ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「ふたりの女王 メアリーとエリザベス」、美貌と才知に恵まれた女王の物語!

2019-09-27 10:35:12 | イギリス映画

おすすめ度 ☆☆☆★

王室ドラマ好き ☆☆☆☆

今年は、英国女王ものの当たり年だ。

女王ものとあって、おろそかにはできず、それなりの出来が多い。

本作も、二人の女王のうち、美貌と才知に恵まれたメアリーに重点を置いた、新ドラマとして注目に値する。

もちろん、歴史ドラマだけに、その背景を予習しておくのがよい。

当時はまだ、男性社会。

ただ、王に男子ができなければ、という一心で、多妻という方法もとられる。

だが今作は、二人の女性。

結局、エリザベスは、一生独身をとおすが故に、悩みが多く、一方のメアリーは、これまた男運に恵まれず、無理やりのセックス、1分で、子を授かり、これがのちに王位継承。皮肉なものである。

「レディ・バード」のシアーシャ・ローナン、「アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル」のマーゴット・ロビー、二人の女優対決は見もの。

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「翔んで埼玉」、埼玉被虐物語!

2019-09-26 17:13:01 | 日本映画

おすすめ度 ☆☆☆★

日本には、最下層の県がある。
摩天楼大都市・東京と隣接していながらも、魅力ナシ、名産ナシ、夢や希望ナシ、海もナシ。
総理大臣輩出ゼロ、貧乳率1位…。
ド田舎で、通行手形が無ければ東京に入県出来ないほどの差別/迫害の対象。
その県の名を口にするだけで失神しそうになるが、気をしっかり持って言おう。

埼玉!

エンドロールで流れるはなわの埼玉被虐唄。

私も一時期埼玉に住んでいたことがるのでなんとなくわかる。

で、それをネタにした、学園物語と、埼玉・千葉連合軍の一揆。とまあ、奇想天外な物語に。

そこをうまく料理してあるから、終りまで目が離せない。

ガクトと二階堂ふみのコンビが見事。

これ逆説的に、埼玉応援歌!

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「アド・アストラ」、ブラピ主演の宇宙飛行!

2019-09-25 19:25:59 | アメリカ映画

おすすめ度 ☆☆☆ (劇場鑑賞)

ブラッド・ピットが宇宙飛行士に扮し、トミー・リー・ジョーンズと父子役で共演。

知的生命体を探しに海王星まで行った父親が16年後に行方不明になる。
父は生きていると知り宇宙飛行士の息子は政府から極秘任務として父親探しに任命される。
先ずは月に行ってから宇宙船に乗換えて海王星を目指すのだけど、月には住民たちが住んでる。

近未来の宇宙、月はもう宇宙旅行の定番となりつつある。

で、そこから火星を経て海王星へ。

前半は、息子が宇宙飛行に適しているかにはじまり、宇宙旅物語。

ただ、現代の技術を踏襲してはいるが、ちょっと飛躍したところも。

後半は、父の生存を確認、二人の心の格闘が。

そして、エンドへ。

殆ど、ブラットピットの一人芝居。

かなり退屈なシーンが続く。

今の技術の宇宙映像。きれい。

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「九月の恋と出会うまで」、タイムトラベルの恋愛ものです!

2019-09-24 18:16:49 | 日本映画

おすすめ度 ☆☆☆

書店員が選んだ感涙のロングセラー(松尾由美の同名の恋愛小説)を映画化。

高橋一生、川口春奈主演。

あるマンションに引っ越してきた志織は、新しい部屋で「こちらは1年後の未来です。あなたに危険が迫っています!」という不思議な声を耳にする。その声は強盗殺人に遭うところだった志織を助けるため、未来から届いた誰かの声だった。

だが、タイムパラドックスで、1年後彼女が死んでしまうと隣人は言う。

後半は、1年後の詩織。

美男美女の恋愛をタイムたラベルでまぶして、美しい風景と音楽、

素敵なラブストーリー。

だが、いまいち、仕掛けに乗れませんでした。


 

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「グラグラ」、グラビアアイドルの永岡怜子が主演!

2019-09-23 10:10:22 | 日本映画

おすすめ度 ☆☆

R15+ 官能映画

大人の男女を魅了する作品の発信をコンセプトとするキングレコードのレーベル「KING RECORDS presents エロティカ クイーン」第1弾作品の一作。

コンプレックスを抱えるグラビアアイドルとバツイチ中年男の不器用な恋の行方を描いたラブストーリー。

ヌード写真集も出しているグラドル永岡怜子主演。

ラブシーン映画の誘いがあっても、未経験で、しり込みするはるか。

ファンに襲われそうになった時助けてくれた男と、経験を積もうとするが。

永岡怜子が、終盤全裸で海浜を駆け抜けるが、このシーンは出色。

引き締まった体の、下着をはぎ取った姿のランナーは見事。

 

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「ホイットニー オールウェイズ・ラヴ・ユー」、ホイットニーの伝記映画!

