なぜか、京都で意外に早く公開された。学生の町ゆえか。
この映画の監督は立教大学の学生、卒業制作だ。
指導教官を中心に公開されることになった。
実際に、その病の人を観察しないと、どんな病気なのか理解しにくい精神の病。
それも先天性。
20歳になったちづる。実に可愛い。
けれど、他人とかかわれない。
母親はきっと一生面倒を見続けるだろう。
しかし、感情はある。
犬をペットとして与えればどうなるのか、それは二人の実験だ。
この映画のもう一つの特徴は、撮影者が当事者であることだ。
父がすでに交通事故で亡くなっているので、どうしても妹とかかわりなしでは生きていけない。
母親とのやり取りもじっくりありのまま撮影する。
ちづるが、母のお金を自分のものにした一件でも、母親は、娘と真剣に向き合う。
そんな、激しいやり取りも含んだこの映画は、素の姿を描写するという稀有な映画となった。
そのくせ、淡々とした描写が、同情でもない当事者の温かい目が感じられる。
改めて世の中には、このような苦しみを抱えて生きる人がいることを実感した。
この映画の監督は立教大学の学生、卒業制作だ。
指導教官を中心に公開されることになった。
実際に、その病の人を観察しないと、どんな病気なのか理解しにくい精神の病。
それも先天性。
20歳になったちづる。実に可愛い。
けれど、他人とかかわれない。
母親はきっと一生面倒を見続けるだろう。
しかし、感情はある。
犬をペットとして与えればどうなるのか、それは二人の実験だ。
この映画のもう一つの特徴は、撮影者が当事者であることだ。
父がすでに交通事故で亡くなっているので、どうしても妹とかかわりなしでは生きていけない。
母親とのやり取りもじっくりありのまま撮影する。
ちづるが、母のお金を自分のものにした一件でも、母親は、娘と真剣に向き合う。
そんな、激しいやり取りも含んだこの映画は、素の姿を描写するという稀有な映画となった。
そのくせ、淡々とした描写が、同情でもない当事者の温かい目が感じられる。
改めて世の中には、このような苦しみを抱えて生きる人がいることを実感した。