季節の花と言葉の花束

写真付きで季節の花や言葉の意味をを書くならgooブログ

季節の花の紹介と言葉の花束を書いています。

季節の花「10月桜」

2017-12-21 04:36:21 | 暮らし
名言名句(101)

「しみじみと逢いたしとおもふ友だちの 減りゆきしこと

今宵おもはる」  『若山 牧水』


長生きすると、人生において大事なものは何か、ということを

考える機会が多くなります。財産か、それとも愛しうる女性か

など、人それぞれの思いも違うでしょうが、結局、得難いもの

は友人である。ということに落ち着く人が少なくないでしょう。

友人ほど有難い存在はありません。妻にも子供にも、また親に

も打ち明けられないことでも、友人には相談することが出来た

という経験は、四十代を超えた人なら大抵持っているはずです。

特に、男性の場合に多い事も言えます。友人を題材にした短歌、

俳句、詩の多くは、男性が作っています。

この短歌は、牧水の「くろ土」という歌集に、「冬の夜」の

サブタイトルが付けられておさめられています。


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12月に咲いている花「10月桜」

花の特徴 秋から冬にかけて花が咲くので、はっと

人目を引く。

開花時期は10月から4月にかけてで、断続的に小さい花

を咲かせる。

春の花のほうが少し大きい。

花の色は白ないし淡い紅色である。

花径は25~35ミリくらいあり、花弁数は10~20枚

である。

萼筒は太い壷型で、雌しべが長く突き出る。

葉の特徴 葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。

実の特徴 花の後にできる実は核果(水分を多く含み

中に種が1つある)である。

ただし、結実するのは稀である。

この花について ―

その他 江戸彼岸(エドヒガン)と豆桜(マメザクラ)の

交雑種といわれる小彼岸桜(コヒガンザクラ)の園芸品種で

ある。

江戸時代の後期から広く栽培されてきた。

(みんなの花図鑑より))


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季節の花「紫紺野牡丹(しこんのぼたん)」

2017-12-20 04:34:10 | 暮らし
名言名句(100)

「今日なし得るだけの事に全力を尽くせ しからば

明日は一段の進歩があろう」 『ニュートン』


今日のうちに、これだけの仕事が片付くであろうか、

と思案することがあります。その思いの中には、

やってやれないことはないが、しかし、ひょっとする

と明日に回さなければならないかも知れない、と言っ

た思いがあります。問題は、やろうと思えば出来ない

ことではないということでしょう。やる気がいかに大事

であるか、理屈で分かっていても、いざ実行しようと

いう段になると、なかなか取り掛かれないのです。

やれば簡単なことでも、やる気がないと、簡単なことが

山積みになって、ついつい億劫になってしまいます。

それがいけないということです。そういう場合、引っ込み

思案が先に立って、仕事を明日に回すようであれば、職業

のプロとは言えないということです。

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12月に咲いている花「紫紺野牡丹(しこんのぼたん)」


花の特徴 濃い紫の比較的大きな美しい花をつける。

花弁は普通は5枚である。

ノボタンとは雄しべの色が異なり、紫色である。

また、雄しべは10本である。

そのうちの5本が長く、葯(雄しべの花粉を入れる袋)の

部分が節のように曲がっている。

このためブラジリアン・スパイダーフラワーとも呼ばれている。

花は一日花で、朝咲いて翌日には散る。

葉の特徴 葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。

葉にはビロード状の短い毛が生える。

実の特徴 花の後にできる実はさく果(熟すると下部が

裂け、種子が散布される果実)である。

この花について 寒さには比較的強く、暖地では冬でも屋外で

育てることができる。

その他 「野牡丹」の名でも流通しているが、日本原産の

ノボタンはノボタン属で仲間が異なる。

属名の Tibouchinaは はギアナの現地語での土地の名から

きている

種小名の urvilleana は探検家の「デュルブィユさん

(D. dUrville)」の名からきている。

(みんなの花図鑑より))





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季節の花「山茶花(さざんか」

2017-12-19 04:48:01 | 暮らし
名言名句(99)

