季節の花と言葉の花束

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季節の花の紹介と言葉の花束を書いています。

季節の花屁糞蔓 (へくそかずら)」

2019-07-14 04:35:12 | 暮らし
名言名句(663)

「情けは人の為ならず」『曽我物語他』


相手のために情けをかけるということは、相手の自立とか成長とか

に為にならない、という解釈もあるようですが、それよりも、相手

のことを思いやることによって、意識しないでも、その思いが恩と

なって返ってくる、と考える方がぴったりします。職場などで、

部下を可愛がることも、相手をひたすら可愛がるだけでわが身を顧

みないということではなくて、可愛がっておけば、そのお返しは、

やがては仕事に反映してくれるということなのです。それも、お返

しを考えない無意識の行いが、ひいては、無償の報いを受けること

になります。

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7月から咲く花「屁糞蔓 (へくそかずら)」

開花時期は、 7/10 ~ 9/15頃。
・つる状でどんどん伸びてくる。
 道端のフェンスなどで
 夏によく見かける。
・筒状の、こげ茶色の花。

・すごい名前だが、
 枝や葉をもむと悪臭があるから
 この名前になったとのこと。
 (私も匂ってみましたが 
  それほどでもなかったです)
 匂いのため、
 この植物を食べる虫は
 ほとんどいないらしい。

・秋に、茶色いパチンコ玉の
 ような丸い実をつける。


・薬効   下痢止め
・薬用部位 根茎

・薬効   肌荒れ、
      しもやけ、あかぎれ
・薬用部位 実の汁


・別名

 「灸花」(やいとばな)。
   灸(やいと)とは
  ”おきゅう”のこと。
   花の内側の茶色い部分を、
   お灸をした跡に
   見立てたことから。

 「馬食わず(うまくわず)」
   悪臭があるために(?)
   馬が食べないところから。


・「かはらふぢに
  延(は)ひおほとれる
  屎葛(くそかづら)
  絶ゆることなく
  宮仕へせむ」
   万葉集
   高宮王
   (たかみやのおおきみ)

(季節の花300より)



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