おすすめ度 ☆☆☆★
178分の長尺
監督・岩井俊二&音楽・小林武史による音楽映画。
2023年6月に解散した人気グループ「BiSH」のメンバーとして活躍してきたアイナ・ジ・エンドがキリエ役で映画初主演を果たし、主題歌「キリエ・憐れみの讃歌」を歌唱するほか劇中曲として6曲を制作。
アイナ・ジ・エンドのうたが主テーマなので、この曲に乗れないと置いていかれる。
石巻、大阪、帯広、東京を舞台に、歌うことでしか“声”を出せない住所不定の路上ミュージシャン・キリエ、行方のわからなくなった婚約者を捜す青年・夏彦、傷ついた人々に寄り添う小学校教師・フミ、過去と名前を捨ててキリエのマネージャーとなる謎めいた女性・イッコら、降りかかる苦難に翻弄されながら出逢いと別れを繰り返す男女4人の13年間にわたる愛の物語を、切なくもドラマティックに描き出す。
最初とラストの雪のシーンが美しい。
途中、東日本大震災の映像が、ここで、姉キリエが行方不明となる。
そして妹がキリエを名乗り、シンガーソングの世界へ。