おすすめ度 ☆☆☆
ギャング映画好き ☆☆☆★
PG12 殺しのシーンはえぐい。
実在の刑務所・拘置所を使ってのロケだけに迫力がある。その中には、1980年に起こった暴動事件の刑務所も含まれている。
交通事故で同乗者が亡くなり、殺人罪に問われたジェイコブ。
裁判を避けて服役するが、刑務所はギャングの巣窟。
いじめにあうか、ギャングと渡り合って、のし上がるか。
だが、一旦ギャングの側に立つと、殺しなど悪に手を染めていく。
そして、釈放の代わりに銃取引の差配を強要されます。
この仮釈放から画面はスタート、その後、生い立ちから結婚、子供の誕生。20年前の事故まで、現在と過去が行き来します。
一方、警察はこの取引を追っていて、刑事側も描かれていきます。
ニコライ・コスター=ワルドウが、かっこいいビジネスマンと犯罪に手を染めたギャングの大物を演じ、見事に使い分けています。
なかなかスリリングな展開で、手に汗です。
家族への愛が一方にあって、息子との手紙のやり取りは、感動ものです。
リック・ローマン・ウォーが監督。
アメリカの刑務所事情が垣間見れます。