名言名句(65)
「鹿を逐(お)う者は山を見ず」『淮南子(えなんじ)』
鹿の姿を見付けた、ということになると、猟師は、
鹿の後を追ってどんどん山の奥深く入って行きます。
まわりがどういう状況か、それにどんな危険が伴う
環境であるかは、頭の中からすっかり消え去ってい
ます。鹿を捕らえると、当分の生活が保障されること
を、猟師は、すばやく計算し、ます。利益を計算しない
までも、猟師の本分として、獲物を仕止める義務がある
と思います。山深い田舎で少年時代を過ごした私は、近
くの猟師の人にこの言葉を言って、本当かどうかを聞い
たことがあります。すると「本当だよ、鹿を追っている
と、険しい山の中へ入って行っても、そんなこと、忘れ
てしまっているものな」と、その猟師は答えました。
===============================
11月に咲いている花「犬タデ」
花の特徴 茎先に長さ1センチから5センチの穂状花序
(柄のない花が花茎に均等につく)を出し、紅色の小花を
たくさんつける。
花弁はなく、花弁のように見えるのは萼である。
萼は5つに深く裂けて花びらのように見える。
雄しべは8本、花柱(雌しべ)は3本である。
葉の特徴 葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
実の特徴 花の後にできる実はそう果
(果実の中に1つだけ種子があり開かない)で、黒く熟する。
この花について ―
その他 イヌタデの名には「食べられない蓼」という意味合い
がある。
料理に使うのはヤナギタデで、別名をホンタデ、マタデなどと
いう。
別名をアカマンマという。
俳句では、「犬蓼の花」「赤のまま」「赤まんま」などが
秋の季語である。
属名の Persicaria は「persica(モモ)」に由来する。
葉がモモの葉に似ているという意味である。
種小名の longiseta は「長い刺毛の」という意味である。
(みんなの花図鑑より))
「鹿を逐(お)う者は山を見ず」『淮南子(えなんじ)』
鹿の姿を見付けた、ということになると、猟師は、
鹿の後を追ってどんどん山の奥深く入って行きます。
まわりがどういう状況か、それにどんな危険が伴う
環境であるかは、頭の中からすっかり消え去ってい
ます。鹿を捕らえると、当分の生活が保障されること
を、猟師は、すばやく計算し、ます。利益を計算しない
までも、猟師の本分として、獲物を仕止める義務がある
と思います。山深い田舎で少年時代を過ごした私は、近
くの猟師の人にこの言葉を言って、本当かどうかを聞い
たことがあります。すると「本当だよ、鹿を追っている
と、険しい山の中へ入って行っても、そんなこと、忘れ
てしまっているものな」と、その猟師は答えました。
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11月に咲いている花「犬タデ」
花の特徴 茎先に長さ1センチから5センチの穂状花序
(柄のない花が花茎に均等につく)を出し、紅色の小花を
たくさんつける。
花弁はなく、花弁のように見えるのは萼である。
萼は5つに深く裂けて花びらのように見える。
雄しべは8本、花柱(雌しべ)は3本である。
葉の特徴 葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
実の特徴 花の後にできる実はそう果
(果実の中に1つだけ種子があり開かない)で、黒く熟する。
この花について ―
その他 イヌタデの名には「食べられない蓼」という意味合い
がある。
料理に使うのはヤナギタデで、別名をホンタデ、マタデなどと
いう。
別名をアカマンマという。
俳句では、「犬蓼の花」「赤のまま」「赤まんま」などが
秋の季語である。
属名の Persicaria は「persica(モモ)」に由来する。
葉がモモの葉に似ているという意味である。
種小名の longiseta は「長い刺毛の」という意味である。
(みんなの花図鑑より))