ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「旅立ちの時」、哀しくていつもひとり・・・・ダニー17歳、まだ少年、でも大人!

2023-08-30 19:58:59 | アメリカ映画

おすすめ度 ☆☆☆★

NHK BS プレミアム 鑑賞   1988年製作

17歳の少年ダニーは両親とともに逃亡生活を送っていた。反戦活動家だった両親はベトナム戦争当時に事件を起こし、そのかどで指名手配されていたのだ。そんなダニーはニュージャージーの小さな町で音楽教師に才能を認められ、その娘ローナと心を通わせていく。しかしかつての同志が警察に逮捕されたことから、ダニーの一家は窮地に追い込まれる……。

両親がかつて過激派の活動家だったということでFBIから追われていて、そのため一家は一箇所に定住することもできず髪型や名前を変えながら引越しを繰り返す逃亡生活を余儀なくされている。でも映画はあえてその変な状況ををくだくだと説明しようとはしていない。彼らの窮屈なくらしぶりと周囲との関わりあいからなんだかおかしいぞこの一家、と思わせる演出になっている。それがちょっとしたミステリー要素にもなる。

才能があり、好青年、周りがほっておくはずもない。音楽の先生とその娘。

ジュリアードと恋花。

青年は、家族を優先しようとするが、父親が理解してくれた。良いハッピーエンド。

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「声 姿なき犯罪者」、その声はすべてを奪う!

2023-08-30 16:53:15 | 韓国映画

おすすめ度 ☆☆☆★

振り込め詐欺映画 ☆☆☆☆

韓国で深刻化している振り込め詐欺を題材に描いた犯罪アクション。

釜山の建設現場の従業員たちが振り込め詐欺の標的となり、多くの人々が大金を奪われた。現場作業員として働く元刑事のソジュンは、愛する妻と同僚の30億ウォンを取り戻すべく詐欺犯を追い始める。手がかりを掴んだソジュンは中国のある建物に潜入するが、そこでは組織化された詐欺集団が総責任者クァクの下で振り込め詐欺を行なっていた。新たに300億ウォン規模の詐欺計画が企てられていることを知ったソジュンは、復讐に乗り出す。

詐欺の実態は現実から取材を重ね、組織への潜入という展開は、韓国映画得意のエンターテインメント化している。犯罪の発端はリアルで、捜査が進む中盤以降はフィクションとして楽しませてくれる。

物語としては潜入捜査ものであり、法律上、共犯や犯罪教唆となるので現行法上、警察としては実行出来ない詐欺組織への潜入を、退職した刑事と言う私人だから行える、と言うのも警察の協力があったからこそ生まれた設定でしょう。このように、リアリティがあり、社会性もあり、それでいて、見事にエンタメしているのは、さすが、韓国映画だ。

 

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「春に散る」、二人は一瞬だけを生きると決めた!

2023-08-29 17:25:41 | 日本映画

おすすめ度 ☆☆☆★ (劇場鑑賞)

沢木耕太郎の同名小説を佐藤浩市と横浜流星のダブル主演で映画化し、ボクシングに命をかける男たちの生き様を描いた人間ドラマ。瀬々敬久監督がメガホンをとった。

不公平な判定で負けたことをきっかけに渡米し40年ぶりに帰国した元ボクサーの広岡仁一と、同じく不公平な判定負けで心が折れていたボクサーの黒木翔吾。飲み屋で出会って路上で拳を交わしあい、仁一に人生初のダウンを奪われた翔吾は、彼にボクシングを教えてほしいと懇願する。

最初は断る仁一だったが、かつてのボクシング仲間である次郎と佐瀬に背中を押されて引き受けることに。仁一は自信満々な翔吾に激しいトレーニングを課し、ボクシングを一から叩き込んでいく。やがて世界チャンピオン・中西との世界戦が決まるが……。

重い心臓病の広岡、めをやられ、撃たれれば失明のおそれも、二人は命をかけてチャンピオン戦に挑む。

12ラウンドのチャンピオン戦、結局判定にもつれ込んで、主審の採点で勝利。

相手役に窪田正孝を配し、渾身のマッチ。

広岡と黒木の家族関係も丁寧に描写、物語に広がりが。

手放しでは褒められないが、出来の良い作品だ。

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「ホテルアイリス」、かがみのなか、わたしとあなた、あいのはて!

