季節の花と言葉の花束

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季節の花の紹介と言葉の花束を書いています。

季節の花「枇杷(びわ)」

2017-11-03 03:34:38 | 暮らし
名言名句(53)

「この心いよよはだかとなりにけり 涙流る涙ながるる」
『北原 白秋』


人間は、ときに、自らの心を素裸にしてしてみたいと

思うときがあるものです。

とくに、苦しい事、悲しい時があるときには、その素裸

の心の中を、誰かに聞いてもらいたいと思うものです。

その心の中を、かたちとして残すことの出来るのが

文学者です。ここにあげた短歌は、絶唱と言っても良い

一首です。心が裸になるにつれ、裸の心に潜む悲しみが

とめどおない涙を誘う、というのです。

この短歌の作られた背景を知ることによって、この一首は、

猶更、読者に哀傷の思いを駆り立てることでしょう。

歳時記

文化の日

「自由と平和を愛し、文化を薦める」ことを趣旨とした国民の祝日。

1946年に日本国憲法が公布された日で、日本国憲法が平和と文化を

重視しているということでから「文化の日」に定められました。 

※日本国憲法は半年後の1947年5月3日(憲法記念日)に施行されま

した。この日皇居では文化勲章の授与式が行われます。


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11月から咲く花「枇杷(びわ)」

開花時期は、11/ 5 ~ 12/25頃。
・中国、日本原産。
・葉の形が楽器の琵琶(びわ)に
 似ているところ
 から名づけられた。
 「枇杷」の字は漢名から。

・花は白い地味なもので
 気づきにくい。
・翌年5月頃に実がなる。
 店頭に並ぶのは5月と6月頃。
 すごく甘い。タネがでかい。 
 種類としては長崎市の
 「茂木(もぎ)枇杷」と、
 「田中枇杷」の2種類が多い。
 「茂木」は実がやや長めで
 「田中」は丸い。 


・「桃栗3年、柿8年」
 ということわざがあるが
 さらに「ビワは9年でなりかねる」
 ということわざもあるらしい。
 (実はできにくいらしいです)

・葉は厚くて固く、薬用になる。
 関節の痛みによく効くらしい。
 また、ビワの葉を2枚、
 産毛のあるほう(裏)を
 こすり合わせて
 患部に貼るのも
 効き目があるらしい。
・材は粘り強いので
 木刀、杖、くし、印材などに
 使われる。

・「比波」と書くこともある。



(季節の花300より)



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