少女漫画好き ☆☆☆☆
売れっ子の音楽グループの前ベーシストで、作曲家のアキ。商業主義の音楽界にいや気が差し悩んでいた。
そんな彼が、いつも行く川辺で歌を口ずさんでいると、その歌を聞き惚れた一人の少女がいた。
お互いそれぞれの身分を隠して、付き合い始める。
ところが、その少女理子は、高校仲間とバンドを組んでおり、彼女は魅惑の歌声を持っていた。その声に聴きほれた、アキのグループのプロデューサーでもある高橋に認められ、バンドデビューすることに。
とまあ、音楽会の裏話と、恋物語がクロスした映画だ。
アキに扮するのは佐藤健。平坦な物語で,これを持たせるにはかなりの演技力を要するが、結構それなりに頑張っている。
理子を演じるのは、大原桜子、オーディションで発掘された。最初の純な女子高生が、歌姫に変わるまでを、結構うまく演じられている。
この映画は、音楽を通して恋愛も進んでいくのだが、音楽を亀田誠治氏が担当、これが成功している。
東京の風景も美しく、取り立てた起伏のない映画をそれなりに魅せているのは立派。
胸キュンにあこがれる世代には受けるかも