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http://mylibrary.maeda1.jp/0475OilMajor2019-2ndQtr.pdf
1. 五社の1-3月期業績比較 (続き)
(4)売上高利益率 (図:http://menadabase.maeda1.jp/2-D-4-53.pdf 参照)
売上高利益率はChevronが11.1%と最も高く、Total 5.4%、ExxonMobil 4.5%、Shell 3.3%と続いており、利益率が最も低いのはBPの2.5%である。前年同期に比べると、Chevronを除く4社の利益率は低下している。
(5)設備投資
(図:http://menadabase.maeda1.jp/2-D-4-54.pdf 参照)
2019年4-6月期の設備投資額が最も多いのはExxonMobilの81億ドル、これに次いでChevron 53億ドル、Shell 52億ドルが並んでいる。BP及びTotalの設備投資額はそれぞれ38億ドル及び34億ドルであり、ExxonMobilの半分以下である。前年同期と比較するとTotalが37%と増加率が最も高く、ExxonMobilは2割増、BP及びChevronは1割増である。Shellはわずかではあるが前年同期を下回っている。
(5)原油・ガス生産量
(表http://menadabase.maeda1.jp/1-D-4-22.pdf 参照)
(図http://menadabase.maeda1.jp/2-D-4-55.pdf参照)
今年4-6月の原油生産量はExxonMobilが平均日産量239万バレル(以下B/D)で5社の中では最も多い。その他の4社はいずれも200万B/D未満でChevron(186万B/D)、Shell(184万B/D)、Total162万B/Dである。BPの原油生産量は5社の中で最も少ない130万B/DでExxonMobilの5割強にとどまっている。ExxonMobilは世界各地で万遍なく原油生産をおこなっており他社を圧倒している。前年同期と比較すると5社はいずれも増加している。
天然ガスの生産量はShell1社のみ日産100億立方フィート(以下cfd)を超えている。第2位のExxonMobilは91億cfdであり、残る3社はBPが77億cfd、Total 74億cfd、Chevron 73億cfdであった。前年同期に比べるとTotalが20%と大幅に増加しており、天然ガス鉱区の開発或は買収を積極的に行った結果とみられる。
天然ガスを石油に換算した原油・天然ガスの合計生産量ではExxonMobilは391万B/Dでこれに次ぐのがShellの358万B/Dである。その他の3社はChevronが308万B/D、Total 296万B/D、BP263万B/Dである。石油と天然ガスの比率を見ると、ExxonMobilは石油61%、天然ガス39%であり5社の中では石油の比率が最も高い。その他の各社の石油と天然ガスの比率はChevronが石油60%:天然ガス40%、Totalは石油55%:天然ガス45%である。Shell及びBPは石油と天然ガスの比率がほぼ同じである。
(続く)
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