季節の花と言葉の花束

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季節の花の紹介と言葉の花束を書いています。

季節の花「槐 (えんじゅ)」

2019-07-11 04:40:52 | 暮らし
名言名句(660)

「治に居て乱を忘れず」『易 経』

不幸な事態を予測することの得意でない人たちにとっては、手痛い

言葉といってもいいでしょう。ということは、大方の人にとって、

きわめて苦手とする内容の言葉でもあるのです。「乱」は、ありえ

ないという思いが、常に人々の頭の中にあるから、苦手と感じるる

のでしょう。日常生活に当てはめてみても、不意の失費に備えて

貯蓄するとか、。病気の際のために保険に加入するとか、老後の

ためにマイホームを建てておくとか、乱を忘れない方法を、人

それぞれのやり方で計画しているものです。それをさらに強めよう、

というのがこの言葉の真意でもあるのです。

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7月から咲く花「槐 (えんじゅ)」

開花時期は、 7/10 ~ 8/末頃。
・中国原産。
 仏教伝来の頃に渡来。
・中国名を「槐(ファイ)」といい、
 和名にも
 この漢字があてられている。

・排気ガスに強く、伸びすぎないので
 街路樹としてよく植えられる。

・花が散ったあとは
 木の下が真っ白(または真っ黄色)
 になる。
 それで「何だろう?」と見上げると
 エンジュだったということがある。
・花が終わると
 数珠状の豆の実をつける。


・中国では昔から尊貴の木として
 尊重されており、
 周の時代(2000年くらい前)の
 宮廷の庭には
 3本のエンジュが植えられていて、
 朝廷の最高位にある三公は
 それに向かって座ったという。
 また、学問と権威のシンボルとされ
 最高の官位は
 「槐位(かいい)」と称された。


・薬効   止血、動脈硬化予防
・薬用部位 つぼみ、葉、実
・生薬名  つぼみは「槐花(かいか)」
      葉は「槐葉(かいよう)」
      実は「槐角(かいかく)」

・別名
 「槐樹」(かいじゅ)
 「黄藤」(きふじ)

(季節の花300より)



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