
この作品は、1991年に、遊◎機械/全自動シアターの高泉淳子と劇団青い鳥の伊沢磨紀によって作られ、上演された、伝説の戯曲です。
この作品を、かねてから上演したいと望んでいた女優2人が、満を持しての登場です。
舞台をいつもの縦方向に使い、段差を付けた舞台を走り回る。
幼女から老女まで演じ分ける、1時間40分。
膨大なセリフ量、覚えるの大変だったろうなぁと思いながらも
後からじんわり心に響いてくる舞台でした。
そして、とても解りやすい内容だったと思います。
エピローグの老女2人に、見ている側も人生を共有して、とても愛おしくなりました。
そして、劇団員として長く続けて頑張っている2人に、役の2人が重なって見えていたのかも知れません。
20代の後半〜30代前半、小劇場全盛時代でした。
今では実力のある脇役で活躍されている俳優さんも多いですね。
劇団青い鳥の公演は、帯広から、出来たばかりの札幌本多劇場まで観に行きました。
懐かしいです。
そんな懐かしい雰囲気が、舞台から感じられたのでした。