ひろの映画見たまま

映画にワクワク

その土曜日、7時58分

2008-12-29 19:46:30 | 映画
事件はちっぽけだ!

親の経営する宝石店に強盗に押し入り、宝石を盗み売り飛ばす。

店は、保険に入っているから、損害はない。

そんな簡単な金儲けを考えた兄は、弟にやらせる。

その時間が、その土曜日7時58分。

しかし、失敗する。

弟は、やくざ風に頼んで、やらせた。

そして、当日の店番が代って母親がしていた、殺される。

失敗と実の母親を撃ってしまった後悔。

事件のもみ消し。

本当は、兄弟はそれぞれ金に困っていた。

父親を巻き込んだ家族愛の物語だ。

父は弟ばかりをかわいがったとひがんだ兄の

歪んだ人生が、事件につながる。

そして、事件を知った父親を殺してしまう。

弟は、やくざに脅される。

シドニールメットは、時間と空間を自由に動く

鋭い演出で人間の本質に迫る。

「12人の怒れる男」はソ連でリメイクされたが、

本人はここで健在だ。

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ワールドオブライズ

2008-12-26 17:50:27 | 映画
イラクやヨルダンを舞台にしたスパイものだ。

原題通り、嘘がテーマの映画だ。

潜入捜査なのでかなり危険だ。

そしてカメラは衛星画像で、リアルにとらえる。

しかし、基本は人間対人間の戦いだ。

敵の本拠を探る、しかし、逃げられるか、情報が途絶える。

そこで、潜入、それは危険を伴う。

今回の目新しいのは、潜入捜査官を電話で指示するところだ。

携帯電話の普及がそうさせる。

その電話の男は、普通の家庭を持ち、子どもの相手をしながら危ない指示を出す。

時には、直接現場に出かける。

今映画は、テロが一番ナウいその点でこれも人後に落ちない。

実話に基づくというから、ほんと臭い気はする。

デカプリオは、はまっている。


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地球が静止する日

2008-12-25 17:21:38 | 映画
キアヌリーブス主演のSF映画だ。

キアヌは宇宙から来た使者を演じ、

地球を滅亡させようとする小惑星の働きを止めようとする。

昆虫が、猛繁殖し、建物などを破壊していく様子は

建物が、砂のように粉々になる。

CG画面で迫力がある。

一方、キアヌをめぐっては、人間が異星に対し攻撃をやめれば

相手も攻撃をやめるというメッセージを発する。

いずれにしても、ホラーの監督が作っただけに

ホラー的要素が多分にあり、物語が嘘くさく見える。

そのため、映画自体に魅力が失せ、やや失望する。

なかで、ジェニファーコネリーの扮する親子が

重要なパートを務め、これが物語を面白くしている。

だが、正月映画にしては、迫力に欠ける。



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フローズンタイム

2008-12-20 19:12:47 | 映画
レンタルビデオ店で、貸し出し中が多いので、

どんな映画かなと思って借りた。

というのも、トップレスで買い物中の女性の写真が

DVDの表面に出ていたこともある。

この映画は、失恋して落ち込んだ画学生の物語。

失恋の余りショックで、夜眠れなくなる。(そんなこともあるのかな)

そして、夜のスーパーに勤務する。

レジ係の女性にひかれていく。

スーパーの同僚や上司とのやり取りや

外での付き合い、そしてサッカーの試合など、

とりとめのない生活が描かれ

レジ係の女性と夢を語るようになる。

偶然に書きためた絵も画商に認められるようになり

再び眠れるようになるという

青春物語だ。

フローズンタイムという題名は、

主人公が、時を止められる能力があることによる。

たとえば、スーパーで買い物する人々を止めて

衣服を剥ぎ、トップレスにして観察する。

時を止めての観察は人々の素の姿を映し出す。

ほろ苦い青春物語だが、ちょっと話が飛躍しすぎなのでは?

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リダクテッド

2008-12-19 20:04:51 | 映画
これは実話だそうだ。

イラクでの米兵の活動。

それは戦争ではない。自爆テロなどのテロを防ぐための活動だ。

検問所で、通行するイラク人を身体検査するのだ。

というのも、どこに爆薬が仕掛けられているかわからないからだ。

映画の最初は、そのこに駐在する米兵の日常を

仲間の兵が撮影しているシーンからはじます。

日常的な若者たちの倦怠とはしゃぎ。

廃墟の椅子に腰かけたとたん、椅子に仕掛けられた爆弾が

爆発する。

仲間が吹っ飛んだのだ。

そこから、現地人への猜疑心と復讐心がもたげる。

一方、若者の性はけ口は、

そして起こったレイプ事件とそこでの気がふれたような銃撃による

家族たちの惨殺。

これは、悲劇でしかない。

戦でないのに、なぜ死ななければならないのか。

意味のない戦への怒りだ。

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デスレース

2008-12-12 19:51:50 | 映画
題名を日本語では、死の競争だ。

島に建てられた凶悪犯の収容所に作られたサーキットは

そこの所長好みで、収容犯に死をかけたレースを行わせ

テレビ中継して、有名になるというもの。

したがって、カーアクションのオンパレードだ。

途中に仕掛けもあって、爆発したり、武装した大型トラックが現れたりする。

最近は、カーアクションが多いので、いいかげん飽きられ気味だが、

死をかけるところに意味があるのか?

