ひろの映画見たまま

映画にワクワク

デジャブ

2007-03-21 18:00:47 | Weblog
サンフランシスコの捜査官に扮するデンジェルワシントンが渋い。

フェリーの爆破事故。

火災事故の捜査官は、不自然な女性の遺体を発見する。

彼は、何かこの女性にひかれる。

そして、捜査は、4日半前の映像解析へと移る。

彼女の部屋、それは覗き見みたいだ。

そして犯人の特定に。

4日半前にタイムスリップする機械がある。

それに乗って、捜査官は4日前に潜入し犯人と対決する。

結果は分かっているが、捜査官がそれを止めることができるのか。

波止場でのシーンは、実際に起こったシーンと、仮想のシーンが交差する。

タイムスリップが4日半というだけに、違和感なく見られるところがみそだ。

そして女性は助かるのだが?

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バッテリー

2007-03-18 16:57:19 | Weblog
魔球を持つ中学生の話だ。

転校して、新しく岡山の中学校に入学した原田巧は、魔球を持つ

弟がいるが、生まれてから体が弱い。でも野球が大好きだ。

新しい友達ができるが、敵対心を抱く先輩もいる。

また、気持ちを寄せる女子学生もいる。

漫画が原作だが、ベストセラーだけあって物語は波乱万丈だ。

しかし、魔球が天才のせいで、並のキャッチャが受けられないという。

そこで、彼の球を受けられる長倉豪との友情物語でもある。

魔球をけん制し、振り逃げで相手に負けた原田と長倉の中が揺れる。

でも、弟の死で再び原田は立ち直る。

人生物語でもある。

まあ、そういう意味でみている分には、結構面白く終わりまで引き付けられる。

ただ、最初の頃の原田のとっつきにくさは、演出のせいか精彩を欠く。

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善き人のためのソナタ

2007-03-13 18:25:59 | Weblog
久しぶりのドイツ映画。

崩壊前の東ドイツを舞台に情報部のベテランが劇作家の家を盗み聞きする話だ。

それほどショッキングな話ではないが、盗み聞きという

謎めいたスリルが作品に引き込ませる。

劇作家に愛し合っている女優がいるが、

彼女は、政府高官に言い寄られ、権力により手ごめにされる。

帰ってきた彼女のさまは盗み聞きされる。

映画は、実際の彼女とそれを盗み聞く男の側と両面から描き複雑だ。

そして、盗み聞きされていないと誤解した男の行動がばれてクライマックスへ。

非条理の東ドイツを舞台に、ドラマは盗み聞きした男の善への回帰を描く。
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映画「さくらん」を観る

2007-03-07 16:51:31 | Weblog
さくらんは「錯乱」なのか。

それにしても、赤、赤、赤。

絢爛たる和の美に圧倒される。

きよ葉という芸者に扮し、置き屋に連れてこられるところから

その廓を抜け出すまでの半生を描いている。

土屋アンナがこの和の極みを演じている。

ハーフである彼女がこの役を演じることで、

リアリティを超越して、自立する女の悲劇を描いている。

石橋蓮司と夏木マリの置屋の夫婦が実にいい味を出して

いじめ役に徹している。

出てくる衣装と背景は美の極み

和をテーマに、それぞれの若き才能たちが力を発揮している。

蜷川監督も女の強みを生かして、

ベテラン女優も得て

女の競演を描いている。

残念なのは、深みのないことである。

若き才能の今後に期待したい。
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あるいは裏切りという名の犬

2007-03-04 10:22:23 | Weblog
ディパーテッドがアカデミー賞を得た。

この映画も警察ものだ。

それも裏切り。まして昔の同僚。

さらには、同じ女を愛していた。

追い込まれていく刑事。

アクション映画は、映像が強烈だ。

これがフランス映画の真骨頂。

ノアール(暗黒)映画だ。

この味はやはり、ハリウッドでは出せない。

さらに、警察官の妻の死は、その妻の真相を知った彼の行動は。

バックに流れる音楽がいい。

シニカルな場面の連続の中で、

音楽が、雰囲気を盛り上げる。

もっと、ノアール映画が見たい


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愛されるためここにいる

2007-03-02 17:22:33 | Weblog
50歳のしがない取り立て執行人は、今日も取り立てに

重い足取りで階段を上っていく。

心臓が悪いのだ。

事務所に、息子が仕事を求めてくる。

妻とは別れ一人で生活している。

日常に変化はない。

そんなとき、事務所のあるビルから、隣のビルで

タンゴを踊っているのが見える。

ふと、このタンゴ教室に通うことに。

そこに来ていた、結婚間近の若き女性。

この女性は、フィアンセと来ようとするが、

フィアンセは、仕事(小説書き)に忙しく、彼女にかまってくれない。

結婚前の、ちょっとした不安。

この二人が、教室でダンスを踊るごとに、

家まで送っていき、近づきになる

そして、二人は恋に落ちる。

特にタンゴがよい。

ただ、二人が踊っているだけで、恋する心が伝わってくる。

中年の男と小娘との恋。

それを、淡々とオーバーではなく描いていく。

それだけに、二人の環境も理解されて、だんだんと感情移入させられる。


古きフランス映画のこじゃれた粋さが伝わってくる。

大人の恋物語だ。
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