昨日の朝、この言葉を見つけました。
「明日、世界が滅亡しても、今日私は、リンゴの種をまく」
衝撃でした。
どんな状況でも、希望を捨てない力強い言葉です。
東日本大震災から丸5年。
朝からテレビでは、被災地の今の状況を伝えていました。
福島県飯館村。
若い人たちは居なくなり、行き場の無い大きな黒いビニール袋が並んでいました。
そこには除染した土が入っています。
ただ袋に詰めただけ、土地は使えません。
そんな状況の中で、この村の未来を憂うおとうさん。
「ここに、そばの種、50kgまくよ。」
なんと!この絶望的な状況の中で、種をまく、と!
どんな状況でも諦めない、強い意志を感じ、心に突き刺さりました。
まさに、朝見つけた言葉と同じ。
地震後、何かをしたくても、何もできない自分が情けない。
でも、祈ることはできる。
いつものウォーキング。
東北を思い、祈りながら歩きました。
雪融けが進み、融けた雪の中から、ペットボトルや空き缶が出てきて、道路脇が汚い。
毎日、何個かのゴミを拾う。
なぜゴミを拾う?
それは、見る景色が、美しくあって欲しい、
大切な人が見る景色が、美しくあって欲しい、と願うからです。
それは、ほんの小さい事。でも、今、自分が出来る事。
毎年、ちゃんと感じよう。風化させないようにしよう。
そんな 事を考えていた 3.11でした。