名言名句(77)
「腹水盆に返らず」『拾遺記』
盆をひっくり返してこぼした水は、二度と盆には返らない、
ということですが、「拾遺記」の中の太公望の説話により
ますと、次のように語られています。周の呂尚(りょしょう)
(太公望)は貧しいくせに一向に働こうとせず、読書にばかり
耽っていました。そんな呂尚に、妻が愛想をつかして離縁を求
め、去って行きました。
のちに、周の天下統一がなり、呂尚が斉に封じられるといった
功なり名を遂げると、別れた妻がやってきて復縁を申し出ました。
すると、呂尚は、水の入った盆を傾けて水を地面にこぼし、別れ
た妻に、地面にこぼした水を盆に戻してみよ、といいました。
別れた妻は、懸命に水をすくおうとしましたが、泥しかすくえ
ませんでした。それを見た呂尚は言いました。
「別れたものが再び一緒になろうとしても、こぼした水が二度と
元の盆に返らないように、それは出来ないことだ」
==============================
11月に咲いている花「山茶花」
花の特徴 枝先や葉の脇に花径5センチから7センチくらいの
白い5弁花をつける。
花は横に平らに開き、雄しべは椿(ツバキ)のように筒状には
ならない。
園芸品種には、花の色が赤や桃色のもの、八重咲きをするもの
などがある。
花弁はばらばらに散る。
葉の特徴 葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
椿(ツバキ)の場合はぎざぎざ(鋸歯)はない。
葉の質は革質で艶があり、表面は濃い緑色をしている。
実の特徴 花の後にできる実は球形のさく果(熟すると
下部が裂け、種子が散布される果実)である。
この花について 果実から採取した油は椿油と同様に用いられる。
和名の由来は、山茶花の読み「サンサカ」が訛ったものと言わ
れている。
属名の Camellia はイエズス会の宣教師「カメル(G. J. Kamell)
さん」の名からきている。マニラに住み、東アジアの植物を
採集した。
種小名の sasanqua は「山茶花」のことである。
その他 PHOTO1撮影者:アクアマリンさん/PHOTO2撮影者:
HANA♪HANAさん
(みんなの花図鑑より))
「腹水盆に返らず」『拾遺記』
盆をひっくり返してこぼした水は、二度と盆には返らない、
ということですが、「拾遺記」の中の太公望の説話により
ますと、次のように語られています。周の呂尚(りょしょう)
(太公望)は貧しいくせに一向に働こうとせず、読書にばかり
耽っていました。そんな呂尚に、妻が愛想をつかして離縁を求
め、去って行きました。
のちに、周の天下統一がなり、呂尚が斉に封じられるといった
功なり名を遂げると、別れた妻がやってきて復縁を申し出ました。
すると、呂尚は、水の入った盆を傾けて水を地面にこぼし、別れ
た妻に、地面にこぼした水を盆に戻してみよ、といいました。
別れた妻は、懸命に水をすくおうとしましたが、泥しかすくえ
ませんでした。それを見た呂尚は言いました。
「別れたものが再び一緒になろうとしても、こぼした水が二度と
元の盆に返らないように、それは出来ないことだ」
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11月に咲いている花「山茶花」
花の特徴 枝先や葉の脇に花径5センチから7センチくらいの
白い5弁花をつける。
花は横に平らに開き、雄しべは椿(ツバキ)のように筒状には
ならない。
園芸品種には、花の色が赤や桃色のもの、八重咲きをするもの
などがある。
花弁はばらばらに散る。
葉の特徴 葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
椿(ツバキ)の場合はぎざぎざ(鋸歯)はない。
葉の質は革質で艶があり、表面は濃い緑色をしている。
実の特徴 花の後にできる実は球形のさく果(熟すると
下部が裂け、種子が散布される果実)である。
この花について 果実から採取した油は椿油と同様に用いられる。
和名の由来は、山茶花の読み「サンサカ」が訛ったものと言わ
れている。
属名の Camellia はイエズス会の宣教師「カメル(G. J. Kamell)
さん」の名からきている。マニラに住み、東アジアの植物を
採集した。
種小名の sasanqua は「山茶花」のことである。
その他 PHOTO1撮影者:アクアマリンさん/PHOTO2撮影者:
HANA♪HANAさん
(みんなの花図鑑より))