1953年作品。
昔は、芝居といえば、次郎長ものだった。
この映画が縁で、広沢虎造の浪曲が全国版となった。
この映画は、映画の父、マキノ牧野省三の長男、マキノ雅弘が演出した九部作の三部である。
したがって、中途半端はやむを得ず、後は続きを観て下さいというもの。
森繁久彌が40歳、石松を演じている。油のさかりの作品、後の名優の片鱗が見られる。
物語は、前半、旅途中で知り合った追分三五郎と石松が、旅の三味線弾きをしながら、賭場で賽子をふる色気たっぷりの女に惚れる喜劇。
吃音の石松が、女のほだしに乗せられて、旅立とうとするが、追分三五郎と三悪関係になり、どちらがどちらやら。
三人のロードムービーぽい、展開が面白い。久慈あさみが結構色っぽい。
後半は、賭場でつかまった次郎長一家が、牢で暴れるシーンで、今までの名主が入れ替わる痛快な場面だ。
でもこの映画は結幕はなく、あっけない終わり方をする、それは4部につながるからだ。ただ、放送は3部だけ、ちょっと罪深い。
今では古臭い話だが、当時は結構国民的な物語だったのだろう。
昔は、芝居といえば、次郎長ものだった。
この映画が縁で、広沢虎造の浪曲が全国版となった。
この映画は、映画の父、マキノ牧野省三の長男、マキノ雅弘が演出した九部作の三部である。
したがって、中途半端はやむを得ず、後は続きを観て下さいというもの。
森繁久彌が40歳、石松を演じている。油のさかりの作品、後の名優の片鱗が見られる。
物語は、前半、旅途中で知り合った追分三五郎と石松が、旅の三味線弾きをしながら、賭場で賽子をふる色気たっぷりの女に惚れる喜劇。
吃音の石松が、女のほだしに乗せられて、旅立とうとするが、追分三五郎と三悪関係になり、どちらがどちらやら。
三人のロードムービーぽい、展開が面白い。久慈あさみが結構色っぽい。
後半は、賭場でつかまった次郎長一家が、牢で暴れるシーンで、今までの名主が入れ替わる痛快な場面だ。
でもこの映画は結幕はなく、あっけない終わり方をする、それは4部につながるからだ。ただ、放送は3部だけ、ちょっと罪深い。
今では古臭い話だが、当時は結構国民的な物語だったのだろう。