おすすめ度 ☆☆☆
PG12
原作ダーシー・ベルのサスペンスミステリー小説「ささやかな頼み(シンプルフェイバー)」。
ステファニー・スマザースは夫を事故で亡くし、女手一つで息子のマイルズを育てる傍ら、家事や育児の問題を扱ったビデオブログを運営していた。エミリー・ネルソンはアパレル会社でPRディレクターを務めており、彼女の息子のニッキーはマイルズと同じ小学校に通っていた。マイルズとニッキーを一緒に遊ばせるうちに、ステファニーとエミリーは親友になり、酒を交わしながらお互いの秘密を告白する。エミリーは英語教師の夫のショーンと、そのティーチングアシスタントを交えた3Pに興じたこと、ショーンの稼ぎが悪いことへの不満と家計が破産寸前だという事実を明かした。ステファニーは腹違いの兄であるクリスとセックスをした経験があると告白した。ステファニーの亡くなった夫は、彼女と義兄の関係を疑っており、男同士の話し合いと称して2人で車で出かけた際に事故死してしまった。
そんなある日、エミリーはステファニーに「ニッキーを学校まで迎えに行ってほしい」と「ちょっとしたお願い」をした。ステファニーはその頼みを快く引き受けたが、その後エミリーと連絡がつかなくなってしまった。ステファニーはロンドンで母親を見舞っていたショーンに連絡、ショーンは警察に捜索願を出したが、「エミリーがレンタカーを借りた」以外の情報は入ってこなかった。
しばらくして、ステファニーのビデオブログの視聴者から「エミリーをミシガン州で目撃した」との連絡があった。現地の警察が付近を捜索したところ、湖でエミリーの溺死体が発見された。その知らせを聞き悲しみにくれるステファニーとショーンであったが、お互いに慰め合っているうちに2人の距離は急接近していった。ほどなくして、ステファニーとショーンは同棲することになった。
しかし、その後からステファニーの周辺で、エミリーの影を感じるような出来事が頻発するようになる。
双子を扱ったサスペンスミステリー。
前半のストーリーがよく描かれているので、後半のサスペンスが生きている。
なかなか最後まで面白い。
ステファニーをアナ・ケンドリック、エミリーをブレイク・ライブリー、二人の美女対決。
特に、ステファニーのテレビ出演のブログが面白い。