季節の花と言葉の花束

写真付きで季節の花や言葉の意味をを書くならgooブログ

季節の花の紹介と言葉の花束を書いています。

季節の花「藪椿(やぶつばき)」

2015-01-05 07:13:27 | 暮らし
一日一言

ずんぐりむっくり

背が低くてころころと太っている様子を

形容する場合に用いる。

★爺さんは昔の人と同じで、ずんぐりむっくり

した体格であった。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

1月から咲く花「藪椿(やぶつばき)」

開花時期は、 1/20 ~ 5/10頃。
         (薮椿)
・薮椿は日本特産。
・一般に「椿」といったら
 この「薮椿」を指すようだ。
 一重や八重がある。園芸品種多数。
 「佗助(わびすけ)」など
 いろいろ種類がある。

・「古事記」では
  ”都婆岐(つばき)”、
 「日本書記」には
  ”海石榴(つばき)”の字で 
 登場する。

 (現在の奈良県桜井市金屋に、
  昔(奈良時代等)、
  「海石榴市(つばいち)」
  という市場があり、
  交通の要所ということもあり
  賑わった)。
 ”椿”の字は
 「万葉集」で初めて登場する。


・「つばき」の読み方の由来には
  諸説あり。

 1.”光沢がある”意の古語
   「艶葉木(つやはき)」から。
   (葉は濃い緑色で
    光沢でピカピカ)。
 2.葉に厚みがある意味の
      「厚葉木」から。
 3.強い葉っぱの木の意味の
      「強葉木」から。
 4.落ちた花が、
   刀の鍔(つば)に似ており、
   「鍔木(つばき)」の名から。
 5.朝鮮名の
   「冬柏(つくばく)」の名から。


・現在はふつう「椿」の字で
 知られるが、この「椿」の字は
 日本で作られた字(春に花咲く)で
 中国では「椿」は、
 栴檀(せんだん)科の
 高木である「ちゃんちん」という木
 のことを指し
 漢名では日本の「椿」は
  「山茶花」と記す。
 (日本では「山茶花」は
  ”さざんか”で定着済。
  昔からの取りちがえ)

・椿の花が落下する瞬間を
 見たことがある。
 直径10cmぐらいの一花全体が、
 ドスンと一気に落ちる。


・「春山茶花(はるさざんか)」は、
 名前は「山茶花」だが、
 姿形は「椿」に近い。 
 花の開花時期も春先まで、と長い。
 しましま模様の
 「鎌倉絞り(かまくらしぼり)」
 という品種がよく知られるらしい。


(季節の花300より)


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする