人生日訓(667)
「われ当来の仏を合掌す」
子供は無限の可能性、仏性を持った存在である。子を持つ親、子供を育てる世
の教員たちは、「仏づくり」の大きい使命に自省すべきである。イエスも釈迦
も孔子も、みんな、かっては子供であった。生れ落ちてからの賢人天才も存在
しない。みんなその育て方である。お互い成人に達したものは、ひそかに反省
して、子供を立派に成人させることの責任がお互いの上にかぶさっていること
に強く反省すべきである。今日聞くところの非行不良の青少年の存在は、その
責任の大半を私共が背負わねばならぬと思っている。
===================================
5月から咲く花「杜若 (かきつばた)」
開花時期は、 5/ 5 ~ 5/末頃。 梅雨の少し前に咲く。 花色は、青紫、白。 ・「杜若(かきつばた)色」■ → 色 いろいろ へ ・昔、花の汁で布を染めたので 「書き付け花」となり、 だんだん 「かきつばた」に 変化していったらしい。 「燕子花」とも書く。 また、万葉集の時代には 「垣津幡」「加古都幡多」 などと書いた。 (でも、なんで「杜若」の字に なったのかな? とても カキツバタ、とは読めない・・) ・1770年頃、 ロシアのバイカル湖の近くで パラス(Pallas)さんが発見した。 ・”いずれ文目(あやめ)か 杜若(かきつばた)” = 区別できないことの たとえ 文目は乾いた土地、 杜若は水の中から生えるので、 2つを並べた場合は 区別できそう。 花菖蒲は、 これらより開花が遅い。 (6月になってから)。 詳しくは下記「見分け方」参照。 ・5月13日、7月3日の 誕生花(杜若) ・花言葉は 「幸運、雄弁」(杜若) ・愛知県の県花(杜若) ★三河の国(愛知県)の 「八つ橋(やつはし)」は 昔から杜若の名所だった。 そこで詠まれた歌。 「から衣(ころも) 着つつなれにし つましあれば はるばる来ぬる 旅をしぞ思ふ」 伊勢物語 在原業平 (ありわらのなりひら) 「か」「き」「つ」「は」「た」 の5文字が、 それぞれの句の先頭にある。 ・「かきつばた 衣(きぬ)に摺(す)りつけ 丈夫(ますらを)の 着襲(きそ)ひ猟(かり)する 月は来にけり」 万葉集 大伴家持 (おおとものやかもち) 「神山(こうやま)や 大田の沢の かきつばた ふかきたのみは 色に見ゆらむ」 藤原俊成 (ふじわらのしゅんぜい)
(花図鑑より)