人生日訓(119)
「鞭を受けたる良馬の如く」
法句経に、「まこと鞭を受けたる良馬の如く、なんじら、また専心努力せよ」とある。
インドというところは、象の多い所であるからお経にも象の話が度々出ているが、イ
ンダス川の附近からは、昔から良馬を産出しているので馬の話も沢山経文に出てく
る。釈迦はよく、馬のたとえ話をされた。この法句もその一つであろう。悪い馬は鞭で
いくらぶちのめしても、なかなか動きださぬ。本当にいい馬、良馬、駿馬といわれる
ものは、鞭を受ける前に、鞭の音や影で、さっと走り出すというたとえが度々出てい
る。その性質のいい馬が、立派な御者の鞭でさっと駆けだす。そのように、人間もい
い先輩の助言や励ましを受けたなら思いきり、はりきって走り出すのがいいとすす
められたものであろう。
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1月に咲いている花「ヒマラヤ雪ノ下」
開花時期は、12/15 ~ 翌 4/20頃。 ・ヒマラヤ地方原産。 明治初期に渡来。 ・きれいなピンク色の花。 長い間咲く。 ・暑さ寒さに強いが 湿気を嫌うらしい。 ・林下や岩の間で生育する。 ・名前は、 ヒマラヤ、シベリア地方に多くて 寒さに強く、 冬でも常緑の葉を雪の下から のぞかせていることから。 (または、「雪の下科」である ところから)。 ・葉は革質で固い。 葉や茎にタンニンを多く 含むので、 ロシアではこのタンニンを 製革用に使用している。 ・何年たっても草姿が乱れないので 園芸品種として人気がある。
(季節の花300より)