人生日訓(127)
「彼を御者と呼ばん」
法句経に、「人もしまさに怒れるをおさえ、奔(はし)る車を止めむる如く、自らを調え
なば、われ初めて彼を御者よ呼ばん。然らざる人は、ただ手綱をもつものなり」とあ
る。手綱を持って馬車を駆り立てているものが御者ではあるが、もし、その御者が肚
立っぽくて、横切ろうとする通行人を怒鳴ったり、乗客や同僚と喧嘩口論でもするよ
うなら、それは本当の「御者」とは言えない。ただ「手綱」持っているだけの人形に過
ぎない」との釈迦の激しい諷刺である。今日、町中を自動車が走り回って、毎日のよ
うに交通事故が起こっている。それよりももっと怖いのは、その運転手が酒を飲んだ
り、喧嘩をしたり、交通法規を守らないことである。自動車のハンドルは手に持って
いるけれども、自分自身のこころ、意志に対するハンドルを持っていないことになる。
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1月に咲いている花「パンジー」
開花時期は、10/10 ~ 翌 7/10頃。 ・ヨーロッパまたはアジア西部原産。 ・19世紀以降欧米各国で 改良が進んでいる。 日本へは江戸時代に 渡来した。 いろいろ へ ・菫(すみれ)の園芸品種。 ・いろいろな種類がある。 ・秋から翌春にかけて長く咲き続け、 花壇の主役として利用される。 寒さに強い。 ・ポーランドの国花。 ・「パンジー」は フランス語の「パンセ(考える)」 という意味で、 つぼみが下を向く形が、 人が頭を垂れ物思う姿に 似ているところから命名。 ・パンジーに似た品種に 「ビオラ」がある。 花の直径が3~5cm以上のものを 「パンジー」、 それより小さいものを 「ビオラ」と、 区分けして呼ぶことがあるそうだ。 「ビオラ」の名は、 属名 Viola から。 ・別名 「三色菫」(さんしきすみれ)。 三色って、黄、紫、黒かな? ・1月9日、2月8日の 誕生花(パンジー)。 ・花言葉は「思慮深い」 (パンジー)。
(季節の花300より)