ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「ザ・ハント」、これは人間狩りアクションです!

2023-10-31 16:35:43 | アメリカ映画

おすすめ度 ☆☆☆★

R15+  グロ

富裕層が娯楽として「人間狩り」を行うという過激な設定が全米公開時に物議をかもしたサバイバルアクション。

ある日、クリスタルたち十二人の男女はどこかもわからない広い森の中で目を覚ました。わけもわからず森の中をさまよっているうちにどこからともなく銃声が聞こえてきて・・・・。セレブによる人間狩りのターゲットにされてしまった人々の戦いを描いた過激なアクションスリラー映画‼︎

蔓延するインターネット上の陰謀論に着想を得たとされる本作。ヘイトスピーチを“人間狩り"に置き換え、モラル破壊必至のショッキングな描写が繰り広げられる。

最初に森で登場した女性が主人公かと思いきや、速攻で頭を吹っ飛ばされてお亡くなりに。そこからは、あれよあれよという間にどんどん人が殺されていく。その殺害方法がなかなか残忍だけれど、どことなく間の抜けた感があり、特に目を背けることなく見ていられる。そんな中、満を持して登場するのが、ベティ・ギルピン演じるクリスタル。戦闘能力と洞察力に長けていて、とにかく格好良い!強い女性、大好き!クライマックスのヒラリー・スワンク演じるアシーナとの闘いも見応えがあり、二人の性格や生活スタイルが闘い方に現れていて興味深かった。クリスタルはなりふり構わず、アシーナは洗練されて優雅な感じ。搾取する側と搾取される側を煽ったり、不適切と言われるだろう作品ではあるものの、映画としては充分に楽しめた。

 

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「TANNKA 短歌」、水蜜桃の汁吸うごとく愛されて、前世も我は女と思う!

2023-10-30 16:42:29 | 日本映画

おすすめ度 ☆☆

官能映画好き ☆☆☆

2006年製作 R15+

俵万智の『トリアングル』を原作に、作詞家の阿木曜子が映画監督に挑戦したヒロイン映画。

俵万智の短歌が、随所に出てくるが、そんなに官能的な短歌だったのか。

9年越しの恋人であるカメラマンと、新たに知り合ったバイオリニストの卵。そんなふたりの男性の間で揺れる30代女性・薫里の恋模様を、短歌と情熱的なベリーダンスを交えて綴る。

薫里は優しく包み込んでくれるMと刺激を与えてくれる圭の間で揺れ動くが……。

黒谷有香が主演を務め、セックスシーンでは全裸を披露。ただし、阿木曜子監督作品だけにソフト。

ベリーダンスなどを交え、恋愛模様を奏でるが、どこかぎこちない。

有名俳優も出ているが、友情出演か?

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「暴力脱獄」、殴られ、蹴られ、地獄の掟が激怒を呼ぶ!

2023-10-29 16:17:55 | アメリカ映画

おすすめ度 ☆☆☆★

NHK BS プレミアム 鑑賞  1967年製作

ポール・ニューマンが主演を務め、権力に屈することなく脱獄を繰り返す男の生き様を描いた犯罪ドラマ。

反逆するヒーロー。打たれても、打たれても、再び反逆をくりかえす。束縛するものからの脱却。自由への逃亡。
軍で功績のあった男が、アルコールにおぼれ、駐車メーターを破壊して、刑務所へ。その男がなんども脱獄を繰り返す。
アメリカ映画らしく、主人公が神と対話する。これが、日本映画と違うところで、男は神も仏もあるものかという態度で脱走を繰り返す。

刑務所では、屋外労働で汗を流す。長い柄のついた草刈鎌で、道路沿いの雑草を刈る。棒を振り回していることで草を刈る。炎天下で上半身裸で作業をしたりする。運よく脱走に成功しても、すぐばれて刑務所に舞い戻る。すると独房入り。その後は、鎖につながれる羽目になる。それでも、脱獄をあきらめない。サングラスをした、看守の一人がライフルをもって脱獄囚に狙いをつける。脱獄囚を追う場合には、警察犬を使い、執拗に追う。このため、香辛料を撒きちらし、犬を嗅覚をマヒさせる作戦にでる。これらの知恵比べが面白い。

同時期公開のニューマン主演の「明日に向かって撃て」は、アメリカンニューシネマとして有名。

 

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「ワイルド・リベンジ」、復讐に手段は選ばない!

2023-10-28 16:50:23 | アメリカ映画

おすすめ度 ☆☆★

復讐映画好き ☆☆☆

全てを失った男が、凶悪な麻薬密売組織に戦いを挑む壮絶なリベンジ・アクション!

