おすすめ度 ☆☆☆
男女の機微好き ☆☆☆★
Netflixで鑑賞
第92回アカデミー賞では作品賞のほか主演男優、主演女優、脚本など計6部門でノミネートされ、ニコールを助ける女性弁護士ノラを演じたローラ・ダーンが助演女優賞を受賞した。
一目ぼれで結婚、いまだ愛しているのになぜ離婚。
ニューヨークとロサンジェルス、二つの距離が、二人の溝に。
そして子供の親権問題が。
はじめ、弁護士を立てての離婚訴訟に、お互いの長所を述べ合い、そして傷つく。
今度は、二人だけでの、思いのたけ。
まさに演劇。トークバトル。
ラストは、微妙。
それは、結婚をうかがわせるのか？
世の中、何度も結婚する人がいるが、それがこれなのか？
スカーレット・ヨハンソンとアダム・ドライバーの演技合戦。
おすすめ度 ☆☆☆
ゾンビ映画好き ☆☆☆★
R15+ ゾンビ映画だけにグロテスク
ゾンビが蔓延した世界を舞台に、自ら編み出した「生き残るための32のルール」を実践する引きこもりの青年を描いた人気ゾンビコメディ「ゾンビランド」の10年ぶりとなる続編。
あれから10年。2019年の地球はさらに激しくゾンビ化し、ヤツらはさらに進化を遂げていた! なんだかんだで“ファミリー”の4人は、さらにパワーアップさせた73!?のルールで、生き残りをかける!!
コロナウイルスの蔓延は、ゾンビ映画に近似するので、まあこの時期に見ると、余計親近感がある。
ただ、この映画、役者がそろっているので、それなりに面白い。
ホワイトハウスから、かつてエルヴィス・プレスリーが住んでいた大邸宅、グレイスランドを経由して、ヒッピーたちが武器を持たず立て籠る平和の塔、バビロンへ。まるで、アメリカの近代史とカウンターカルチャーをなぞるような旅。
ゾンビたちも新種が出現、ゾンビ映画も進化している。
ゾンビと遊びたければOK。
ウッディ・ハレルソンは、楽しい。
おすすめ度 ☆☆★
官能映画好き ☆☆☆
２００１年製作の映画 ゆえにPGはないが官能映画
全編男と女の微妙な駆け引き。
それぞれが愛を深めていき。
インターネット取り引きで大金を儲けているリチャードは、カフェで知り合った女性フローレンスがストリッパーだと知り、好奇心をそそられる。彼女が働いている店に行くと、フローレンスは濃厚なサービスと最高の満足感を彼の肉体に与えてくれた。そしてリチャードは高額の報酬と共に「2人きりの特別な週末を、ラスベガスで過ごしてくれないか」と彼女を誘った。やがてたどりついた高級ホテルの一室。その瞬間から幻想と現実の時間を行き来しながらこの「エロティックな契約」が思わぬ愛のカタチを浮き彫りにしていく・・・・。
フローレンスを演じるモリー・パーカー、そばかす美人、スタイル抜群。
セックスシーンふんだん。男と女の駆け引きが面白い。
おすすめ度 ☆☆☆
韓国屈指の金融街を舞台に繰り広げられるスリリングなマネーゲームを描き、韓国で大ヒットを記録したサスペンスドラマ。
証券会社に就職するもうだつの上がらないお荷物君が上司から「ブティック」と呼ばれる共同出資による設け話を持ちかけられて巻き起こる話。
金融のことは難しいが、たんたんとお金を儲けていく過程が、スピード感を持って進むので見よい。
主役を務めるリュ・ジュンヨルが、この役にあっていて、徐々に悪にはまっていくさまが心地よい。
また、徐々に金融監督官に追い詰められていくさまが、テンポよい。
ただ、主役が悪なので、感情移入できなく残念。
おすすめ度 ☆☆☆
官能ミステリー好き ☆☆☆☆
１９８１年作品のため、R指定はない。だが官能映画。セックスシーンはまさに情熱的。惜しみなく
激しい暑さにむせぶフロリダを舞台に、謎めいた女と出会った若い弁護士が遺産相続を背景にした恐ろしい罠にまきこまれてゆく姿を描く。
原題 Body Heat の通り、フロリダの夏は、熱い。そして二人の情熱も熱い。
ウィリアム・ハート、キャスリーン・ターナーの二人による、艶めかしい熱帯夜の演出。二人はまだ駆け出しだが、そのむせるような、愛の炎は、美男美女だけにたくましい。
映画史上で、官能映画の上位にあるのもうなずける。
ただ、この映画、官能だけでなく、ミステリー面でも、一ひねり二ひねり。
ラストのどんでん返しは？
若かりしミッキーロークがまぶしい。
おすすめ度 ☆☆
R15+
人間社会に紛れ込み、食物連鎖の頂点とされる人間を食らう種族「喰種（グール）」が潜む東京。あることをきっかけに半喰種になってしまった大学生のカネキは、人間と喰種の狭間で葛藤しながらも、喰種たちの駆け込み寺でもある喫茶店「あんていく」に身を寄せ、トーカらとともに生活をしている。
