ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「サンオブゴッド」、聖書に基づいたキリストの誕生と復活

2015-08-31 18:59:44 | アメリカ映画
おススメ度 ☆☆☆

キリスト教に縁のない私にとっては、まあ、神話のような話だ。

でも、物語は、ローマ帝国だのユダヤ教だの歴史的な話だ。

要はキリストだけ異端児。

だから、磔にして殺されるのだが、

その処刑シーンも丁寧に描かれるので、このシーンはちょっと痛い。

全米では、公開後ベスト記録をたてたというから、キリスト教信者にはありがたい話なのだろう。

ただ、キリストを演じたディオゴ・モルガドがイケメン過ぎると評判だが、他にとりえのない映画だから、それくらいは許されるだろう。

まあ、何年かに一度は映画化される忠臣蔵みたいなものか。

モーゼの十戒のように大掛かりなスペクタクルであるわけもなく、ただ、淡々と奇跡を起こし、お言葉を垂れるという映画的には見せ場の少ないこの話を、一応飽きさせず見せたのは及第点。


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「青の寝室」、シムノン原作の愛のミステリー

2015-08-30 18:59:09 | フランス映画
おススメ度 ☆☆☆

WOWOWで、公開された劇場未公開映画。

フランスの奇才マチュー・アマルリックが監督主演。

ジョルジュシムノン原作のミステリーを映画化。

お互いに妻と夫がいながら、同級生がばったり出会って、不倫関係に。

この映画、冒頭からかなり赤裸々に愛のシーンが繰り広げられ、駅近くのホテル「青の寝室」で逢瀬を重ねていく。

映画自体は、警察の取り調べと現実のシーンが交互に描写され、ちょっと分かり難くなっている。

男は、妻と娘がおり、不倫にうしろめたさを感じながら、家庭を守っていこうとする。

女は、薬局を経営する夫が病がちで、むしろ、不倫に積極的。

徐々に明らかになる、犯罪の実態。

検事の執拗な取り調べも、丁寧に描かれる。

そして裁判シーンも。

76分の短尺なので、あっけなく終わる。

「マチュー・アマルリックの現在のパートナーであるステファニー・クレオが脚本に参加しており、愛人役も。
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「教授と女子大生」、【韓流プレミアム・ロマン】シリーズ

2015-08-30 12:47:41 | 韓国映画
おススメ度 ☆☆

「オレを勃たせてくれるのは、この女しかいない!」謎の女に恋をした性的不能者の大学教授。

まあ、教授と女子大生という、ありふれた関係だが、

男が性的不能。

女が謎の女。(尻にほくろがある)

この設定で終わりまで引っ張っていく。

韓国官能ドラマでは、上品な作品。

主演女優のオム・ダヘはいろんな官能映画に出ています。

61分の短めなので、軽く見る分にはいいのでは
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「スターリングラード 史上最大の市街戦」ロシア側から見たスターリングラード

2015-08-29 16:46:30 | 映画
おススメ度 ☆☆☆

ソ連映画 第86回アカデミー賞にソ連映画として出品。

ほかにも、「スターリングラード」の名の映画が製作されている。

スターリングラードは、ロシアの西南部。ドイツとの最も激しい戦争が繰り広げられた都市。

現在は、フルチショフにより改名され「ヴォルゴグラード」といい、工業都市である。

ナチスドイツの猛攻から、辛うじて生き残ったソ連兵たち。その夜、最前線近くの崩れかけのアパートに逃げ込む。

その後、このアパートを死守していくさまが描かれる。

IMAX 3Dというフォーマットで制作された初のロシア映画ということであるが、劇場公開はなく、DVDでは、その魅力は発揮されていない。

それでも、飛行機の墜落現場とか、都市の大爆発とか、空爆とか壮大なスケールで描かれている。

だが、女性を巡る兵士たちの戦いぶりは勇ましくもあり、なかなかのバトルを魅せてくれる。

アパートに残されていた少年兵が実は女性であったことから、兵士たちの気の使いようが丁寧に描かれ微笑ましい。

一方、ドイツ側の陣営も描かれ、ユダヤ人娼婦の存在が、将校との恋に発展し、色気を添える。

物語の展開がちょっと雑なため、劇場公開は見送られたようだが、素直に見れば、それなりに楽しめる。
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夏休み 北陸への旅 四 兼六園 続

2015-08-29 13:12:49 | 日記
兼六園に赤門がある。

東大の赤門が有名だが、ここ金澤がルーツだという。

観光ガイドさんのおかげで、智識が増える。





兼六園には、最古の噴水がある、動力を使わず落差で吹きあげているという。
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「ジュラシック・ワールド」、恐竜たちが帰ってきた

