☆★今日のショット★☆

綺麗なお花や美味しいたべものなどあれこれあれこれ載せて行きたいと思います。

胡同のひまわり

2006-08-01 22:14:15 | 映画
午後から映画を観てきました。
今日は映画の日なので1000円ぽっきり(^_^)v

この映画は、文革の時、強制労働で6年間家族離れて暮らし、戻ってきてからは息子に自由を与えず、自分が出来なかった「絵を描くこと」を息子に強制した父親の話である。息子の名前は、ひまわりが咲いていた頃産まれたので「向陽」という。

子供だって人格はある。父の思うとおりの生き方を強制されたらどうだろう。いくら話しても聞く耳を持たない父親だったらどうだろう。
もし、私の父がそういう人だったら、家出したと思う。

父と子の確執が消えないまま時は過ぎ、息子は有名な画家になる。
父は息子に握手を求める。「父を越えたな・・・」

その後、父は一本のテープに言葉を録音し、失跡する。
「不器用で、おまえを(息子)一番愛しているのは私だとうまく表現できなかった。嫌な父であっただろう」・・・・。

父はもう二度と姿を現さなかった。
息子に子供が産まれた。病院から帰った時、家の前にひまわりの鉢植えが置いてあった。

どんな理由であれ、押しつける教育は人格さえ変える。
映画の中の父は、許すことの出来ない人だ。
だけど、偏ってはいたけれど「一番愛していた事を解って貰いたかった」という一言で、すべて許せるような気がした。

近代化により、胡同も消えつつある北京。
下町の長屋が無くなるように、情も消えていくようで切なかった。
コメント
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