人生日訓(118)
「駿馬にも鞭(むち)うつ理(ことわり)あり」
日蓮上人の文永六年に書いた書簡に出る句である。「馬」というものは古代から犬
と共に人類に縁の深い動物であるから、いろいろと人生問題に引き合いに出され
ている。鞭を当てても、走りだそう炉せぬのが「駄馬」である。「駿馬」というものは、
鞭を受けずとも走るべき時には走りだすし、鞭の影を見てとって走り出すと聞く。そ
うした素性のいい良馬に、更に百尺竿頭、更に一歩すすめて鞭を当てたら、どんな
に速く駆け出すことであろう。日蓮の狙ったことは「鬼に金棒」というか、良馬駿馬に
一層拍車をかけた、万全のことを考えたのである。
歳時記
七草
1月7日。
五節句は3月3日、5月5日など奇数の月と重なる日が選ばれていますが、1月は1日
の元日を別格とし、7日の人日を五節句(五節供)に入れています。「七草」「七草の
節句」「七種(ななくさ)の節句」ともいいます。
七草がゆを食べる風習は今でも残っていますね。
古代中国では、正月1日に鶏、2日に狗(犬)、3日に羊、4日に猪、5日に牛、6日に馬、7
日に人、8日に穀を占う風習がありました。それぞれの日にはその動物を殺さないよ
うに、7日には犯罪者に対する刑罰を行わないことになっていました。
その日が晴天ならば吉、雨天ならば凶の兆しであるとされていて、7日の人の日には
邪気を祓うために、七草の入った粥を食べ、一年の無病息災を祈ったのだともいわ
れています。
これが日本に伝わり「七草がゆ」になりました。
昔は「七草囃子」を歌いながら、七草を包丁で刻んでいたそうです。
平安時代は宮中の儀式でしたが、江戸時代には一般に定着し、江戸幕府の公式行
事となりました。
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1月に咲いている花「プリムラ」
開花時期は、12/10 ~ 翌 5/15頃。 ・よく見かけるのは花びらの大きい、 「プリムラ・ポリアンサ」 (地面の近くで花が咲く)。 「プリムラ・ジュリアン」は ポリアンサの品種の一つ。 「プリムラ・オブコニカ」は 茎が高く伸びる。 ・「西洋桜草 (せいようさくらそう)」は 野生の桜草の園芸品種で、 プリムラの一種。 「西洋桜草」の別名は 「マラコイデス」、 「乙女桜(おとめざくら)」。 マラコイデスの名前で よく知られている。 ・1月22日の誕生花 (プリムラ・ポリアンサ) 2月11日、12月19日の 誕生花 (プリムラ・オブコニカ) ・花言葉は 「無言の愛」 (プリムラ・ポリアンサ) 「青春の美しさ」 (プリムラ・オブコニカ)
(季節の花300より)