途中炎上してしまう。

歩いていると、マオリ族の男性が運転するミニクーパー、同乗させてもらうが、実は盗難車。

警察に追われまくる。

途中ハンバーガー店員で動物愛護者の女性も同乗。

貨物列車に飛び込んだり、ネットで評判になったりとハチャメチャ。

珍しいニュージーランド映画。

まあ気軽に、恋愛気分と、車での追いかけっこを堪能すれば。

 

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