名言名句(51)
「少(しょう)にして学べば壮にして為すなり、壮にして学べば老いて衰えず、 老いて学べば死して朽ちず」『佐藤 一斉』
若い時に勉強しておけば、その成果は、壮年に見られる。
壮年になって勉強すれば、老年になっても老いて衰える
ということがない。老年になって勉強すれば、死後も
その学問は残る。ということで、人間の一生において、
不断の学問がいかに大切であるか、学問をすることの
永遠性とその功績とを述べています。
「少にして学ぶ」ことは、大方の人間が現実に実行して
いることですが、それ以後は、仕事に追われ、生活に追
われて、自分の生活手段以外の勉強については、なかなか
頭が回らないものです。「少にして学んだから、それで
おしまいだよ」と、自分の人間性を高める勉強にはそっぽ
を向くというのが実情です。しかし、それでは、人間の精
神面は、退化をたどるばかりです。どんなに多忙でも、寸暇
をさいて自分のための知識、教養を高めるための勉強の重要
性は、人間の一生を通じて、最も大事な課題の一つと言える
でしょう。
=====================
11月から咲く花「柊(ひいらぎ)」
開花時期は、11/ 1 ~ 12/20頃。
金木犀や柊木犀の花のあと、
11月になってから咲く。
・葉は固くてギザギザ
(さわると痛い)。
さわると「ひいらぐ
(疼く。ひりひり痛む)」
ことから、
「ひいらぎぎ(疼木)」となり、
次第に「ひいらぎ」になった。
老木になると
この刺がなくなり葉も丸くなる。
(板橋区の神社で
実際に見たことがある)
角(かど)がとれる、
ということでしょうか。
(それを
人生になぞらえる向きもある)
・葉には光沢あり。ぴかぴか。
・よい香りの白い花
(目立たないけど)。
花弁は強く反り返る。
★古くからその鋭いトゲによって
邪気を払う木とされ、
庭に植える習慣があった。
また、鬼が目を突かれて
退散したという伝説
(「鬼の目突(おにのめつき)」)
から、
2月の節分(せつぶん)には、
・柊の枝葉を戸口に立てて、
その葉っぱの
とんがりで鬼を追い払う。
・イワシの頭を
柊の枝の先端に刺して
その匂いで鬼を退散させる。
・豆がらをたくさん巻き付けて、
ガラガラ音を鳴らして
鬼を退散させる。
という厄除けの習慣が
現在も残っている。
また、ネズミが通り抜けるような
ところへ
柊の枝葉を立てておくと、
ネズミもトゲを恐れて
通らなくなる、という
”効き目”もあったらしい。
また、中国では
鬼を爆竹の音で追い払う慣習が
あるが、
ヒイラギも葉をくべると
葉が膨張してはぜるので、
その音で鬼は逃げていく、
という話もある。
・12月24日の誕生花(柊)
・花言葉は「先見の明」(柊)
・クリスマスの飾りでよく使うのは
この「柊」ではなく、
柊黐(ひいらぎもち)。
(赤い実。
葉っぱのとげの形も違う)
・「柊の
葉の間より 花こぼれ」
高浜虚子
(季節の花300より)
「少(しょう)にして学べば壮にして為すなり、壮にして学べば老いて衰えず、 老いて学べば死して朽ちず」『佐藤 一斉』
若い時に勉強しておけば、その成果は、壮年に見られる。
壮年になって勉強すれば、老年になっても老いて衰える
ということがない。老年になって勉強すれば、死後も
その学問は残る。ということで、人間の一生において、
不断の学問がいかに大切であるか、学問をすることの
永遠性とその功績とを述べています。
「少にして学ぶ」ことは、大方の人間が現実に実行して
いることですが、それ以後は、仕事に追われ、生活に追
われて、自分の生活手段以外の勉強については、なかなか
頭が回らないものです。「少にして学んだから、それで
おしまいだよ」と、自分の人間性を高める勉強にはそっぽ
を向くというのが実情です。しかし、それでは、人間の精
神面は、退化をたどるばかりです。どんなに多忙でも、寸暇
をさいて自分のための知識、教養を高めるための勉強の重要
性は、人間の一生を通じて、最も大事な課題の一つと言える
でしょう。
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11月から咲く花「柊(ひいらぎ)」
開花時期は、11/ 1 ~ 12/20頃。
金木犀や柊木犀の花のあと、
11月になってから咲く。
・葉は固くてギザギザ
(さわると痛い)。
さわると「ひいらぐ
(疼く。ひりひり痛む)」
ことから、
「ひいらぎぎ(疼木)」となり、
次第に「ひいらぎ」になった。
老木になると
この刺がなくなり葉も丸くなる。
(板橋区の神社で
実際に見たことがある)
角(かど)がとれる、
ということでしょうか。
(それを
人生になぞらえる向きもある)
・葉には光沢あり。ぴかぴか。
・よい香りの白い花
(目立たないけど)。
花弁は強く反り返る。
★古くからその鋭いトゲによって
邪気を払う木とされ、
庭に植える習慣があった。
また、鬼が目を突かれて
退散したという伝説
(「鬼の目突(おにのめつき)」)
から、
2月の節分(せつぶん)には、
・柊の枝葉を戸口に立てて、
その葉っぱの
とんがりで鬼を追い払う。
・イワシの頭を
柊の枝の先端に刺して
その匂いで鬼を退散させる。
・豆がらをたくさん巻き付けて、
ガラガラ音を鳴らして
鬼を退散させる。
という厄除けの習慣が
現在も残っている。
また、ネズミが通り抜けるような
ところへ
柊の枝葉を立てておくと、
ネズミもトゲを恐れて
通らなくなる、という
”効き目”もあったらしい。
また、中国では
鬼を爆竹の音で追い払う慣習が
あるが、
ヒイラギも葉をくべると
葉が膨張してはぜるので、
その音で鬼は逃げていく、
という話もある。
・12月24日の誕生花(柊)
・花言葉は「先見の明」(柊)
・クリスマスの飾りでよく使うのは
この「柊」ではなく、
柊黐(ひいらぎもち)。
(赤い実。
葉っぱのとげの形も違う)
・「柊の
葉の間より 花こぼれ」
高浜虚子
(季節の花300より)