一日一言
鰥寡(かんか)孤独
男やもめ、未亡人、みなしご、年老いて子供の
ない人、という意味から、この世の中に誰ひとり
として頼れるものがいない心細く寂しい立場に
或る人を指して言う。「寡鰥孤独」とも言う。
★これからの世の中は、独り暮らしの老人が増え
寡鰥孤独の状態が拡がるもであろう。
類語:鰥寡惸独(かんかけいどく)
4月から咲いている花「八重山吹」
開花時期は、 4/15頃~ 5/ 5頃。
夏7月頃に、また少しだけ咲くことがある。
・”やまぶきいろ”と呼ばれる鮮やかな黄色。
・「山吹」より少し咲き始めが遅い。
・山吹は実がなるが八重山吹は実がつかない。
・夏になると新しい枝先から
また少し花が咲くことがある。
・「七重八重 花は咲けども 山吹の
実のひとつだに なきぞかなしき」
兼明親王(かねあきらしんのう)
後拾遺和歌集
山道の一軒家に雨宿りを願った武将の
太田道潅(おおたどうかん)に、
貸す蓑(みの)すらないその家の女性は
八重山吹を差し出して短歌を読んだ。
八重山吹は実をつけないことから、
”みのひとつだになき”を掛けている。
(季節の花300より)