季節の花と言葉の花束

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季節の花「栴檀 (せんだん)」

2021-05-31 04:54:33 | 暮らし
人生日訓(690)

視よ、これはわふぁ母、わが兄弟なり」

私なども、このごろ、しみじみと「我が子、我が実母」などとつま

らぬところにへだてをつけていることの自分の愚かさ、頼りなさに、

つくづく嫌になることがある。そんな気持ちでこのイエスの言葉を

噛みしめて見ると、本当にうら恥ずかしい気持ちがする。どうか

「袖すり合うも他生の縁」かというが、地上の人間はみんなお互い

に親兄弟ではなかろうか。そう思ってはいけないだろうか。私はそ

んな四というほどの気持ちに一日も早くなりたいと思っている。

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5月から咲く花「栴檀 (せんだん)」


開花時期は、 5/20 ~ 6/10頃。 ・紫色の小さな花。  花びらは5~6弁。  竹とんぼが  回転しているような姿♪  目立たない。 ・「楝(おうち)色」■  (楝(おうち)=昔の栴檀の呼び名)   → 色 いろいろ へ ・秋に楕円形の実が  枝一面につき、  落葉後も木に残るさまが  数珠のようであることから  「センダマ」(千珠)  の意で命名された。 ・材は建築用装飾、  家具、木魚、下駄などに  用いられる。 ・漢方では、実、樹皮、根皮が  駆虫に用いられる。 ・”栴檀は双葉より芳し”  の栴檀は  この栴檀のことではなく、  白檀(びゃくだん)という木  のことを指す。  (白檀は別名を栴檀と呼ぶ)  <参考>  ”栴檀は双葉より芳し”  (せんだんは   ふたばよりかんばし)   栴檀(白檀)は発芽したころから   芳香を放つことから、   優れた人物は、   幼いときから他と違って   優れていることを   示すことわざ。 ・「妹(いも)が見し   楝(あふち)の花は   散りぬべし   わが泣く涙   いまだ干(ひ)なくに」   (楝=栴檀)    万葉集    山上憶良    (やまのうえのおくら)  「珠に貫く   楝(あふち)を宅に   植ゑたらば   山ほととぎす   離れず来むかも」   (楝=栴檀)    万葉集    大伴家持

(花図鑑より)


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