2023-08-28 19:53:34 | 日本映画

おすすめ度 ☆☆★

官能映画好き ☆☆☆

日本・台湾合作   R15+

原作、小川洋子の官能小説。

台湾金門島で撮影。

海沿いの寂れたリゾート地。日本人の母親が経営するホテル・アイリスを手伝っているマリは、ある嵐の夜、階上に響き渡る女の悲鳴を聞く。

翻訳家(永瀬正敏)と17歳のマリ(陸夏)の二人がメインの映画。知的な手紙がマリの好奇心をくすぐった。部屋にはロシア語の書籍で壁面にギッシリ、落ち着いた性格かと思いきや、
レストランでは予約で揉めて怒り出す癇性も見せる。性行為はマリの手を縛り、イスに座らせ、自分の舌と指で欲望を叶えていくサディスティックで異常なもの。

何処か、エキゾチックで、エロチック。だが、あくまで普通の映画。

台湾の島の風景を活かした、美しくかつ絵画のような映像で見る者を幻惑させる、

 

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「グラン・ブルー グレート・ブルー完全版」、そこには、音もなく、重力もなく、悲劇もない!

2023-08-28 16:33:14 | フランス映画

おすすめ度 ☆☆☆★

海の映画好き ☆☆☆☆

NHK BS プレミアム 鑑賞  

1988年製作  R15+  フランス・イタリア合作

リュック・ベッソン監督の出世作「グレート・ブルー」に49分の未公開場面が加えられた完全版。 169分の長尺

(大いなる青)のフランス語のタイトルは『Le Grand Bleu』。 青色のイメージは、フランスでは、「夢」や「希望」のイメージカラーです。 その意味から言えば、『グラン・ブルー』は、「大いなる夢」という意味に解釈しても間違いではない。

幼い頃からイタリア少年エンゾにライバル扱いされていたフランス少年ジャック。大人になったエンゾは、ジャックを探し出し再び勝負を挑むのだった。素潜りで深度を競うフリーダイビングにかける男たちの物語。

ジャックは、いるかとも共感する海の男。彼に惚れる女性は、結局報われることはない。そういう男を愛したのだから。

スキューバーの道具を使わず、素潜りで深度を競いあうフリーダイビングの世界記録にチャレンジする2人。それはあまりにも危険すぎる競技だった。

全編、ほぼ海を描いて、テーマは海。

海にとらわれた男の物語。

 

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「シグナチャー 日本を世界の銘醸地に」、日本ワインにかけた夢!

2023-08-27 21:04:01 | 日本映画

おすすめ度 ☆☆☆

ワイン好き ☆☆☆★

日本のワイン業界を牽引した麻井宇介(浅井昭吾)の意思を受け継ぎ、日本を世界の銘醸地にするために奮闘する醸造家・安蔵光弘の半生を描いたドラマ。

1995年、ワイン造りを志す安蔵光弘は東京大学大学院を卒業後、山梨県勝沼町にあるシャトーメルシャンに入社。そこで会社の大先輩である麻井宇介と出会い、その見識の高さと人柄に傾倒していく。仲間たちとワイン造りに携わる中で、のちに妻となる正子との出会いも果たした安蔵は、理想のワイン造りのため奔走。やがて正子と人生をともに歩むこととなり、フランスのボルドーへの赴任も決まるなど、順分満帆なワイン造りの道を歩む。

ほぼ実話に基づいて、浅井から安蔵へ継がれてゆくワイン醸造のバトン。これを描く。ある種、記録映画といってもよいほど。

「シグナチャー」とは、特別なワインに醸造責任者がサインを入れることを指す言葉。

 

 

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「アネット」、愛がたぎる!

