ITSを疑う

ITS(高度道路交通システム)やカーマルチメディア、スマホ、中国関連を中心に書き綴っています。

ETC車専用インターチェンジ

2007年10月10日 | ITS
今日の朝日新聞一面トップに、「ETC車専用インター整備へ 地方に200~300カ所」という記事が載っていた。新聞社のリンクはそのうち消えちゃうけど、とりあえずここに貼りましょう。

これは、国交省がスマートICと称しているもの。スマートICって名称は何かICチップを使ったハイテク系装置のような感じがするので、どうもピンとこない。

このスマートICについては私の過去のエントリーも参照ください。

まあ、出入り口を増やして利便性を高めるというのと、ETC専用にするというのは実は「違う話」なんだけど、どうも意図的にMIXED UPされているように思えて仕方がない。

それはそれとしても、どうしても納得できないのが

---ここから引用---
ICはふつう高速道路会社が整備するが、ETC専用ICは、高速道路の利用促進と地方活性化を目的として、国の負担でつくる方針。揮発油税(ガソリン税)などの道路特定財源を事業費にあてる考えで、使い道を限らない一般財源に回る額を抑える思惑もありそうだ。
---ここまで---

というところだ。

高速道路会社って、民営化したんでしょ?
で、スマートICってのは利用者の利便向上、ひいては売上げ向上になる話だ。それなのになんで国の負担で作る、なんてことになるのだろうか?
まったく理解できない。

SA,PAがあってその横を走る公道があるなら、誰だってここから出入りできれば便利だ、と思うだろう。徴収コストはかかるにしても、簡単に作れたはずだ。
それをもう何十年も放置していて、いまさらなにか大発明のようにスマートICとかいってぶち上げ、ETC以外は使えないといい、しかも税金を使いたいという。
工事費は3億から8億って、本当にあんな駐車場ゲートみたいなもんにそんなにかかるのか?
(周辺道路の整備は必要だろうが)

利用者の利便だけがいつも置き去りにされているように感じて仕方がない。