ひろの映画見たまま

映画にワクワク

愛撫

2008-05-31 20:30:08 | 映画
日本未公開だそうな。

だから、DVDで観る。

情報が少ない。ネットで探しても販売かレンタルの広告ばかりだ。

売りが、ヘア無修正。

たしかに、SEXシーンは、全裸でヘア丸出しだが、

これはAVではない。

れっきとした芸術性の高いフランス映画だ。

原題も「秘密」で、愛撫とはあまり関係ない。

これは、夫も子供もいる女性の浮気話だ。

なぜ、浮気するのか、それは理性では語れない。

結局、浮気によって、夫婦関係はずたずたに。

でもさすが、フランス

再び元の鞘に収まるところがおとなしい。

ただ、相手が黒人のアメリカ人で、

その体臭が匂ってきそうだし、

キスマークが肌に着いた様は、醜くもある。

それがセックスといえばそれまでだが。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

パレスチナ1948 NAKBA

2008-05-30 20:27:04 | 映画
簡単にイスラエルの映画かと思っていた。

いやこれは、日本映画なのだ。

確かに、出てくる日本人は作者のフォトジャーナリスト広河氏だけだ。

でも彼の映像と写真によるれっきとした日本映画だ。

そして、彼の40年にわたる取材の結果、千時間を超えるフィルム、数万枚の写真という膨大な資料をもとに、

しっかりとした、被虐者の目線での記録映画となった。

日本人にとっては、遠い中東

戦後、いがみ合う複雑な中東。その問題は一言では片付けられない。

ナレーションと解説で、なんとか理解できるが、

それにしても、複雑だ。

まず地理的関係がよくわからない。

イスラエル、パキスタン、レバノン、ユダヤ、アラブと入り組み民族と土地の奪い合いの場である。

その悲劇の原点は、1948年のNAKUBA(大惨事という意味)にあるという。

ユダヤ人による、パレスチナ人の追い出しと虐殺だ。

その廃墟を目の当たりにし、取材を続けた広河氏。

彼は、若い頃社会主義のイスラエルのキブツダリヤに暮らしたことがあり

それが、また、彼の取材の原点にもなっている。

いささか、膨大な資料に目まいがするぐらいだが、視点がしっかりしているので

引き込まれずにはいられない。

中東音痴にも、中東を知らしめてくれる映画だ。

広河氏を支えたスタッフも完敗だ。





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アフタースクール

2008-05-29 20:28:14 | 映画
「アフタースクール」という題名、

大泉洋が教師を演ずるということから、てっきり学園ものかと思いしが、

ファーストシーンは、サラリーマンの出勤風景だ。

かとおもいきゃ、怪しげな大人のおもちゃ屋、いや裏の職業は私立探偵。

そこへやってくる、会社の部長さん。

その会社で、最初のサラリーマンの不倫写真がばら撒かれ、

という風に、話はどんどん別のほうへ発展していく。

そして、だましだまされ、唖然という間に終わってしまう。

いわばだまし映画だ。結構コミカルなところもあり、一種の喜劇か、

それともサスペンスか。まあそんな分類も不可能な

実は話に穴がありそうだが、テンポよく引っ張っていかれるので

いつの間にかめでたしで終わってしまう。

ちょっと変わった映画で、エスプリというかそんなような映画だ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

山のあなた~徳市の恋~

2008-05-27 19:00:57 | 映画
1938年清水宏という監督が作った映画のリメイクだ。

それにしても、按摩が盲目だった時代だが、

その按摩をカルカチュアライズするのはいいとしても、

ちょっとふざけすぎではありませんか。

たとえば、電灯があるのに立ち上がってぶつかるなど。

ほんとはもっと感性のある行動をとると思うのですが、

それに恋物語としては、なんとも古風な

それが信条といわれればそれまでだが、

一方、子連れの堤の役がまた分からない。

帰ろうといって帰らない。徳市の恋の相手に気があるのか?

盗難事件が一つのモチーフになっているが、

謎を残して、それが持ち味なのか?

歯がゆいばかりだ。

結局、戦前の温泉宿の風情と

その周りの竹林などの景色、川辺など、懐かしい景色ではあろうが

そのロマンとマッチする恋でもあるまいし。

それが気になって、映画にはまりませんでした。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Mrブルックス~完璧なる殺人鬼~

