ひろの映画見たまま

映画にワクワク

ウインターソング

2006-11-29 16:39:21 | Weblog
金城武主演の恋愛映画だ。

ウインターソングってのは一寸地味な題名だね。

映画の最初は、ミュージカルだ。

アメリカ映画お手のものだが。中国映画となると一寸違和感が。

10年前のうぶな少女との恋物語が、10年後に再び出会うが

彼女には、既に新しい彼が、10年も待ち続けたのになんと切ないことか。

凍った道で息絶える美女。中国映画らしい情景だ。

映画監督と女優という物語だけに、劇中映画が挿入されにぎやかだ。

そして、ラスト近く、今度は空中サーカスだ。

なんともファンタジーな映画だが、それだけ映画は散漫に。
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めぐみ

2006-11-27 18:03:09 | Weblog
外国人からみた拉致事件。

めぐみを中心に、北朝鮮による拉致事件を

写真、映像、資料を駆使して、その全貌に迫っている。

今にしてみれば、拉致が認められていない時期があった。

そのことが改めて印象付けられた。

いまだ解決していないこの事件は

この映像を契機として、さらに世界の人々に知ってほしい。

その意味で、有意義な映画だ。

とくに、幼いときからの、めぐみとその家族の映像は涙を誘う。

映画としても、よく出来ている。
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プラダを着た悪魔

2006-11-24 17:49:48 | Weblog
プラダを着た悪魔とはどんな悪魔かと一寸引くが、

悪魔は、ファッション雑誌の女編集長のことだ。

悪魔とは、その秘書に対する仕事の命じ方のすざましさである。

のべつ幕なしに携帯に電話はかかってくるは、時間が特に厳しい。

私生活にも及ぶそれは、サドとまで思わせる。

又描写の仕方もオーバーで、たとえば、部屋に入るや服をぬぎすて、放り投げる。

出張先から、天候不良でと飛ばない飛行機を何とかしろとか。

子供のために、未刊の書籍を取り寄せさせたりとか。

この悪魔を演ずるのが名女優メリルストリープ。

たしかに、その演技はてきぱきとして心地よい。むしろコミックですらある。

後半ですっぴんで悩む姿を見せたり、演技を見せる。

又、彼女にしごかれる女性をアンハサウェイが、かっこよく演じている。

新入社員の教育物語風で、一寸彼女に息抜きを与えるおじさんがいて、ほっとする。

しかし、彼女は耐え抜く。

フランスでのファッションショーを始め、ファッション界の裏を見せてくれる。

恋物語もおしゃれだ。

何しろテンポがいいので、あっけなく見終わる。

ファッションに興味のある人にはうってつけの物語だ。
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薬指の標本

2006-11-22 10:40:06 | Weblog
薬指の標本とは、なんともとっつきにくい題名だ。

これは、フランス映画であるが、小川洋子の原作だからだ。

「博士の愛した数式」同様、一筋縄ではいかない物語だ。

でも、フランス映画となると、なんとも官能的だ。

うら若き女性も、愛する男が標本師とは?