2019-09-22 15:56:25 | イギリス映画

おすすめ度 ☆☆☆

ホイットニー好き ☆☆☆☆

どこまでも伸びる圧倒的な歌唱力を備え、ポップス史上に燦然と輝く奇跡のミューズ、ホイットニー・ヒューストン。80年代から90年代の全盛期、メディアを通して見る彼女は常に溌剌としていて、眩いばかりの笑顔を弾けさせていた。

財団公認による本作では、ホームビデオなどの映像や音源など、膨大なアーカイブから未発表素材のほか、彼女の家族、友人、仕事仲間などの証言から、ホイットニー・ヒューストンの真の姿を紡いでいく。

「ボディガード」は、ホイットニー・ヒューストンの人生の絶頂期。この映画で彼女は最高の演技。魅了された人たちは数多い。本作の曲が、邦題のタイトルだ。

母が歌手という、音楽的に恵まれた幼少期。黒人として、ゴスペルが基本。

父がマネジメントをし、家族ぐるみで、のし上がっていく。

誰もが認める、稀有な音声と歌唱力。

だが、映画出演、結婚と絶頂期を迎えるが、後半はひどい。

薬は幼少期から始めたようだが、やがて、体をむしばむようになり、その映像は痛々しい。

ホイットニー好きでないと、後半は見ていられない。そこまでさらけだすか?



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「負け犬の美学」、負け犬ボクサーの家族愛!

2019-09-21 10:10:00 | フランス映画

おすすめ度 ☆☆☆★

どんなに負けても惨めな思いをしても家族のために奮闘する父、
大好きな父を想う娘、2人を温かく見守る母。互いを想う家族愛に涙が溢れ、
そして自らの信念を貫く男の生きざまが、観るものの心を熱くするー

負け犬ボクサーが、娘のピアノのため、奮起を決意。

危険なプロボクサーのスパーリング相手をかって出る。

ボコボコにされ、けなされながらも、チャンピオンに食らいつき、スパーリング相手を務める。

そして、そのボクサーの勧めで前座試合に出ることに。

ロッキーのような派手さはないが、家族愛にくるまれたボクシング映画も心地よい。

主人公を演じたマチュー・カソビッツは熱演、オーディションで抜擢された娘役が可愛い。

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「プライベート・ウォー」、実在した戦場記者メリー・コルヴィンの個人的な戦い!

2019-09-20 17:18:01 | イギリス映画

おすすめ度 ☆☆☆☆★ (劇場鑑賞)

イギリス・アメリカ合作

レバノン内戦や湾岸戦争など世界中の戦地を取材した実在の女性記者メリー・コルビンの半生を、「ゴーン・ガール」のロザムンド・パイク主演、「カルテル・ランド」「ラッカは静かに虐殺されている」など骨太なドキュメンタリーを手がけてきたマシュー・ハイネマンの初劇映画監督作品として映画化。

命を懸けて、戦場のレポートを送り続けたメリー。2001年のスリランカ取材中に銃撃を受け、片目を失う。

だが、ロザムンド演じるメリーは、片目眼帯をして格好いい。

一方で、PTSDを患い、酒煙草に溺れる。男性経験も豊富。

戦場とプライベートをないまぜながら映画は進む。

なぜそれほどまでして、戦場に赴くのか?

その答えはなかなかむつかしいが、そこに戦場があるからだろうか?

最後はシリアだが、それまでの戦場を、シリアの何年前とくくるので、シリアの重さが伝わる。

ロザムンドの体当たり演技は、この映画の肝だが、男勝りの姿はかっこいい。

余談だが、メリーは、シリア当局に暗殺されたようだ。映画とは異なるが、映画の終わり方は映画的だ。

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「ギフテッド フリムンと乳売り女」、現代の夜の沖縄をリアルに描く!

2019-09-19 14:18:20 | 日本映画

おすすめ度 ☆☆

底辺まで落ちたと思っていた風俗嬢の悦子と、 犬のブリーダー業で成り上がろうとする元スカウトマンの隼人。
そんな彼らが織りなす一風変わった恋愛映画で、誰も描くことのなかった、沖縄裏社会で生きる若者の苛立ち、焦燥、諦めなど今の日本が抱えている弱者切り捨て、階級社会、母子家庭、役人天国、 利権社会等の問題へと繋がる「現代日本の縮図」を描くー

ということだが、映像的に見るものがあるでなく、心に響くセリフがあるでもなく、漫然と裏社会の生きづらさを描いている。

間宮夕貴がおっぱい出して、がんばってはいるのだが

なんか中途半端。

 
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「記憶にございません!」、三谷幸喜のポリティカルコメディ!

2019-09-18 17:30:33 | 日本映画

おすすめ度 ☆☆☆ (劇場鑑賞)

三谷幸喜好き ☆☆☆★

三谷幸喜の長編映画監督8作目で、記憶をなくした総理大臣が主人公の政界コメディ。

予告編で、「記憶にございません」のイメージが強かったが、本編は、記憶喪失の総理を胡麻化そうとする3人の秘書官の四苦八苦。

野党党首の女の色仕掛けがあったり、アメリカ大統領、それも女性が来日ゴルフ大会、官房長官との椅子をめぐっての小競り合いなど、見所満載。

政治ドラマというより、記憶喪失男の悲喜こもごもといったところか。

主演の中井貴一のコメディぶりは、なかなかのもの。

そこここに出てくる役者たちも。癖のある脚本と演出で、生かされている。

ただ、有働由紀子のように一見わからい人も。

ただ、まあ無難なコメディで、映画的に光るものはない。

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