人生日訓(224)
「およそこの世にそしりをうけざるはなし」
法句経に出る釈迦の言葉。「ひとは黙して坐するをそしり、多く語るをそしり、、あた、
少しく語るをそしる」の次に出ている言葉である。世間というものはまことにうるさい
物、いろいろの立場、いろいろの見方というもののあるものである。十人十色の世の
中で、顔色も違うように。人間の心もまちまちである。「黙っていて何もいわぬ」と言
って肚を立てる人間がいるかと思うと、「多く語る」とと言って文句をつける。「少敷く
語る」と言って難癖をつける、この世はどうにもならぬものである。いちいち、相手の
気に、いるように、こっちの生活を変えることはできない。相手を追いかけきれない
のである。だからこそ、およそこの差別の世の中では、誰かに褒め垂れると思うと、
誰かにそしられるのである。一、二のそしりをいちいち気にしては生きていられない
というのである。
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1月に咲いている花「エリカ」
・蛇の目エリカの仲間で、 南アフリカ原産。 花の形が細長い。 ・冬から春にかけて咲く。 色は白やピンク。 いろいろ種類がある。 ・「クリスマスパレード」 と呼ぶ種類もある。 (花がいっぱい並ぶ様を、 クリスマスのパレードに なぞらえた) ・1月13日の誕生花(エリカ)。 ・花言葉は 「良い言葉」(エリカ)。
(季節の花300より)