季節の花と言葉の花束

写真付きで季節の花や言葉の意味をを書くならgooブログ

季節の花の紹介と言葉の花束を書いています。

季節の花「アベリア(ハナゾノツクバネウツギ)」

2023-05-16 04:50:17 | 暮らし
一日一名言(244)

だから、僕の日本に対する愛は、みそ汁に対する

愛国心みたいなものだよ

冒頭は、「では何なのか」という問いに対する、小澤征爾さんの著作から

引き出した著者の答えなのだが。

「日本国でも、歴史上、幾多の政治権力が交代してきた。しかしみそ汁はあま

り変わってないし、四季の変遷も変わってないのね。それが日本人の血という

ものだと思う」

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5月に咲いている花「アベリア(ハナゾノツクバネウツギ)」

花の特徴 枝先に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、白ないし淡い紅色を帯びた花をつける。 花冠は鐘形で、長さが2センチくらい、花径が1センチくらいである。 筒部は淡い紅色を帯び、先は5つに裂けて開き、色は白い。 萼片は5枚である。 雄しべは4本、雌しべは1本である。 花にはよい香りがある。

葉の特徴 葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。 葉の先は尖り、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。 葉の質はやや厚く、艶がある。

実の特徴 なし

この花について 樹形は株立ち型である。

その他 タイワンツクバネウツギ(Abelia chinensis)とアベリア・ウニフロラ(Abelia uniflora)の交雑種だと考えられている。 日本へは大正時代に渡来した。 和名はハナゾノツクバネウツギという。 和名の由来は、花の落ちたあとの萼片の形が羽根つきの羽根に似ているというところからきている。 

(花図鑑より)
        

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季節の花「アネモネ(ウインドフラワー ) 」

2023-05-15 04:44:32 | 暮らし
一日一名言(242)

日本人は新しいものに夢中になり、陽気で快活、

人生を楽しむすべを知っており、金には目もくれない

明治九年、二十七歳で初来日し、以来二十六年間に亘って教壇に立った

「日本医学の父」エルヴィン・ベルツ。

冒頭はエッセー「日本人の心理」の一文。

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5月に咲いている花アネモネ(ウインドフラワー ) 」

花の特徴 花径は4センチから10センチくらいである。 花弁に見える部分は、萼片が大きくなって変化したものである。 花の色は鮮やかで、赤、ピンク、紫色、青、藤色、白など数多くの色がある。 また、一重咲き、半八重咲き、八重咲きなどもある。

葉の特徴 根際から生える葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、小葉は羽状に裂ける。

実の特徴 そう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)

その他 日本へは明治時代の初期に渡来した。 ボタンイチゲ、ハナイチゲなどの和名がある。 アネモネの名は、ギリシャ語で風を意味するanemos(アネモス)から来ている。 英名もウィンドフラワー(wind flower)という。 ギリシャ神話では、女神アフロディーテの涙から生まれた花といわれ、ローマ神話では風の神ユピテルに愛された少女の生まれ変わりだとされる。 俳句の季語は春である。 全草にプロトアネモニンを含み有毒である。 ボタンイチゲやハナイチゲと呼ばれることもある。 

(花図鑑より)

        

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季節の花 「アズマイチゲ [東一華]」

2023-05-14 04:36:22 | 暮らし
 一日一名言(242)

私はだれだ? 私とは何だ? 私はどこから来たのだ?

私はどこに行くのだ?   『フランケンシュタイン』

「主」から見放された人造人間は山奥にひそみながらことばを独習する。

そしてミルトンの『失楽園』やゲーテの『若きウェルテルの悩み』、

ブルタルコスの『英雄』を読める迄になり、冒頭のような自問する。だが、

その姿ゆえに鞭で終われ、おぼれる少女を救助した「むくい」として銃撃される。

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5月に咲いている花「アズマイチゲ [東一華]」

花の特徴 白い花を茎先に1つつける。 花径は3、4センチくらいである。 白い花びらのように見えるのは萼片である。 萼片は8枚から13枚ある。 花の真ん中に雄しべがたくさんあり、その真ん中に雌しべがやはりたくさんある。

葉の特徴 根から出る葉には長い柄があり、2回3出複葉といって3出複葉の葉軸が枝分かれして両側に3出複葉がつく。 茎につく葉は3出複葉で3枚が輪生し、先が垂れ下がる。 小葉の形は卵形で、先にぎざぎざ(鋸歯)がある。

実の特徴 そう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)

その他 「東」は関東を意味する。 「一華」はイチリンソウ属の花の一名で、花が茎の先に1つだけつくことからきている。 よく似たキクザキイチゲとは、本種の葉が深く切れ込まないことで区別する。 

(花図鑑より)

        


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季節の花「アスパラガス」

2023-05-13 04:47:58 | 暮らし
一日一名言(241)

立法権は単に国家最高の権力でもばかりでなく、

神聖かつ不変のものである

その立法権はだれの手にあるのか。ジョン・ロックの答えはもちろん

「公衆(国民)」であり、国民が選んだ議会である。

「すべての人は万人が平等で独立している」(『統治論』)の一文に代表され

るロックの政治思想はフランス革命と米国憲法を経て、現代にまでおよぶ。

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5月に咲いている花「アスパラガス」

花の特徴 細長い花枝の先に黄緑色をした釣鐘形の小さな花をつける。 花径は1センチに満たない。 雄株と雌株があり、雄花と雌花が別々の株につく。 雄株は雄しべが目立つ雄花を咲かせ、雌株は雌しべと子房が目立つ雌花を咲かせる。

葉の特徴 葉は退化して糸状の葉状枝(偽葉)というものになっている。 葉状枝は節に1枚ずつ互い違いにつく。

実の特徴 雌株には実がつく。 実は直径7、8ミリの球形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、秋になると赤く熟する。 実のなかには黒い種が4個入っている。

その他 古代ギリシャ時代から栽培されていたという。 日本へは江戸時代にオランダ人によって伝えられたが、観賞用であった。 作物としての歴史は新しく、大正時代に北海道で栽培が開始された。 若い茎が食用とされる。 グリーンアスパラガスとホワイトアスパラガスの違いは栽培方法によるもので、品種の違いではない。 俳句の季語は春である。 

(花図鑑より)
       


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季節の花「アスター(エゾギク)」

2023-05-12 04:24:31 | 暮らし
一日一名言(240)

うらうらに照れる春日にひばりあがり

情(こころ)悲しもひとりしおもへば

日本人の心の原点である最古の歌集『万葉集』に、最多の約四百八十首が

おさめられた歌人大友家持。万葉集の最終的な編集に関わったともいう。

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5月に咲いている花「アスター(エゾギク)」

花の特徴 花(舌状花)の色は赤、ピンク、紫、白など多彩である。 また、一重、半八重、八重、平弁、管状弁、針状弁など品種も豊富である。 花径は小さなもので3~4センチ、大きなものは10~15センチくらいある。 筒状花の色は黄色で、総苞(花序全体を包む葉の変形したもの)は緑色である。

葉の特徴 葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。 葉の縁には粗く不揃いなぎざぎざ(鋸歯)がある。

実の特徴 そう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)

この花について 茎には毛が生えている。

その他 1属1種である。 エゾギク、サツマギクなどの別名がある。 英名はチャイナ・アスター(China aster)である。 俳句の季語は夏である。 

(花図鑑より)
       


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