おすすめ度 ☆☆☆
建築好き ☆☆☆★
舞台となるインディアナ州コロンバスは、建築の町として有名である。モダニズム建築の宝庫とされている。
監督は、コゴナダ。ドキュメンタリー作家で、小津に傾倒しているという。
確かに、映像が美しい、うまくアングルを決め、その映像を眺めているだけでもいい。
講演ツアー中に倒れた高名な建築学者の父を見舞うため、モダニズム建築の街として知られるコロンバスを訪れたジン。
地元の図書館で働くケイシーは薬物依存症である母親の看病のためコロンバスに留まり続けていた。
ふとしたことから出会った対照的な2人は建築をめぐり、語り合う中で次第に運命が交錯していく。
淡々と物語は進み、建築が背景にあることで、物語が膨らむ。
スタイリッシュな映画好きにはもってこい。