そんな中、「美食家（グルメ）」と呼ばれる喰種・月山が「あんていく」にやってくる。
喰種は、経験済なので、今回はこの月山という美食家が焦点。
これを演じる松田翔太が、カリスマ的な魅力を発揮、変態ぶりがかっこいい。
レストランで、人肉を食するシーンが出てきたり、相変わらずグロテスク。
ここで当然、好みがわかれる。
ヒロインのトーカ役の山本舞香、アクションシーンで本領発揮。
この異常性がカギを握る。
おすすめ度 ☆☆☆★
ギャング映画好き ☆☆☆☆
PG12
上映時間２０９分の大作。
ギャングの大物、ラッセル・バファリーノの右腕として活躍した伝説の殺し屋“ジ・アイリッシュマン”ことフランク・シーランの実話を元にしたギャング映画大作にして、第二次大戦後の現代アメリカ裏面史を描く骨太作品。
物語は、今は老人ホームで過ごす車椅子の老人フランク・シーランが、マフィアのヒットマンとして自身が関わっていた1950年代から80年代のアメリカの裏社会について、1975年の出来事を度々挿入しながら回想するという形で進む。
監督マーティンスコセッシ、主演ロバート・デニーロ、アル・バチーノ、ジョー・ベシ。まさに夢の競演。
製作費に行き詰まり、Netfilixに助けを求めたという、いわくつきの大作。
マフィアという裏社会を描きながら、ケネディ大統領やキューバ危機など、表の時代をも巻き込んだ、大歴史絵巻だ。
巧妙に仕組まれた脚本故、二度見するほど味が出る。
その点、Netfilixは、二度見は費用が掛からない。
この時代の映画でこれを超えるのは難しい。
デニーロやアルパチーノは、若かりし頃は、CGで若作りして出演。
おすすめ度 ☆☆☆☆
これは何とも笑えない（実際は笑わせすぎ）ドキュメント。
Netflixにはトラ愛好家が溢れかえっているようだ。同社は第1四半期の決算で、6400万世帯が『タイガーキング: ブリーダーは虎より強者?!』を視聴したと発表した。また、新型コロナウイルスのパンデミックに伴う外出自粛の影響を受け、Netflixの有料会員数は1570万人増加。全世界の有料会員数は1億8300万人を超えたという。
で、このタイガーキング、虎好きで、私設動物園を経営。
そもそも、虎は絶滅危惧種で、売り買いできないはずだが、自分で培養しているから問題ないと、強行。
一方で、この態度にのろしを上げている動物愛護団体のおばさんがいて、まさに格好の映像アイテムだ。
さらに、人が虎に襲われたり、殺されたりするシーンまで、ドキュメント。
テレビでは、ありえない映像だ。
このタイガーキングこと、ジョーエキゾチックは、ゲイで、二人の夫と生活している。
一方、もう一人のタイガーキングは、一夫多妻で、みんなで虎を飼っている。
まさに虎愛好家はみんな変人なのか？
こんな他では見れない映像にNETFLIX釘付け！
おすすめ度 ☆☆☆★
文学好き ☆☆☆☆
フランス・イギリス合作
第2次世界大戦中、イギリスで唯一ナチスドイツに占領されたチャンネル諸島の1つであるガーンジー島。フランスとイギリスの中間にあり、ドイツにとっては格好の占領地。
この歪んだ島民たちは、いかに過ごしたのか。ひょんなことから生まれた読書会が占領下の唯一の心の支えになっていた。
だが、作家のジュリエットが、島民がみな口を閉ざすある出来事を題材に小説を書いたことで、その一部始終が明らかになる。
それは、戦時下のなさぬ恋の顛末。
だが、現実には、行方不明になった女性の悲劇。
ただ、その忘れ形見が存在する皮肉。
一方で、作家と読書会のスタッフとの恋も描いて、
美しい島の自然とラブロマンスに目が離せない。
おすすめ度 ☆☆
田中圭、吉田鋼太郎、林遣都の共演で3人の男たちの恋愛を描いたテレビドラマで、2018年の新語・流行語大賞トップテンに選出されるなど社会現象的な人気を獲得したラブコメディ「おっさんずラブ」の劇場版。
まあ、役者で持たせる映画だが、中身がどうだか？
天空不動産をめぐる、職場物語で、地上げとかも話題に。
基本、おっさんずラブは、言葉はやさしいものの、ゲイ世界。
だが、どう見ても、彼らはゲイとは程遠い存在。
まあ、言えばうわべだけのおっさんずラブ。
田中圭が主役で、女性たちに魅力を振りまいているのだが、相手が林遣都、吉田鋼太郎なのだから、推して知るべし。
まあ、流行語になるほどテレビでは新鮮だったのかもしれないが。
なかで、サウナでのシーンは、コミカルで笑えるが。
ゲイに興味のあるなしで、評価が分かれる。