「我が身を立てんとせばまず人を立よ」『論語・雍也篇』

自分の目的を達したいと思うなら、人にもその望みを

達するようにすることが大切である、ということです。

しかし、そうは思っても、人間の本質は、自分ほど可愛

いもんはない、と常に考えているものです。決して他人

のことを自分より優先させて考えようとはしないもので

ある、とも言えます。そのような考え方は度量が狭く

浅薄だから、もっと幅広い気持ちを持とうとしても、なか

なかそうはいきません。それを「論語」の雍也篇では

「仁者」のあり方として、一つの正しい方向を示して

います。仁とは、人間らしさということで、人間らしさ

ある人は、互いに譲り合う精神があります。


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12月に咲いている花「山茶花(さざんか」

花の特徴 枝先や葉の脇に花径5センチから

7センチくらいの白い5弁花をつける。

花は横に平らに開き、雄しべは椿(ツバキ)のよう

に筒状にはならない。

園芸品種には、花の色が赤や桃色のもの、八重咲き

をするものなどがある。

花弁はばらばらに散る。

葉の特徴 葉は楕円形で、互い違いに生える

(互生)。

葉の先は尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。

椿(ツバキ)の場合はぎざぎざ(鋸歯)はない。

葉の質は革質で艶があり、表面は濃い緑色をしている。

実の特徴 花の後にできる実は球形のさく果

(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。

この花について 果実から採取した油は椿油と同様

に用いられる。

和名の由来は、山茶花の読み「サンサカ」が訛った

ものと言われている。

属名の Camellia はイエズス会の宣教師「カメル

(G. J. Kamell)さん」の名からきている。マニラに

住み、東アジアの植物を採集した。

種小名の sasanqua は「山茶花」のことである。

(みんなの花図鑑より)


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季節の花「コバノセカンナ」

2017-12-18 04:39:56 | 暮らし
名言名句(98)

「柔能く剛を制す」『三 略 』

柔軟性のあるものは、巧みに、硬質のものを押さえるものだ、

ということです。つまり、強い者が必ずしも勝つとは決まって

いません。弱者に、真の力強ささのある場合もあるもです。

「三略」は中国兵法の古典で、黄石公の撰と言われますが、

実際は、後代の偽作。上略・中略・下略の三巻の中の上略に

この言葉があり、「弱能く強を制す」と対句になっています。

職場などで、いつも笑顔を絶やさない温和なひとがいます。

そういうタイプの人には、永年勤続者がほとんどです。

いろんな職場を眺めてみると、大体がそうです。

何故でしょうか?

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12月に咲いているJ¥花「コバノセカンナ」

花の特徴 花径は3、4センチの黄色い5弁花である。

2本の湾曲した雄しべが特徴である。

葉の特徴 葉は偶数羽状複葉(鳥の羽のように左右に

小葉がいくつか並んで1枚の葉が構成される)である。

小葉は長さ2、3センチの細長い楕円形で、縁が肥厚している。

夕方になると葉を閉じる。

実の特徴 花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が

入るもの)である。

この花について ―

その他 分類体系によってはジャケツイバラ科とされる。

英名はスクランブルエッグ(scrambled eggs) である。

属名の Senna はアラビア語の「sana(耳)」からきている。

莢が耳の形に似ていることから名づけられた。

種小名の pendula は「下垂の」という意味である。


(みんなの花図鑑より))


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季節の花「木立ダリア」

2017-12-17 04:19:47 | 暮らし
名言名句(97)

「一汁一菜(いちじゅういっさい)垣根が奏づ虎落笛(もがりぶえ)『中村 草田男』

虎落笛というのは、竹垣や柵などに冬の烈しい風が吹き付ける

時に発する笛のような音のことを言います。

竹垣や柵などの隙間は細く、冬の烈しい風が吹きつけると、笛の

ように可細く鋭い音が生じます。その独特の音色のことを言うの

です。一汁一菜は、一椀の汁と一皿のおかずのことで、粗食の

ことをこの言葉で代表しています。粗末な夕食時、冬の風が段々

勢いを増してきて、庭の垣根のあたり、虎落笛を聞く、ということ

ですが、貧しく狭い家の中で、貧しいけれども温かみのある家族の

夕食時に、外で虎落笛の音がひっきりなしに鳴っている情景は、外

の寒さと対比して、家の中の温かさを浮かび上がらせています。

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12月に咲きている花「木立ダリア」

花の特徴 淡い紫色をした大輪の花(頭花)をつける。

花径は10センチから15センチくらいある。

舌状花は8枚で、真ん中に黄色い筒状花がある。

葉の特徴 葉は2~3回羽状複葉で、互い違いに生える
(互生)。

羽状複葉というのは、鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並

んで1枚の葉が構成されるもののことである。

枝分かれを2、3回繰り返して、それぞれの先に羽状複葉を

つけて1枚の葉となる。

小葉の形は披針形である。草本だが、茎が木質になる。

実の特徴 花の後にできる実はそう果(熟しても裂開

せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。

この花について ―

その他 「木立」と書くと普通は「キダチ」と読むが、この

場合は「コダチ」と読む。

皇帝ダリア(コウテイダリア)の別名もある。

属名の Dahlia はスウェーデンの植物学者「アンデルダース

(AndreasDahl)」の名からきている。

種小名の imperialis は「皇帝の」という意味である。

(みんなの花図鑑より))



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