実はこの映画はリメイクで、人によると前作に劣るという。

まあ、必然性に欠け、女性を登場させて

興味を引くが中途半端だ。

デスレースといっても、死骸がごろごろするわけでなく

その意味では、なまぬるい。

カー好きなら、見流してもいい映画だ。

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韓国映画「FACE}

2008-12-10 17:53:51 | 映画
韓国映画「FACE]は、2005年の作品だが、日本では劇場公開されていない。

DVDで公開となった。

結構えぐいホラー映画だ。

もともと、フェイスというのが、

主人公が、死体の骸骨から複顔するのを仕事としていることからきているのか。

妻を亡くし、娘を心臓手術で亡くす。

映画は、過去と現在が交差するのでかなり分かりずらい。

心臓移植のドナーを殺して、臓器を移植するという結構ハードな話だ。

複顔師のもとに現れる美人の助手が曲者で、

意味ありげなのが最後までひぱって行く。

いずれにしろ韓国のホラーも結構いける。

主演者は、芸達者で物語を引き締めている。

ホラー好きの人にはいいのかも。

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特命係長 只野仁 最後の劇場版

2008-12-09 13:53:21 | 映画
マンガのテレビドラマ化であり、そのテレビの映画化だ。

最近、テレビ局とのタイアップが多く、

テレビドラマが劇場版として映画化されるが

どうしてもたいまいになり、焦点が絞れない映画が多い。

この映画もその例に漏れないが、

特命係長只野のもともとのマンガは、

週刊誌連載で、男性向けだけにかなりエッチ度の高い作品だ。

でも、テレビや映画では、上映上の制約があるのか

その勢いはうんと下がる。

したがってこの手の作品はつまらない。

そこを何とかカバーしようと、西川史子を起用。

擬似とわかりながらのラブシーンや乱闘シーンを見せる。

もう一つの目玉は、中国人の大男だ。

只野に扮する高橋と比ぶべくもない大きさだ。

格闘シーンではコテンパンにやられてしまう。

だが、弱点がお色気で、その攻撃でいちころに。

そして、小型飛行機の大乱闘。

まあここまでいったら、喜劇でしかない。それもちゃちな。

ただ、サリーマンものなので、

それなりの人生観が語られる。
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ウォーリー

2008-12-08 17:16:18 | 映画
人間達が捨てた700年後の地球。

黙々と働くロボット。お掃除ロボットだ。

そのロボットは、一人ぼっちで働き続け、恋人を待っていた。

感情のあるロボット、でもロボットはぼろぼろ古ぼけている。

そこにある日、宇宙から卵型のロボットが来た。

彼女の名はイブ。

彼女が宇宙へ帰るとき、ついにウォーリーはロケットに

つかまり、彼女の住む宇宙船へ。

そこには人間がいた。

環境、恋愛、などなどかなり難しい映画だけに

大人の鑑賞に堪える映画だ。

でも、アニメはアニメ。

人間ではない。

かなり風刺が効いていて面白いが、

機械語のためもうひとつ感情に響いてこない。

たくさんの人物やロボットが出てきて、

複雑だ。

まして、アニメのため、本当の人間なのかどうか理解できない。

ニモのように魚なら魚だといいのだが。

そんなことに気がとられているうちに映画は終わる。

一応はハッピーエンドなのだが。





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1408号室

2008-12-03 16:55:53 | 映画
1408に何の意味があるのだろうか?

幽霊の出る現場に泊って体験記を書く売れっ子作家。

「1408号室に泊るな」の葉書がきて興味をそそられる。

そして、ホテルを訪れるが、支配人に執拗に断られる。

それを押し切って泊ることに。

最初は、なんのと思っていたが、

部屋に閉じ込められてからは、恐怖の連続だ。

当然オカルトだが、それよりも、スリルだ。

部屋全体が襲ってくる感じだ。

ベランダから外に出るときは、高所恐怖の人はたまらない。

そして、部屋が、爆破され、洪水になり、

それは、夢なのか現実なのか。もう、あとは見てのお楽しみ。

ただ幽霊っぽいオカルトとは一味違う。

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