季節の花と言葉の花束

写真付きで季節の花や言葉の意味をを書くならgooブログ

季節の花の紹介と言葉の花束を書いています。

季節の花「犬タデ」

2017-11-15 04:16:11 | 暮らし
名言名句(65)

「鹿を逐(お)う者は山を見ず」『淮南子(えなんじ)』

鹿の姿を見付けた、ということになると、猟師は、

鹿の後を追ってどんどん山の奥深く入って行きます。

まわりがどういう状況か、それにどんな危険が伴う

環境であるかは、頭の中からすっかり消え去ってい

ます。鹿を捕らえると、当分の生活が保障されること

を、猟師は、すばやく計算し、ます。利益を計算しない

までも、猟師の本分として、獲物を仕止める義務がある

と思います。山深い田舎で少年時代を過ごした私は、近

くの猟師の人にこの言葉を言って、本当かどうかを聞い

たことがあります。すると「本当だよ、鹿を追っている

と、険しい山の中へ入って行っても、そんなこと、忘れ

てしまっているものな」と、その猟師は答えました。

===============================

11月に咲いている花「犬タデ」

花の特徴 茎先に長さ1センチから5センチの穂状花序

(柄のない花が花茎に均等につく)を出し、紅色の小花を

たくさんつける。

花弁はなく、花弁のように見えるのは萼である。

萼は5つに深く裂けて花びらのように見える。

雄しべは8本、花柱(雌しべ)は3本である。

葉の特徴 葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。

実の特徴 花の後にできる実はそう果

(果実の中に1つだけ種子があり開かない)で、黒く熟する。

この花について ―

その他 イヌタデの名には「食べられない蓼」という意味合い

がある。

料理に使うのはヤナギタデで、別名をホンタデ、マタデなどと

いう。

別名をアカマンマという。

俳句では、「犬蓼の花」「赤のまま」「赤まんま」などが

秋の季語である。

属名の Persicaria は「persica(モモ)」に由来する。

葉がモモの葉に似ているという意味である。

種小名の longiseta は「長い刺毛の」という意味である。

(みんなの花図鑑より))


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする