☆★今日のショット★☆

綺麗なお花や美味しいたべものなどあれこれあれこれ載せて行きたいと思います。

入院中に読んだ本

2006-03-19 21:53:00 | ノンジャンル
入院中、いつも読まないタイプの本を読んでみました。

映画化になったので興味を持って読んでみました。
有名な数学者、しかし記憶が80分しか持たない。
彼の家で働く家政婦と息子の関係を通して、人のやさしさや悲しさを表した秀作である。
「数字の持つ無限の美しさ」を説く博士ではあるが、宇宙的な考え方に左脳が働いてしまい、想像力が働かなかったわたしである。
こういった小説に慣れていないのかな。悲しみとか愛しさとか優しさとか、分量って計れないでしょ。もしかしたら映画の方が私には合っているのかもしれない。

リアル鬼ごっこ
この本は、姪が貸してくれた本である。
西暦3000年。「佐藤」という姓の王子様。世の中に「佐藤姓」があまりにも増えすぎて、一週間午後10時から12時までのあいだ、佐藤を抹殺するという鬼ごっこを実施する。主人公「佐藤翼」は父をそれで失う。そして大切な友や妹まで・・・。佐藤翼はこの一週間、鬼から逃げられるのか・・・
シュールである。そしてスピード感溢れるストーリー展開に、作家の若さを感じる。一気に読み終えるくらい面白かったが、かなり怖い話である。世の中が平和すぎると刺激を求めて何かしたくなるのか。



小学校時代、誰もが読んだことのある本では無いかと思う。
本屋さんでこの本を見つけたとき、これを最初に翻訳したのが、革命家の「大杉栄」であることを思い出した。そして改訂版ではドラゴンボールやDrスランプで有名な鳥山明が挿絵を描いていることも興味をそそり、買ってみた。
スカラベ・サクレ(神様の甲虫)といわれる「フンコロガシ」。
この生態を何年にも渡って調べたファーブル。このスカラベが面白い。羊の糞を美しい球形に整えて運び、卵を産んで成虫になるまで、実に多くの実験をしているのである。子供の頃、この本にどんな感想を持ったか全然覚えていない。特に虫に興味があるわけではない。
こういう生態系があるのかと思うと、生物って奥が深いなーと思う。
この本を読んでいたら看護士さんに「渋いですね」といわれた(^^;)。
コメント
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