前半は、麻薬中毒のカップル。

一旦は、やめようと、断薬を試み、成功かと思われた矢先。

男は、お金がないので、おもちゃの結婚指輪を送る。仲睦まじい二人。

一方、麻薬取り締まりの保安官。女性部下を連れてパトロール。

そんな矢先、カップルの女性は、麻薬ディーラーに引っかかって、麻薬を服用し死んでしまう。

 

後半は、男性が死んだ女のリベンジと、麻薬取引の元締めをもとめて、殺しまくる。

名優ロバート・デ・ニーロとジョン・マルコヴィッチが共演!

最期は、死んだ彼女の父が元締めだった。

映画の作りがべた。魅力がない。

 

 

 

 

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「別れる決心」、出会いは刑事と容疑者のはずだった!

2023-10-27 17:10:19 | 韓国映画

おすすめ度 ☆☆☆★

2022年・第75回カンヌ国際映画祭で監督賞を受賞。

パク・チャヌク監督が、殺人事件を追う刑事とその容疑者である被害者の妻が対峙しながらもひかれあう姿を描いたサスペンスドラマ。

男性が山頂から転落死する事件が発生。事故ではなく殺人の可能性が高いと考える刑事ヘジュンは、被害者の妻であるミステリアスな女性ソレを疑うが、彼女にはアリバイがあった。

取り調べを進めるうちに、いつしかヘジュンはソレにひかれ、ソレもまたヘジュンに特別な感情を抱くように。やがて捜査の糸口が見つかり、事件は解決したかに見えたが……。

本作で描かれるのは、刑事と容疑者が惹かれ合うさま。何よりも犯罪者を捕まえることに心血を注いでいる有能な刑事チャン・ヘジュン、夫殺害の容疑をかけられた中国人の妻ソン・ソレ。この2人が出会ったことで許されざる愛が芽生え、やがて崩壊への道筋を辿っていく。概要だけを抜き取れば、古典的なファム・ファタールものに感じるだろう。しかし、その先入観はストーリーが進むにつれ、根底から覆されていく。

何しろ、容疑者が中国人(タン・ウェイ)。言葉のギャップが、この映画のもう一つのテーマ。

映像がともかく良い。刑事の監視シーン、あの細い塔の様な岩山の登頂シーン、死体の目にたかる蠅(死体の視線からもみていた)、警察での取り調べ、二人でいる室内(刑事の出張先での部屋、犯罪写真)。

 

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京都・嵐山へ行った

2023-10-26 20:05:05 | 日記

京都嵐山へ行った。

京都で育った私は、幼いころからよく嵐山に行った。なつかしの地だ。

ただ何回も行っているので、有名なところはパスだ。

ガイジンが多い。人力車が多い。紅葉には早いのですいているかと思ったがすでに、満員だ。

ネットで評判の店は、満員だ。行列も長い。

 

で、行ったのがMUNI。福田美術館の隣。

そのテラス。

ただ、今は客が少ないせいか、喫茶のみ。おまけに12時開店だとか。

ゆったりと、嵐山の景色が、テラスから見れる好位置。

客もほかに一組と贅沢極まる。

ただ値段は高い。コーヒー一杯1100円、チャージが300円、税込みで1265円。

おいしいコーヒー。

 

次に行ったのがアラシヤマOMOKAGEテラス。ここもテラスだ。一番奥まったところ。

ただここは、山は見えるが川は見えない。代わりに砂の川。

食事ができる、セルフサービスなので、手ごろな値段。うどんができるので注文。友人はサンドウィッチ。

ただ、食器の返却を促されるがその場所が遠い。

肉うどんだが、おいしい。

 

このテラスを出て山の方へ行くと天龍寺だ。

何回も行っているので、今回は弘源寺(天龍寺の塔頭)。

 

お庭(枯山水)と毘沙門天立像が有名だ。蛤御門の変の際、長州藩の軍勢が試し切りしたものと伝わる柱の傷も有名。

ただ毘沙門天の頭が見えないのが残念。

竹内栖鳳らの屏風絵も有名。

春夏のみ特別参観。

 

帰りは、嵐電で四条大宮へ。嵐電もワンマンカーで合理化。

 

 

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「コンティニュー」、新感覚マッチタイプSFアクション!

2023-10-26 17:38:21 | アメリカ映画

おすすめ度 ☆☆☆

ループもの好き ☆☆☆★

PG12 結構えげつなしシーンが

∞の時を駆けろ!新感覚マッチタイプ、SFアクション!

謎の殺し屋集団から死に追い込まれる同じ1日を無限に繰り返す男。
なぜ、殺し屋たちは俺を狙うのか?なぜ、死んでも同じ朝がくるのか?どうすればこの死のループを抜け出せるのか?

