一日一言
癇癪(かんしゃく)に障(さわ)る。
「癇癪」は、些細な事も腹で腹を立てる
気性をいい、その怒りっぽい性質が刺激
されるとという場合に用いる。
★記者会見で某新聞記者の詰問が、首相の
癇癪に障ったのか、暴言を吐いたようだ。
4月に咲いていた花「桐」
開花時期は、 4/20頃~ 5/10頃。
・朝鮮、中国から渡来してきた。
・紫色の筒状の花を木の上の方につける。
(背の高い木なので、下からそうとう
見上げないと花は見えない)
・強い芳香がある。(落ちてきた花を拾い上げて
匂ってみてください)
・若い木の木膚は滑らかだが、老木になると
縦にひび割れ灰褐色になる。
・非常に軽くて湿気を吸わない、良い材質なので
”桐箪笥”(きりだんす)や、箱、下駄、
琴の胴の部分 などの楽器、人形の型、
金庫の内張りなど幅広く利用される。
・切ればすぐに芽を出して生長する意で、
動詞の「きる」がそのまま「きり」になった、
との説がある。
桐はとても生長が早いので、農村では女の子が
生まれると桐の苗を植え、結婚するときに
それで箪笥を作るところがある。
・中国では、聖王を表す”鳳凰”には
「桐の木にだけ棲(す)み、
竹の実だけを食べる」という伝説があり、
桐は霊鳥の宿り木とされた。
そのため桐は、平安時代の頃から尊重され、
上流社会の人々の間で紋章、装飾として
広く用いられた。
また、1974年までは、
日本のパスポートには桐紋が入っていた。
(なお、鳳凰が棲む木は本当は桐ではなく
青桐(あおぎり)であるらしい)
・岩手県の県花(桐)
(季節の花300より)