ひろの映画見たまま

映画にワクワク

グッドナイト&グッドラック

2006-07-30 16:49:31 | Weblog
家族に共産主義に関係のあるものがいるといって、解雇するという

ひどい社会を糾弾するテレビキャスターの物語だ。

時は1950年代、世に有名なアメリカのレッドパージの時代の話だ。

実話に基づき作られた映画だ。

当時のテレビは白黒なので、あえて全編白黒の映画だ。

それだけに違和感はない。

テレビキャスターを演じる男優が渋い。

何者にも屈せずという感じだ。

そして、自分のテレビが終わると、「グッドナイト&グッドラック」といって、視聴者に挨拶をする。

ドラマは、彼らの成功を描くが、しかし、かれらも、世の中の流れで終わりを迎えることとなる。

ひるまず、自分の信念の基づいて放送する報道マンのりりしい姿が美しい。

アクションやホラー、恋愛もないが、じっくり描いて見飽きさせない。
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胡同のひまわり

2006-07-27 20:41:37 | Weblog
いかにも、中国映画らしい骨太の映画だ。

父と息子の格闘。

今の日本では、女の「福原愛」「宮里あい」などに見られるが、男ではあまり聞かないしごきだ。

でも、息子は反抗するところが愛らしいが、でもさらに見つかってしごきがエスカレートする。

あげく、成人に近くなって、愛人にはらませた子を勝手に堕胎されてしまう。

日本では、人権侵害だ。

父には、文化大革命時のトラウマがある。

それはわかるにしても、あまりだ。

しかし後半、父子の確執が死に近づくことで解決へ進む。

父は自分の生き様の反省文を残して、消える。

そこで息子がやっと父を許せるのか。

さらに、気性の強い妻が絡んでこの映画をより強くしている。

強さゆえの感動もある。

文化大革命後の家庭の事情が丁寧に描かれている。

地震のときの人にとの助け合いなど。

さらに、舞台が消え行く中国の下町・胡同であり、

一方、息子は画家として成功していく。

2時間のドラマを飽きさせない。
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ハチミツとクローバー

2006-07-22 21:18:55 | Weblog
恋に落ちる瞬間をはじめて見てしまった。

から始まる「ハチミツとクローバー」は、青春そのものだ。

恋に落ちたのに、相手は別の人を好きになったみたい。

ストーカー・恋する人の片思いが陥る姿。

ストーカーをストーカーするおかしさ。

舞台は、美大のキャンパスと、美大生や先生の住まい。

5人のグループに、突然帰ってきた落第生と新しく入ってきた先生の姪。

絡まりあった恋の糸は、海辺での青春万歳で一変する。

苦い恋ばかり、でもだれでも一度は通ったであろう道だ。

才能のあるものが自由に作ったとき、それは芸術へと昇華する。

漫画を原作に、恋のあや糸がじっくり描かれている。

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日本沈没

2006-07-19 21:36:26 | Weblog
壮大な映画だ。本物の艦やヘリなど、動員され、

レスキューも本式だ。

日本の立体地図もよく出来ていて、沈没していく様が映し出される。

話も大掛かりで、日本政府の日本沈没に対する取り組みが描かれる。

そして、決断するのは、太地真央ふんする災害担当大臣だ。

石坂浩二扮する首相は、小泉を意識してのメイクだ。

ちょっとおかしいのは、科学者に扮する豊川悦司で、前作の悪役のイメージだ。

草剛は、潜水艇の乗組員だが、柴咲こう扮するレスキュー隊員と、いい仲になる、そして二人は災害に立ち向かっていく。

話が大きいので、やれ北海道だ、九州だ、京都だ、奈良の大仏だ、富士山だとめまぐるしい。

話もあっちこっち飛んで大変だ。

労を多とする映画だ

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玲玲の電影日記

2006-07-17 17:48:40 | Weblog
リンリンの映画日記

文化大革命当時、野外で映画は上映されていた。

映画は、政治的な中国映画が主で、外国映画といえばアルバニア映画だった。

こんな時代に少年少女時代を送った不遇な二人の物語。

しかし、話は複雑で、現代、自転車に乗った青年がレンガ積みにぶつかり転倒することから、昔仲のよかった二人が再会し、玲玲の日記に遭遇することになる。

文化大革命を描くこともあり、中国的な政治臭もあるが、

物語はよく書き込まれている。

嫉妬と不遇な事件で義弟を死なせてしまい、義父に殴られ、自らも耳が聞こえなくなるクライマックスへと話は進む。

家族の問題が縦糸として描かれ、感動を呼ぶ。

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MiⅢ

2006-07-11 20:12:22 | Weblog
面白い。

いろいろ、ありえないことの連続だが,一難さってまた一難

最愛の妻が虜になって、これがファーストシーンだ。

妻が殺されるか、自分が殺されるか。

ヴァチカンから、上海へと舞台は広い。

007張りだ。

トムクルーズのワンマンショーだが、チームがいる。

これが頼りになる。

ビルからビルへの綱渡り、人面による扮装はもう常套手段だ。

でも何か新しいものもある。

そしてこれを仕掛けた犯人は、これも常套手段か?

まあ2時間の早いこと。

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隠された記憶

2006-07-09 19:09:49 | Weblog
さすがフランス映画。

隠された記憶とは何なのか?

テレビキャスターが、ビデオカセットを送りつけられ、脅迫される。

でも、何の目的か、わからない。

ビデオに写ったアパートを訪ねると、幼いころ、父が養子にしようとしていた外国人がいた。

彼なのか、しかし、本人は否定する。

妻との葛藤、子供が行方不明になる。

そして、夢で幼いころのショッキングな血の記憶が

何かわからないうちに、引き込まれてしまう。

しかし、映画の結末はあっけない。終わるための物語がないのだ。

観客の考えに待つのか?

とにかく、終わりまで目が放せない。



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9ソングズ

2006-07-07 21:12:02 | Weblog
これは、DVDで観た。

70分ほどの短い作品。

おまけの監督インタビューが長い。

南極大陸を滑走する。

そして、愛を思い出す。

9つの歌(ロック)

9つの歌はすべて、実況録音だ。

そして、愛する二人はそこにいる。

愛・それはプライベートなもの。

男女二人の役者は、プライベートを楽しむ。

愛はSEX、その描かれかたは、アダルトビデオのそれよりリアルだ。

70分に凝縮された、愛の物語は、南極大陸へと昇華される。
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ウルトラヴァイオレット

2006-07-05 21:09:53 | Weblog
ミラジョボビッチのための映画だ。

その素晴らしいプロポーションから繰り広げられるアクションシーンの数々

近未来のアメリカで、剣と銃による一対無数の戦闘で、すべて相手をなぎ倒してしまう。

危機一髪では、すぐ変身して、髪の色が変わったりすると、力がみなぎって再び相手をなぎ倒す。

さらにバイクでは、壁面をよじ登ったり、壁面を突っ走ったり、もう快感以外の何者でもない。

こんな美人だが、色恋沙汰はない。自分の子供を殺された過去をもち、子供には惹かれる。

まあ、舞台はホンコン的でもあるが、そんなことはどうでもよい。

彼女にのみ、目を見開いていればよいのだ。
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