2023-08-27 14:54:09 | ヨーロッパ映画

おすすめ度 ☆☆☆

変わった映画好き ☆☆☆

PG12   フランス・ドイツ・ベルギー・日本・メキシコ合作

コメディアンとソプラノ歌手が結婚し娘を設けるが、夫婦と娘に起こる不幸と奇跡を描く。
ロックバンド、ザ・スパークス原案、レオス・カラックス監督によるミュージカル。

2021年・第74回カンヌ国際映画祭で監督賞を受賞。

タイトルは、主人公二人の間に生まれた子供の名前。

スタンダップコメディアンのヘンリーと一流オペラ歌手のアン、その2人の間に生まれたアネットが繰り広げるダークなおとぎ話を、カラックス監督ならではの映像美で描き出す。

全編オペラ調で、これが好きでないと置いていかれる。

愛と憎しみ。生まれた子アネットは人形。ヘンリーは捕らえられ、刑務所でアネットと会見。突如アネットは普通の人間に。

ヘンリーに扮するアダム・ドライバーの怪演に喝采。

 

 

 

 

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六甲山二日目

2023-08-26 17:38:17 | 日記

翌朝、朝食は、和食か洋食か、洋食は、シェフが目の前でオムレツを焼いてくれるサービス付き。

帰りは、摩耶山へ。帰りは絶好の日和。

ホテルの車で送ってもらうが、途中通行止め。

仕方なく20分ほど歩き。摩耶山ロープウェイ駅へ。

そこからの見晴らしは、六甲と違い神戸アイランドが。

摩耶山は、ロープウェイとケーブルカーの乗り継ぎ。

客も少なく見晴らしがよい。

降りてバスの乗り継ぎが複雑。

坂バスが来たのでそれに乗る。

バス代は210円と安い。

六甲、摩耶の旅でした。

 

 

 

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「渇きと偽り」、本当にお前が殺したのか?

2023-08-26 17:20:51 | オーストラリア映画

おすすめ度 ☆☆☆★

原題は「The Dry」、邦題はかっこつけすぎ。

一年以上雨が降らない乾燥地帯。

ジェイン・ハーパーのベストセラー小説を映画化したクライムサスペンス。

砂地の中の一軒家。そこで、一家惨殺事件が。

旧友の葬儀で頼まれて事件を調べることになった連邦警察官。

だが、彼は、20年前、殺人事件の犯人として追われて、土地を離れていた。

ホテルに滞在し、調べだすも、昔の事件が蒸し返され、追われる身に。

昔の事件と、今の事件の謎解きが交互に描かれ、緊迫感が増す。

主演のエリック・バナが渋い。

 

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一泊二日で六甲山へ

2023-08-25 21:51:06 | 日記

8月24,25日、六甲山へ行ってきました。

ホテル神戸六甲迎賓館 に宿泊。

初日、JR六甲道から、ホテルの送迎バスでホテル直行。

ホテルから、バスで六甲山頂駅へ。

六甲道辺のパノラマ、綺麗。

駅近接のサロンで休憩。

バスでROKKO森の音ミュージアムへ。

ナチュラルガーデン散策とミュージアムオルゴールショーを見学。

ガーデンテラスへ行ったが、スモッグのため、何も見えず残念。

仕方なく山頂駅へ戻るも、今度は雨。

幸いホテルの傘を持って行ったので助かる。

 

六甲迎賓館での夕食。

シーズンオフなのか、客も少なく、丁寧なもてなしを受ける。

和洋折衷料理で満足。

客室も広く近代的。

ベランダから、大阪湾を望む風景を堪能。

 

 

 

パノラマ夜景

 

オルゴール館

 

 

森の音ミュージアム

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