季節の花と言葉の花束

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季節の花「朝顔」

2019-07-07 04:43:03 | 暮らし
名言名句(656)

「豊かな日々の安らぎは、せせらぎの音の中にある」『光 秋』

光秋の田舎の家のすぐ裏には、川幅30mあまりの大きな川が流れて

いました。夏には、二階から見下ろすと、鮎が何尾も泳いでいる

のを目にすることが出来ました。夜、鉄砲みみずを何本もの釣り針

に付ける漬け針という魚取りの方法で、山椒魚がかかっていたこと

もある清流です。すぐ川下に堰があり、堰の下がせせらぎの音を立

てているところでした。何かと気忙しい都会暮らしで、ある日、

ふと、田舎のあのせせらぎの音を思い出すことがあります。心が清々

しく安らいだ少年の日々のことを振り返ることがあります。そして

確信するのです。あのせせらぎの音の中に、人間の豊かな日々の安ら

ぎがあるのだろう、と。

歳時記

七夕・小暑

旧暦の7月7日の夜に行われる行事。星祭りとも呼ばれる、五節句

の1つです。

中国に古くから伝わる、牽牛星(けんぎゅうせい・わし座の

アルタイル)、織女星(しょくじょせい・こと座のベガ)の伝説

に基づいた星祭りの説話と日本古来の農耕儀礼や祖霊信仰と結び

ついたといわれています。

※月遅れの8月7日に行う地方もあります。

現在は7日の夜の行事になっていますが、本来は6日の夜に、

短冊をつけた笹竹を軒下に飾り、7日の朝に川に流します。

※環境に配慮し、海や川に流すのはやめ、それぞれの地域の規則

に従いましょう。お焚き上げをしてくださる神社もありますので、

ご近所の神社に尋ねてみてください。

願い事を短冊を書いて笹竹に吊るす風習がありますが、これは、

竹竿に糸をかけて裁縫や習字の上達を星に祈るとかなえられる

という、中国の乞巧奠(きつこうでん)の習わしからきている

ようです。

平安貴族たちが、これをまねて、梶の葉に歌を書いたのが始まり

です。

江戸幕府は七夕を五節句の一つとし、幕府の式日と定めました。

大奥では、瓜・桃・菓子などを白木の台に盛り、その四隅に笹竹

を立て、詩歌を書いた短冊や色紙を結びつけました。

それが一般の人々の風習として広まり、文筆や針仕事の上達を

願いを書くようになったようです。

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7月から咲く花「朝顔」

開花時期は、 7/ 1 ~ 10/10頃。
・中国原産。
 平安時代に日本に渡来した。

・日没してから
 約10時間後に開花する。
 (夏の日没が18:00頃だとすると、
  翌日早朝4:00頃から咲き出す♪)

・夏から秋まで長い間咲き続ける。
・さまざまな色で楽しませてくれる。


・夏は全国各地で
 「朝顔市」が開かれる。
 東京では、台東区入谷(いりや)の
 「朝顔市」が有名。

  (参考→) ほおずき市


・園芸店などで売られている
 鉢植えは、
 「行灯(あんどん)づくり」
 がほとんど。
 (竹やプラスチック製の
  輪がついた支柱に
  つるをからませて
  花を咲かせる方法)

・「朝顔 = 朝の美女」
 の意味らしい。


・古代の中国では
 朝顔は高価な薬で、
 牛と取引されたほどの
 ものだったので
 漢名の「牽牛(けんぎゅう)」
 はそれにちなむ。 
 (牽牛子(けんごし)
  と呼ばれていた)
 今でも漢方では
 種子を下剤や利尿剤に使う。

・「西洋朝顔」の花は
 ふつうの朝顔によく似ている。
 葉っぱには毛がなく
 葉の形も異なる。
 「ヘブンリーブルー」
 などの品種が有名。

・8月4日の誕生花(朝顔)
・花言葉は
 「愛情、平静」(朝顔)


・「朝顔や
  釣瓶(つるべ)とられて
  もらひ水」
  (または「朝顔に ~」)
   加賀千代女(かがのちよじょ)

 「朝顔や
  客が好みの 立ち話」
   水原秋桜子

 「暁(あかつき)の
  紺朝顔や 星一つ」
   高浜虚子


・東京周辺の見どころ

 <入谷の朝顔市>
   毎年、「七夕」の前後の
   7月6、7、8日に開催。
   言問(こととい)通り沿いに
   朝顔売りの店がズラリと並ぶ。

   その時期にはふつうの朝顔は
   まだ咲いていないことが多いが、
   開花調整して
   早めに咲かせたものを
   朝顔市に並べているそうだ。

   台東区下谷。
   最寄駅
    地下鉄入谷駅

(季節の花300より)



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