2015-08-28 18:52:57 | アメリカ映画
おススメ度 ☆☆☆

恐竜好き、アドベンチャー好き ☆☆☆☆

スティーブン・スピルバーグ監督によるメガヒット作「ジュラシック・パーク」から、22年、「ジュラシックパークⅢ」から14年、満を持して帰ってきた。

その間の映画技術の進歩は目覚ましく、今回は、インドミナス・レックスという強大な恐竜が出現。遺伝子技術の進歩で生み出された次世代の恐竜になるはずだった。

ところがその能力ゆえに巧みに人間の捜索をかわし、恐竜の島を恐怖のどん底に貶めるのだ。

物語部門は、元恋人同士の恋のさや当てと、たまたま見学に来た、責任者の姪と甥のコンビが、冒険心旺盛で、ジャイロスフィアという球体の乗り物で見学中に、インドミナスに追いかけられるというスリル満点。

ラスト近くでは、以前活躍したティラノサウルスを繰り出して、インドミナスを攻撃するという、まさに怪獣同士のバトル、その前にはヒチコックばりの飛ぶ恐竜の群衆襲撃と、次から次へと繰り出されるアクションの数々。

カーバトルや銃の打ち合い、肉弾戦と人間同士の争いに席巻されていた今夏の映画界への殴り込みだ。

人間様のストーリーには、やや、難点があるものの、これだけ楽しませてくれればいうことなし。
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「さよなら、人類」、第71回ベネチア国際映画祭で最高賞の金獅子賞を受賞

2015-08-27 19:38:30 | ヨーロッパ映画
おススメ度 ☆

哲学的映画好き ☆☆☆☆

スウェーデン・ノルウェー・フランス・ドイツ合作

「リビング・トリロジー」3部作の最終章というから、まず前作を見ていないハンデ。

原題は『存在について考える枝にとまった鳩』という哲学的題名。

細部まで緻密に計算され尽くした絵画のような39シーン。普通の映画の常識では、鑑賞できない。

監督は、スウェーデンの奇才ロイ・アンダーソン。4年の歳月をかけて作ったというから、並大抵の執念だ。

1ストーリー1テーク

ロケなしで、スタジオにセットを組んで固定カメラ。マットペインティングを使った背景。おかげでそのシーンは実に奥行きのあるものになっている。

ブラックユーモアというが、この映画のくすぐりに正直笑える人は、日本人では何割いるだろうか。

怖いもの見たさに見るのも手かな。

まずは、映画の途中、眠気を感じないように用意する必要が。

で、39話。

恐竜、船長、猿、フラメンコダンサー、19世紀のスェーデン国王、騎馬隊、水兵、黒人それに、この映画の主人公たる冴えないセールスマンのサムとヨナタン。

ざっと見ただけで、広範囲にわたる風刺ってことがわかる。

鉱物精錬用ドラムで、黒人が焼き殺されるシーンは秀逸だ。

「元気そうで何より。元気そうで良かった」

生と死を見つめるシニカルな目が光っている。
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夏休み 北陸の旅 三 兼六園 

2015-08-27 15:00:10 | 日記
お天気ではなかったが、雨に降られず、

タクシー運転手の解説付きの園内遊覧。

金沢の町が一望に見える。





日本武尊の像が一段と目立つ。



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「浮城」、香港水上生活者の成功物語

2015-08-26 17:50:57 | 中国映画
おススメ度 ☆☆☆

1940年代末、蛋民と呼ばれる水上生活者の夫婦が、買い取った赤子。彼は、イギリス人と中国人の相の子(ハーフ)だった。

その後、弟や妹ができ、長男として育てられてきた。父親は、漁師を継がそうとしたが、学問に興味を持ったワーチュンは、牧師の下で言葉などを学んでいく。

そして、父親が亡くなり、一家の大黒柱になるが、借金故、兄弟は他人に引き取られていった。

東インド会社に雑役係として入り、やがて正社員に。

あいの子として、蛋民として蔑まれてきたワーチュンが、学問をし、やがて東インド会社(イギリスの大会社)の役員にまで上り詰める成功物語。

一方で、育ててくれた母親の愛、家族愛の物語でもある。

自らのアイデンティティに悩みながら、大きな母親の愛と支えてくれた妻の愛。その愛の物語でもある。

途中、アメリカで建築学を学んだエリート女性の菲安との色恋沙汰が見えるが、そうじて、つつましく、勤勉実直なワーチュンが好感を持てる。

ワーチュンをアーロン・クォックが好演。

監督イム・ホーが、香港の歴史を映像ではさみながら、ワーチュンと香港をダブらせている。

実話に基づいたフィクションだ。

香港の一面を知らしめてくれる映画だ。
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夏休み 北陸の旅 二 金澤 兼六園

2015-08-26 16:09:44 | 日記
兼六園の庭園は、今は緑の季節。

少し、熱さも和らいで、曇り空のせいで、そんなに熱くは感じなかった。

庭園の美しさは、日本の誇る文化だ。

観光タクシーを利用したので、運転手さんが、ガイドを務めてくれた。









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