おすすめ度 ☆☆★
第16回大阪アジアン映画祭で公開
台湾、日本合作
Unext鑑賞
1935年、西表島。軍需拡大で活況を取り戻した日本の石炭産業は、西表炭坑で大規模な採掘作業を続けていた。鉱夫たちの中には外国人も含まれていたのだが、劣悪な労働環境とマラリアの蔓延から、脱走する人々(八重山の方言で“ピンギヌム”)も少なくなかったという。その夜も、3人の台湾出身のピンギヌムが、島から出る密航船を目指してジャングルを進んでいた。焚き火を囲んでのひと休み、緊張の糸がほぐれた3人のすぐ近くまで追手が迫っていることを、彼らはまだ知らない。