一日一言
女だてら
女として似つかわしくない事をするさまを、
とがめる気持ちを込めて言う場合などに
用いる。
★彼女は若い頃から祭りが好きで、男衆に
交じり女だてらに神輿を担ぐことがしばしば
見られた。
11月に咲く花「柊(ひいらぎ)」
開花時期は、11/ 1頃~12/20頃。
金木犀や柊木犀(ひいらぎもくせい)のあと、
11月になってから咲く。
・葉は固くてギザギザ(さわると痛い)。
さわると「ひいらぐ(疼く。ひりひり痛む)」
ことから、「ひいらぎぎ(疼木)」となり、
次第に「ひいらぎ」になった。
老木になるとこの刺がなくなり葉も丸くなる。
(板橋区の神社で実際に見たことがある)
角(かど)がとれる、ということでしょうか。
(それを人生になぞらえる向きもある)
・葉には光沢あり。ぴかぴか。
・よい香りの白い花(目立たないけど)。
花弁は強く反り返る。
★古くからその鋭いトゲによって邪気を払う木と
され、庭に植える習慣があった。
また、鬼が目を突かれて退散したという伝説
(別名「鬼の目突(おにのめつき)」)から、
2月の節分(せつぶん)には、
・柊の枝葉を戸口に立てて、その葉っぱの
とんがりで鬼を追い払う。
・イワシの頭を柊の枝の先端に刺して
その匂いで鬼を退散させる。
・豆がらをたくさん巻き付けて、
ガラガラ音を鳴らして鬼を退散させる。
という厄除けの習慣が現在も残っている。
また、ネズミが通り抜けるようなところへ
柊の枝葉を立てておくと、ネズミもトゲを
恐れて通らなくなるという”効き目”も
あったらしい。
また、中国では鬼を爆竹の音で追い払う慣習が
あるが、ヒイラギも葉をくべると葉が膨張して
はぜるので、その音で鬼は逃げていく、
という話もある。
・12月24日の誕生花(柊)
・花言葉は「先見の明」(柊)
・クリスマスの飾りでよく使うのは、
この「柊」ではなく、
柊黐(ひいらぎもち)。
(赤い実。 葉っぱのとげの形も違う)
・「柊の 葉の間より 花こぼれ」 高浜虚子
(季節の花300より)