元デルタフォース特殊部隊員のロイは、毎朝、目覚めた瞬間に謎の殺し屋に襲われ、殺される日を繰り返していた。銃で撃たれ、爆弾で吹き飛ばされ、刃物で刺され、何度殺されても生き返るロイは、生と死のループを繰り返し、同じ1日を無限に生きていた。

科学者である元妻からタイムループの鍵を握る極秘計画の手掛かりをつかむ。真実を暴き、追われる身となった元妻を救うため、自ら殺し屋集団のもとに出向いたロイは、計画の責任者である軍属科学者ヴェンター大佐の居場所を突き止めていく。

謎解きしつつスキルアップをしていく、あっけらかんとした展開は、見せ方の工夫もあってなかなか面白い。

 

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「ビリオネア・マーダー」、女は怖い!

2023-10-25 16:47:45 | カナダ映画

おすすめ度 ☆☆

Unextで鑑賞  配信のみか(劇場未公開)

実娘たちにまで忍び寄る毒牙の恐怖!驚愕の展開を見せる裁判で、毒嫁の真意は明かされるのか!

米テキサス州オースティン。億万長者のスティーブが、自宅の豪邸で何者かに撃たれて救急搬送される。その4年前。シングルマザーのセレストは、ウェイトレスをしていた地元のカントリークラブで妻に先立たれた億万長者のスティーブに気に入られ、交際を開始。彼女の娘たち2人も同居を経て仲良くなり、やがてスティーブとセレストは結婚。ダラスで教師をしているスティーブの実娘からは反対されるも、新たな家族となった4人は何不自由なく幸せに暮らしていた。しかし、しばらくするとセレストのわがままや浪費ぶりが激しくなり、スティーブを悩ませる。セレストはセラピー施設に入所するが、そこでレズビアンのうつ病患者トレイシーと出会い、彼女はある計画を思いつく。

実際の事件を基に作られた衝撃のクライム・サスペンス!

 

 

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「ペトラ・フォン・カントの苦い涙」、Die bitteren Tranen der Petra von Kant

2023-10-24 17:00:10 | ドイツ映画

おすすめ度 ☆☆☆★

シリアスな映画好き ☆☆☆☆

ニュー・ジャーマン・シネマの鬼才ライナー・ベルナー・ファスビンダーが1972年に手がけた、女性同士の愛を描いたメロドラマ。

1972年のドイツ映画賞で主演女優賞、助演女優賞、撮影賞を受賞。

日本では2023年にオゾン監督の「苦い涙」の公開にあわせた特別上映企画「オゾンとファスビンダー」にて、劇場初公開となる。

女性ファッションデザイナーのペトラは、二度の結婚に失敗していて、最初の夫との間には娘がいた。
今の彼女は、アシスタントのマレーネをしもべのように扱いながら、アトリエ兼アパルトマンの部屋で生活している。
ある日、友人のシドニーが部屋を訪れ、彼女に若い女性カーリンを紹介する。
ペトラは美しいカーリンに心奪われ、彼女と同棲を始めるが、カーリンは自堕落で奔放だった。
やがてカーリンがペトラを見限り、夫のもとへと戻ってしまうと、そのショックからペトラは常軌を逸してしまう…。

演劇の映画化。アパートの一室のみで繰り広げられる愛(レズビアン)の物語。

その演劇的空間と映画的構図、衣装や絵画による色彩効果、印象的な音楽の挿入など、実験的な演出が取り入れられ、完成度の高い作品となった。

そして、愛の孤独のテーマに沿って、ショッキングなシーンの数々、特にラストは!

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「K.G.F: CHAPTER 1」、世界が俺の縄張りだ!

2023-10-23 16:56:57 | インド映画

おすすめ度 ☆☆☆

インド映画好き ☆☆☆★

1,2の前編  154分の長尺

南インドで発見された金鉱をめぐって繰り広げられるマフィアたちの死闘を描き、インドで大ヒットを記録したカンナダ語映画「K.G.F」のシリーズ第1作。

まあ、確かに、人数において膨大なスケール。

当初、登場人物が多く、物語が前後するので、混乱する。主人公のロッキーを追っかけていくしかない。

ただアクションの切れは抜群で、主人公のロッキーを演じるヤシュは魅力的だ。常に髭を生やしこわもて顔。

女性の活躍は少なく、まさに男臭い映画。

1951年、スーリヤワルダンはコーラーラ近郊に金鉱(Kolar Gold Fields=KGF)を発見し、採金ビジネスに乗り出す。スーリヤワルダンの一族が莫大な富を得る一方で、金鉱で働く人々は外部から遮断された環境で奴隷のような扱いを受けていた。

そんな中で、一人の少年がのし上がっていく。

第一部では、奴隷として働いているロッキーがのし上がっていくさまが描かれる。

ま、第二部の前哨戦だ。

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