人の封印したいものを、標本にするという奇妙な職業。

譜面を持ってきて、曲そのものを標本にして欲しいという。

標本室は、学校の理科の標本室みたいだ。

一方、標本師には、プライベートな地下室がある。

ここでは、なににも邪魔されず、瞑想にふけり心が休まるという。

でもそこが、愛の交錯の場となる。

彼女の住む場所は、港、それも大きな貨物船が係留されている。

そして、彼女は港で働く男と二人でアパートを借りている。

でも、二人の在室時間が異なるので一緒にはならない。

男が、女に魅力を感じる。二人の逢瀬が始まるのか。

港のアーティスチックな風景。

凛とした標本屋のたたずまい、それらの環境が、この映画に不思議な雰囲気をかもす。

一寸粋なフランス映画。だけど原作は日本。

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サッド・ムービー

2006-11-15 17:31:28 | Weblog
英語題名だけど、韓国映画。それだけしゃれているってことか。


若い恋人たちの物語が三つ、母子の愛の物語が一つ。

それぞれ、別れの話だ。

例によって、別れは死でもありうる。

ちょっとどじで、なかなかプロポーズのできない消防士は、消防の現場で亡くなる。

母子は、母の病で、いままで、反抗的だった息子が、母のことを日記で知り、愛を取り戻すが、病であの世へ。

顔にやけどのあとがあり、聴覚障害の娘は、遊園地のキャラクターで、面をかぶって絵を描いている青年に恋をする。そして、勇気をふるって、自分のありのままの姿を彼に見せ、分かれる。純情な恋物語はほろりとさせる。

彼女の姉が消防士の彼女で、手話のアナウンサーだ。手放しでコミュニケを取る、どじさが絶妙に面白い。

別れさせ屋を思いつきネットで依頼人を募集していた男は、自分の恋人から別れさせの依頼を受ける。皮肉なことだ。

この四つのストーリーを交互の描きながら、ドラマを盛り上げる脚本はなかなかのものだが、

どうしても、悲しい物語にもっていこうとするので、無理がある。

それに二人も死人が出ては、泣かせ映画の典型だが、又かという感じだ。

まあ、恋人たちのほろ苦い物語は一服の清涼剤かな。


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キンキーブーツ

2006-11-09 17:22:04 | Weblog
靴メーカーの社長の息子が、父の死であとを継いだが、なんと、返品の山。

会社は倒産寸前。

ひょんなことから知り合ったオカマバーのダンサーと意気投合

キンキーブーツを作って、一山当てようとする。

そして、成功。

映画はかなり濃い。というののは、オカマの男性が黒人だ。

でも、みんなの偏見をなくすために努力し、靴作りに偏見はない。

みんなが好む靴をつくることこそ、本文なのだ。

「フルモンティ」を作ったイギリス映画の本領発揮だ。
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虹の女神

2006-11-07 16:50:36 | Weblog
またまた、いい映画が出た。

大学時代から、好きといえずにきた、気になる二人。

彼女は映画製作に関わり、彼はフータロー。

彼はちょっとおっちょこちょい。

彼女はしっかりもの。

でも二人の気持ちは離れられない。

お互いまじめには打ち明けられない好きだという気持ち。そのもどかしさ。

彼女は、アメリカへ、だが、不意の飛行機事故死。

その日に彼は虹を見る。それを、メールで彼女の携帯へ送った。

その携帯が、お骨を引き取りに行った、妹から彼女の遺品だといって渡される。

そして知る彼女の本当の気持ちを。

揺れ動く映像は生き生きとして、若者たちの今を切り抜く。

彼は、そのほかに、だまされて、年上の女性と結婚しかける。

相手の嘘にやっと自分を取り戻すが、なんとも切ない。

話は、ストーカーから始まる。入り組んだ話は、手短に書けない。

このもどかしさ。

でも最後まで、物語は痛いほど二人の気持ちがわかる。

それは感情移入の問題かも。
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日本映画「手紙」

2006-11-04 19:56:05 | Weblog
このメールの時代だからこそ、手紙の意味が重い。

弟の学費のために泥棒に入って家人に見つかり、その女性を殺してしまう。

そして、刑に服することに。

弟は、この兄の行為を、はじめはありがたく思っていたが、

世間の目は厳しく、追い立てられるように、家を転々とし、職場も変える。

さらに、愛を抱いた女性との結婚も妨げられる。

なぜ兄は、こんなことをしてくれたのか。

犯罪被害者とともに、加害者の家族も又被害者なのだ。

兄からの手紙を拒絶した弟であったが、彼にこころを寄せる女性の

行為に、自分の心の痛みにさらに向かうことになる。

罪を犯した家族の悩みを徹底的にあぶりだす。

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