季節の花と言葉の花束

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季節の花「梅」

2020-01-04 04:51:38 | 暮らし
人生日訓(115)

「一足づつ運べば必ず行きつくものなり」

鈴木正三の言葉。本文には、「東えも西えも行かんと思い、一足づつ運べば、必ず行

きつくものなり」とある。さてこれから先、自分の目的地までは千里も万里もあるとす

る。行先の事を思うと、頭がぼうっとして、手も出ず、足も動かない。どこから手を出

していいのか、足を動かしたらいいのか、まず大抵は「頭」にきてしまうものである、

そこを正三が厳しくいっているのである。さきの千里、万里のことを数え立てること」

はないのだ。東え行こうと思ったら、東の方へ足を一歩進めたらいい。一歩進めば、

一歩だけ千里に近ずき、やがて、それを繰り返していれば、いつの日にかは、必ず、

目的地に「到達するものである。さきに目をうばわれるな。せくな、あわてるな、方向

さえ狂っていなければ、ただの一歩、一足である。やがて必ず目的地に到着すると

いうのである。
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1月から咲く花「梅」

開花時期は、 1/20 ~ 4/ 5頃。  1月中旬頃から咲き出すもの、  3月中旬頃から咲き出すものなど、  さまざま。   また、桜とちがって、  咲き方も散り方もゆっくり。 ・木の花が  ほとんど咲いていない冬に、  「ついに梅が咲き出したか♪」  という、      うれしさのインパクトは大きい。 ・漢名でもある「梅」の字音の  「め」が変化して  「うめ」になった。 ・「紅梅(こうばい)色」■   → 色 いろいろ へ ・いろいろな園芸種がある。 ・とてもよい香りの5弁花。  「馥郁(ふくいく)たる梅の香り」  の”馥郁”とは、  「とてもよい香り」の意味。  (そういえばこの言葉って、   梅の香りにしか     使われないような気がする♪) ・中国原産。  奈良時代の遣隋使(けんずいし)  または遣唐使(けんとうし)が  中国から持ち帰ったらしい。  「万葉集」の頃は白梅が、  平安時代になると    紅梅がもてはやされた。  万葉集では梅について  百首以上が詠まれており、  植物の中では「萩」に次いで多い。 ・幹がゴツゴツしているのが特徴。  花を見ただけでは  桜などと区別がつきにくい。  ・実が梅干しとなる(白梅の場合)。  梅雨の頃に収穫する  (梅干し、おいしいです)。  江戸時代には、  各藩が非常食として梅干を  作ることを奨励したため、  梅林が全国で  見られるようになった。  ちなみに  「梅雨(つゆ)」の名の由来は、  梅の実がなる頃に  雨が多いかららしい。 ・梅の字は「母」の字を含むが、  中国ではつわりのときに  梅の実を食べる習慣があるらしい。 ・薬効   せきどめ、解熱 ・薬用部位 未熟果 ・生薬名 「烏梅(うばい)」             ↑ 上へ ★「鶯宿梅(おうしゅくばい)」の             故事  ある時、  宮殿の前の梅が枯れてしまった。  そのときの天皇、村上天皇は  これを残念に思い、  かわりの木を探させていたが、  ある屋敷で良い梅の木を見つけて  それを勅命で宮殿に献上させた。  そしてその木を植えてみたところ、  屋敷の女主人の書いた歌が  紙で結びつけてあり、  「勅なれば いともかしこし   鶯(うぐいす)の   宿はと問(と)はば   いかがこたえむ」   とあった。    歌の心を知る天皇は、  すぐにこの梅の木を  元の屋敷に返したという。   (ほのぼのとしたお話です)             ↑ 上へ ・「松 竹 梅(しょうちくばい)」 ・中国の  「四君子(竹、梅、菊、蘭)」  の一つ。  水墨画の画材にもよく使われる。 ・「梅に鶯(うぐいす)」     梅に鶯を配した豪華な図柄   → とりあわせの良いものの     たとえ。     他に「獅子に牡丹」       「紅葉に鹿」

(季節の花300より)



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