2008-05-26 18:32:43 | 映画
またしても、どんでん返しのラストにうならされる。

この映画の良さは、アイデア尽くしの脚本と、

ケビンコスナーをはじめとする役者の演技だろう。

だって、だまし続ける殺人鬼なのだから。

表の顔は、裕福な実業家で、美人の妻と大学生の娘。

だが、アルコール依存症があるように殺人依存症がある。

この映画は18禁だ。

殺人鬼だけでなったのか、それとも

全裸セックス時の銃殺というえげつないシーンがあるからなのか。

でも殺しのシーンは、銃殺なので、それほど残酷には見えない。

むしろ、Mrブルックスを演じるケビンコスナーに

悪を吹き込む影の人物(実は他の登場人物には見えない)をウィリアムハートが

演じ、影でありながら、存在感のある演出でいきている。

殺人犯を追う刑事をデミ・ムーアが演じ、

離婚調停を抱え、殺人鬼に追われる女を演じている。

しかし、ケビンコスナーの

殺人後の儀式は、陶芸室の釜の前で全裸になってナルシスチックなのは

彼ならでは役だろう。

またひとつ新しい殺人鬼が登場した。

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

キムチを売る女

2008-05-23 17:47:27 | 映画
題名からして韓国映画だとばかり思って借りた。

違った、中国映画なのだ。

でも、朝鮮族の監督の作品だ。

各地の映画祭で高く評価されている。

でも、普通の我々にとっては、苦い映画だ。

だって、バックミュージックはないし、セリフは少ないし、カットは長い。

思わせぶりな画面から、想像しなければならないのだから

うかうか居眠りもできない。

DVDだから、見逃したらまきもどしだ。

それにしても、中国では美人かもしれないが

取り立てて魅力のない女性が主人公。

彼女の息子は小学生か、なぜか丸刈りだ。

そして、孤独なのか、まあそういう世界なのか

何かというと、男女の関係だ。

それも描写が、行為を終えた素っ裸の男性を写すことによって

暗示するからたまらない。

中国北部の朝鮮族というのも見慣れない風景だ。

そして最後は、高原へさまよいだす女の姿で終わる。

明日があるのか、絶望なのか。よくわから映画だ。

それがよいというのも一理あるが。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

チャーリーウィルソンズウォー

2008-05-22 19:07:36 | 映画
アフガニスタンにソ連が侵攻していたころの実話だそうだ。

それにしても、アメリカでは、下院議員が予算を左右する力を持っているとは驚きだ。

予算を倍にするだけでなく、次々に説得し、膨大な援助を

アフガニスタンに与える。

それがもとで、ソ連は敗退し、あのソ連の崩壊が始まったのだから大した男だ。

ただ、トムハンクスが演じていることもあって、

最初の、女どもとのばか騒ぎが、何ともにつかない。

途中からは、ディベイトよろしく持論をまくしたてて、

予算を獲得するのだから、いいが、映画は苦しくなる。

重い題材を軽く見せようとして、かえって中途半端になった。

ジュリア・ロバーツもなぜか、謎の女に見えてしまう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

光州5・18

2008-05-20 17:59:20 | 映画
同じ国の人々が銃で殺し合う。

そんな事件が韓国ではあった。1080年軍政下で起こった事件だ。

この映画は、その光州での出来事を背景に、

韓国映画独特の、兄弟愛、家族愛、男女の恋愛、キリスト教などの愛を描いた映画だ。

アイゴーの泣き声とともに、殺された家族たちの雄叫びが背景にある。

一方、喜劇調の駆け引きも健在で、暗くなりがちな映画を明るくしている。

事件の背景はさらりと描いているので、光州事件を正面から描いているとは言い難いが、

人間にスポットをあてたドラマ作りは涙を誘う。

とくに、看護婦ののイ・ヨウォンが、恋人が殺されそうになったときに

拳銃を発砲し、相手を殺してしまう、演技に臭さは感じながら拍手を送りたい。

いかにも華奢なお嬢さんが暴動に巻き込まれるという設定が何とも痛ましい。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

恋愛の目的

2008-05-16 20:09:01 | 映画
韓国映画。18禁だ。

のっけから「濡れていない」の会話で始まるエッチの度合いは、

男の厚かましさと可愛さがまじり合って、

韓国映画独特のコメディタッチだ。

高校の教師と新しく入ってきた教育実習生。

二人は、それぞれ恋人がいるが、男がちょっかいを出してくる。

そして、ラブホテルへ。

さらに、実習生が休んだらアパートまで押し込んで

そこで寝てしまう。

女も、ストーかーにされ、学校を辞めさせられた過去を持つ。

それ以来不眠症だ。

お互いの恋人との付き合いの中で、空白を生じ恋をはぐくむ。

でもそれは、禁断の木の実だった。

うわさが広がり、ネットで書き込みがあり、

警察沙汰に。そして男は警察に逮捕される。

数年後、二人は今までの恋を清算し、出会う。

もう妨げるものはない。

かなりきわどいセックスシーンやせりふの数々。

そして女は強い。顔面殴打のシーンも。

でもそれだけ、人間を赤裸々に描いていて面白い。

カンヘジョンが体当たりの演技を見せる







コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

隠し砦の三悪人

2008-05-15 20:01:27 | 映画
ポスターからして違うよね。

三船敏郎の暑苦しい顔。いかにも武士。

でも、今回は、松本潤(これは三船の役じゃない)。

隠し砦に至っては、ウェスタン調の動画風なお城だ。

そして、長澤まさみ。結構気の強い女だ。

姫とは一味違う、おきゃんだ。

悪役の椎名拮平、その鎧は何だ。西洋ものか?

本当は主役の阿倍寛。めっぽう強いが、キャラクターに負ける。

ただ、城を守るというじいとばあは、時代劇風。

いずれにしろ、土台が黒沢だけにめっぽう面白い。

そこへこのアレンジのしようだ。

嫌いな人はいい。面白いと思える人は多いと思うが?




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする