ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「湿地」

2017-11-30 11:10:25 | ヨーロッパ映画

おすすめ度 ☆☆

アイスランド・デンマーク・ドイツ合作

原作は世界的ベストセラーで、ハヤカワミステリマガジン「ミステリーが読みたい」堂々第1位に選ばれた、犯罪捜査官エーレンデュルシリーズの第3作『湿地』である。

この映画、ミステリーなんだけど、レイプ、麻薬の常習者らが出てきて、寒々としたアイスランドの背景と相まって、なんともうすろ寒い映画。

さらに、遺伝病という厄介な話まで絡んで。

まあ、これがアイスランドなのかもしれないが、やりきれない。

原作は、面白そうだけど、映画は、ミステリーよりほかのものを描きたかったらしく、どろどろしている。

刑事までもが、娘との確執。

スェーデンなんかとまた違った味わいだ。

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「しゃぼん玉」、強盗傷害犯が、宮崎の村人に温かくくるまれ、改心!

2017-11-29 17:48:20 | 日本映画

おすすめ度 ☆☆☆

ハートウォーミングな映画好き ☆☆☆☆

直木賞作家・乃南アサの同名ベストセラーを映画化。

強盗傷害を働き、テレビでも報道された青年。

宮崎の山奥で、怪我した老婆を助けたことから、老婆の家に住み込むようになり、山仕事の助けもするようになる。

そして、村祭り、平家落人の由来を持つ祭りに参加。

宮崎・椎葉村、椎葉平家祭りが有名。ご当地映画でもある。

基本は、満足な家庭に育たなかった青年。ひったくりや、強盗で生計を立てる青年の再生物語だ。

かなり丁寧なつくりになっていて、ラスト近くでは、青年と老婆との触れ合いに涙を誘われる。

強引だが、やさしいシゲじい、働く意義を教えてくれる。

村祭りで知り合った娘。娘は都会でひったくりに会い、田舎に帰ってきていた。

突然帰ってきて金の無心をする老婆の息子。

それらのエピソードを重ねながら、青年は成長していく。

そして回心を決意、罪を償って老婆の元へ帰ってくる。

なかなかハートウォーミングなつくりだ。

青年役の林遣都が、悪を働く青年から、改心するまでを体当たりで演技。

これに対し、老婆役の市原悦子は、安心感のある熱演だ。

監督は、これが初めての東伸児。



 

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「ファスト・コンボイ」、フランス版カーチェイス!

2017-11-29 11:24:38 | フランス映画

おすすめ度 ☆★

南スペインからパリを舞台に、高級車で大麻を密輸する運び屋たちを描いたフランス製カーアクション。

とあるので、アクションを期待したが、前半どうでもよい会話が多く、登場人物も多く、内容がつかみにくいため、つまらなく思える。

後半20分でカーチェイスがあるが、とくに盛り上がるほどではない。

まあ、宣伝文句に騙されないことだ。

 

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「ジャスティス・リーグ」、オンリーワンが集まれば世界を救える!

2017-11-28 19:26:05 | アメリカ映画

おすすめ度 ☆☆☆★ (劇場鑑賞)

アメコミの一角を担うDC、そうヒーローとしてスーパーマン、バットマンがいる。

その新作がこれだ。

前作「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」で、スーパーマンは自らの命を賭して地球の危機を救い、人類への信頼を取り戻した。

だが、後に取り残されたバットマンは、一人では戦えないと、ワンダーウーマンとともにリクルート。

アクアマン、サイボーグ、フラッシュという、いずれも一筋縄ではいかない個性の強い超人たちを集め、リーグを結成する。

一方、悪の親玉:ステッペンウルフは、手下のゴキブリもどきを“恐怖“やサイレンに群がるように、仕込んでいた。

前半は、リクルートの様子、後半は別々に保管していた、3つのマザーボックスが、悪玉に奪われ地球が侵略されそうになるのを、防ごうとするバトル。

かなりわかりやすい展開で、ジャスティスリーグの面々の特徴を生かした、バトルが熱を帯びる。

終りになって、スーパーマンも参戦し、まさに豪華版。

エンドロールに、レックス・ルーサーが出てきて、次作の彼の活躍が予感されます。

一人でも強いのに集団で現れる、それもそれぞれの個性を引っ提げて。まあ、面白くないわけがありません。

今回若手で、フラッシュ(エズラミラー)が活躍。高速とコミカルとで見せます。

ただ、私の好みは、女戦士のガル・ギャドットですが。

 


 

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「ドッグ・イート・ドッグ」、喰うか喰われるか?

2017-11-27 17:36:21 | アメリカ映画

おすすめ度 ☆☆

ニコラス・ケイジ&ウィレム・デフォー好き ☆☆☆

R18+ とにかくグロイです。

エドワード・バンカーの同名ハードボイルド小説の映画化。小説をタランティーノが絶賛。

前半、ウィリアム・デフォー扮するマッドドッグが、寄宿先の母娘を惨殺するシーンは、麻薬中毒で、切れたら怖いという典型シーンです。

主体は、ニコラスケイジ扮するトロイ、刑務所生活が長いが、そこで知り合ったマッドと太っちょのディーゼルと組み金儲けをたくらみます。

でも、金が入ってもすぐ、酒と女とヤクにつぎ込む自転車操業です。

メインの犯罪は、赤ん坊を誘拐するという計画ですが、留守のはずが男がいて、計画は狂ってしまいます。

で結構やばい仕事で、狂った3人が万々歳なわけもなく、哀しい結末です。

役者たちが、狂った男たちを演じ、まさにこれでもかの感じです。

後味がいいわけありません。でも、低予算のB級映画ですから、楽しまないと。

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「バタリオン ロシア婦人決死隊VSドイツ軍」、第一次世界大戦中の実話!

2017-11-27 10:20:02 | ロシア映画

おすすめ度 ☆☆★

戦争映画好き ☆☆☆

ロシア・アカデミー賞4部門受賞の実話に基づく戦争ドラマ。

1917年、ドイツ軍の毒ガス攻撃や塹壕戦によって壊滅の危機に追い込まれたロシア軍は、最後の手段として女性だけの秘密部隊を結成する。

貴族や学生、労働者など様々な身分の女性が集まり、国を思って戦に参加する。

ハードな訓練をクリアして、前線に配備されるが、

そこの軍隊(男性たち)は、委員会とか言って、労働組合のような組織で、戦争はしない、上官の言うことは聞かない。

そんなだらしない軍隊に毅然として立ち向かう女性隊の隊長。

女性隊だけに、妊娠したり、恋人がいたり、いわゆる軍隊よりは緩やかな組織。

戦闘は、銃撃戦というよりも肉弾戦で、かなり痛い画面が続く。

女性も、国難に立ち向かうというプロパガンダだが、一応体をなしている。

ちなみに、「バタリオン」とは、大隊の意味。

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「ダンケルク 史上最大の撤退作戦・奇跡の10日間」

2017-11-26 18:58:25 | イギリス映画

おすすめ度 ☆☆★

3部作からなるTV版(BBC)

2004年製作だが、今年9月公開のクリストファー・ノーラン監督作品「ダンケルク」が好調なので、急遽DVD化された。

本作は、当時のチャーチルの映像など、実在のフィルムと俳優によるドラマ部門を混在させた半ドキュメンタリー。

1話60分「退却」「撤退」「救出」の3部作に分かれている。(180分)

そのため、ノーランの「ダンケルク」に比べて、ドラマチックな感動には乏しい。

ただ、ドキュメンタリー風なので、現実味にあふれている。

ベネディクト・カンパーバッチの若き頃が見られるのが一つの収穫。

ノーランの「ダンケルク」と合わせ見ると、より理解が深まる。


 


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「ジェーン・ドウの解剖」ミステリアス、ホラー!

2017-11-26 17:01:29 | イギリス映画

おすすめ度 ☆☆★

ホラー映画好き ☆☆☆

R15+ 人体解剖映画ですから

死体検視官のトミー、息子オースティンとともに死体検視をしている。

保安官から、一家3人が惨殺された家屋の地下から裸で発見された身元不明女性、通称「ジェーン・ドウ」の検死を頼まれる。

翌朝までの依頼に、息子はしぶしぶ手伝う。

だが、その「ジェーン・ドゥ」には、ミステリアスな謎が。

冒頭、オースティンが彼女をつれて検死場に案内、むごい死体を見せる。

「ジェーン・ドゥ」の死体は、きれいな女性の全裸体。

それを解剖していく。この描写が実に丁寧。それぞれの臓器を取り出し、調べていく。(まあこの場面の嫌いな人はパスすべき)

外傷はなく、きれいなままの死体。なのにふたを開けてみると

骨はあちこち砕けてるわ、歯が1つなくてそれが意味不明の文字が書かれた布に包んで胃から出てくるわ、膣内は傷だらけ、肺は真っ黒。

腸から出てきた布に書かれた文字は、聖書の一文。

死体は、1692年のニューイングランドで行われたセイラム魔女裁判で犠牲になった人の遺体だったのです。

その呪いで、検視官一家に不幸が。

死体解剖と、魔女の出現というホラーで、けっこう不気味です。

86分という短い時間に、ホラーねたが結構詰まっています。

オーバーアクションの怖さでなく、じわじわの怖さです。




 

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「ハードコア」、映画は見るから同期する世界へ!

2017-11-25 17:51:58 | 映画

おすすめ度 ☆☆★

FPS(ファーストパーソン・シューター)、要は本人視点のシューティング(射撃)好き ☆☆☆☆

アメリカ・ロシア合作映画 ロシア出身の新人監督イリヤ・ナイシュラー作品

R15+ とにかく、エログロ映画です。

全編、FPS映画のなので、この揺れる画像についていけない人は、見られません。

それほど、特異なこの映画、今までにない画像の連続で、迫力満点。

なにしろ、アクション映画のスタントにカメラをつけて撮影した映像の連続ですから。

まさに、シューティングゲームの集大成。

本人は、手足は義肢義足、おまけに全然しゃべらない。

その分、他人が状況を説明してくれる。

エロい画面も結構あって、お色気満点。

まあ、新しい映画にややショックを受けるが、病みつきになるかも。

一方で、嫌悪を覚える人も、いったん嫌悪をしたら、もうアウト、映画は全くつまらない。

まあ、一度見てください。あなたは、賛成派、反対派??

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「オペレーション・ダンケルク」、ダンケルクの裏でもう一つの戦いがあった。

2017-11-25 09:05:46 | アメリカ映画

おすすめ度 ☆☆

劇場未公開

月末になると、DVD作品も、見るべき作品は少なくなる。良い作品に当たるとラッキー。

本作も、「ダンケルク」公開にあやかった、B級作品。

まあ、期待しないで見れば、悪くはない。

でも、しょぼいことはしょぼい。

まあ、ダンケルクとは、関係ないと踏むべきだ。

レジスタンスにかくまわれたドイツ人科学者を救出せよとの命令で、小部隊が前線に向かう。

科学者は、すでに亡くなっており、女性科学者に引き継がれていた。

この女性がみそで、後半は、恋愛映画っぽい。

追いかけるドイツ軍の執拗な攻撃をかわしながら逃亡する。

地雷があったり、橋があったりと、見せ場もあるが、しょぼい。

小規模の銃撃戦が続き、最後まで、追いかけてくるドイツ軍の執拗さがみそ。

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