☆★今日のショット★☆

綺麗なお花や美味しいたべものなどあれこれあれこれ載せて行きたいと思います。

何かに導かれて・・・その1

2005-11-06 18:03:32 | 演劇
昨日、一昨日は冬支度がかなり出来たので、今日は銀杏の黄葉を見に行こうかなとつらつら考えていた。
昨夜の中島公園も捨てがたいな。でも、一度北大の銀杏並木も見てみたいと思い、地下鉄に乗り込んだのでした。

銀杏並木に行くには地下鉄南北線北12条駅で下車するのが一番近い。でも北18条駅に下りることにした。この駅は、13年前、働きながら夜学で通っていた「北海道デザイナー学院」のある駅で、懐かしかった。

北大の構内に入り、深まる秋を感じながら歩いていると

というポスターを見つけた。「11/6 14:00」となっている。
今日だ。今何時?13:50だ。ええ、どうする。
迷いながら歩いている。恵迪寮って結構離れている。
でも歩いているそばから、まるで「おいで~」と招くようにポスターが貼られている。いつのまにか何かに引かれるように公演場所についてしまった。

恵迪寮の図書館に入りうろうろして学生に聞きながら行くと、2階で公演していた。いやー汚いこと。足の踏み場もないよ。

とある入り口で待機している女性に導かれて、中に入る。
むしむしして暑いし、なんか汗くさい。
舞台を観ると暗幕も照明も雑に吊ってあって、いかにも手作りだ。
台詞も演技も下手。内輪受けにも外部のものには解らない。

でもね、なんか許せる。「大学生」という肩書きがあるからかな。
小手先の技術を使えないから、ストーリーが不思議に入ってくる。
気持ちばかり先走る演技に「若いっていいな」と思った。
可能性があって、好きなことしてみて、人を好きになったり、何かに打ち込んで。若い時ってこういう自由さが必要だなー。私も同じ年頃の若者達と一緒にいるけれど、大人の考えを押しつけすぎているようで、少し学生がかわいそうになった。
もちろん、北大とうちの学校とは学力も、在り方も違うから比較は出来ないけれど、若者らしい感性で自分の好きなこと思いっきりやらせたい気持ちになった。

社会人の劇団公演はものすごく厳しい目で観ている。
立場が違う今日の公演に出会って、受け止める感覚が違うことを感じた。

つづく

コメント
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